修飾語を語句にして、被修飾語の名詞に関係する修飾語句とすると、それはいくつかの分類ができる。修飾語句で文法用語とするのは連文節のとらえ方であるが、連文節の語と語との関係、語句と語の関係のように分析する。日本語文法ではその用語を用いて、修飾語、修飾語句、修飾句、修飾節、そして修飾文節を単位にすることができる。修飾語句と修飾文節はその用語を英語文法の解釈で見るもので、日本語との違いがある。しかし、文法の分析には言語としての共通現象を乱すことになる。ここで修飾語をさらに、連体修飾、連用修飾とする国語文法を、その文の要素としてとらえる見方を検討する必要があり、修飾語、被修飾語の用語では語法にとどまる。それを修飾語句とすれば、また、句法のレベルである。文法とするにはどうなるか。日本語教育の解説を見ると、次のような説明がある。
連体修飾の項である。
http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbow/manbow.php?id=1076&TAB=1
言語一般<日本語の構造>
>(1)連体修飾語を使って修飾する
連体詞で修飾する→この話、わが国など
形容詞で修飾する→おいしい料理、きれいな人など
動詞で修飾する→食べる物、太った人、知っている人など
(2)連体修飾句を使って修飾する
昔からの習慣(名詞+から+の)、突然の雨(副詞+の)など
(3)連体修飾節を使って修飾する
修飾節(述語を含む形)で名詞を修飾する形式である。修飾される名詞を「底(てい)」というが、この修飾節と底との関係によって、以下の三通りに分けられる。
① 内の関係(関係節による修飾/同一名詞連体修飾)
修飾節中の述語と底との間に何らかの格関係がある場合、これを「内の関係」という。「きのう読んだ本はおもしろかった」という連体修飾文をみると、修飾節の述語「読んだ」と、底「本」との格関係は、ヲ格の関係を持っている。内の関係にある連体修飾節を「関係節」という。
② 外の関係(内容節・同格節による修飾/付加名詞連体修飾)
修飾節中の述語と底との間に格関係がない場合、これを「外の関係」という。「さんまを焼いているにおいがする」という文では、修飾節の述語「焼いている」と、底「におい」の間には、どんな格関係も成り立たない。外の関係にある連体修飾節を「内容節」あるいは「同格節」という。
③ 外の関係(相対節による修飾)
関係節の底が省略されて、述語と底との格関係が見えなくなる形もある。相対節(補充節)といわれる。<
連体修飾の項である。
http://www.nihongokyoshi.co.jp/manbow/manbow.php?id=1076&TAB=1
言語一般<日本語の構造>
>(1)連体修飾語を使って修飾する
連体詞で修飾する→この話、わが国など
形容詞で修飾する→おいしい料理、きれいな人など
動詞で修飾する→食べる物、太った人、知っている人など
(2)連体修飾句を使って修飾する
昔からの習慣(名詞+から+の)、突然の雨(副詞+の)など
(3)連体修飾節を使って修飾する
修飾節(述語を含む形)で名詞を修飾する形式である。修飾される名詞を「底(てい)」というが、この修飾節と底との関係によって、以下の三通りに分けられる。
① 内の関係(関係節による修飾/同一名詞連体修飾)
修飾節中の述語と底との間に何らかの格関係がある場合、これを「内の関係」という。「きのう読んだ本はおもしろかった」という連体修飾文をみると、修飾節の述語「読んだ」と、底「本」との格関係は、ヲ格の関係を持っている。内の関係にある連体修飾節を「関係節」という。
② 外の関係(内容節・同格節による修飾/付加名詞連体修飾)
修飾節中の述語と底との間に格関係がない場合、これを「外の関係」という。「さんまを焼いているにおいがする」という文では、修飾節の述語「焼いている」と、底「におい」の間には、どんな格関係も成り立たない。外の関係にある連体修飾節を「内容節」あるいは「同格節」という。
③ 外の関係(相対節による修飾)
関係節の底が省略されて、述語と底との格関係が見えなくなる形もある。相対節(補充節)といわれる。<