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二度と言うな

2014-04-24 | 日本語新百科
現代日本語「誤」百科 974 二度とやめてください を例題にしている。
コラムの解説は、二度と という語句を、否定をともなう語として、否定の意味との結びつきの可否を説明する。二度と行かない となる例を挙げている。その説明で、二度と欠席する 二度と不足する というふうには、言えないのと同じように、二度と を使っていて、例題に、やめてください というのは、言えない、つまり間違いだとする。

これは、コラムだけの論理である。

コラムに作られた論法でそのようなことらしいが、一度、二度、三度と数え上げる言い方が、二度目はないということで、強調表現だとするのは説明ではよいとして、なぜこれを副詞として禁止と呼応する語法と説明しないのだろう。

二度とするな、二度と言うな、二度と来るな、といったように、慣用表現が意味するのは明らかにされてきたように、二度としない、二度と言わない、二度と来ない、と言うように、否定と呼応することもできるが、それだけではないのであるから、意味内容を捉えるなら、日本語の使い方を議論しての意味分析をするべきである。


デジタル大辞泉の解説
ど‐と【二度と】
[副](あとに打消しの語を伴って)同じような状況が重ねて起こるとは、まず考えられないさま。「―行くものか」「―ないチャンス」


大辞林 第三版の解説
にどと【二度と】
( 連語 )
(下に打ち消し・禁止の語を伴って)二度は。決して。 「こんな機会は-ない」 「 -来るな」
[句]
二度と再び


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