述べるという語の意味を理解しない、それをすることを書く行為とだけとらえる、その書いている内容を語の羅列としている、そういう書き方と済ませてしまう。
これについて、AとBと違いを述べなさいとあれば、ただ、書き並べるだけですませる、ということがあった。
日本国語大辞典で、のべる は、のぶ という語から、述、宣、陳、などの、順を追って説くという意味がることがわかる。
述べること、書くこと、記すこと、などの行為が何をすることかと、少し考えてみるべきだろう。
記述、説明、解説、というふうになると、それは漢字語であるから、意味内容をとらえるかと思えば、そうでもない。
原稿と草稿の違いを見ると、それは下書きとしての文章、清書するための文章、仕上げて印刷にするか、それをそのまま公表する文章と、その違いは用法として使い分けられるので、その用途において表現されている。
http://ejje.weblio.jp/content/原稿
>
げんこう 原稿
a manuscript 《略: MS, 《複数形》 MSS》; a typescript (タイプで打った); a copy (印刷に回すばかりになった)
〈投稿〉 a contribution
〈草案〉 a draft
原稿を書く
write 《a book, an article, etc.》
原稿
a manuscript - EDR日英対訳辞書
きれいな原稿.
clean copy - 研究社 新英和中辞典
汚い原稿.
foul copy - 研究社 新英和中辞典
斎藤和英大辞典
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草稿
読み方 そうこう
名詞A draft; a rough draft; a rough copy; a foul copy; notes
用例
これは草稿だから清書して上げよう
This is a rough draft, so I will have it copied fair.
日本国語大辞典
そう‐こう[サウカウ] 【草稿】
解説・用例
〔名〕
文章の下書きをすること。また、その下書。草案。原稿。
*朝野群載〔1116〕一・日観集序〈大江維時〉「草稾滋生。塵埃空積」
*俳諧・去来抄〔1702〜04〕先師評「定て草稿半にて遷化ましましけり」
*書言字考節用集〔1717〕七「草稾 サウカウ〔韻瑞〕文稾曰草〔韻会〕文草曰稾。文章之未修治也。出〔史屈原伝、漢孔光伝〕」
*小説神髄〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉下・時代小説の脚色「正史を編ままくして其艸稿(ソウコウ)をば起せしかど」
*小公子〔1890〜92〕〈若松賤子訳〉八「其書面は殊の外長文で、一旦草稿(サウカウ)したのをお祖父様の処に持って来て、添削を請ひました」
*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉三「草稿を書き卸(おろ)す序開きとして」
日本国語大辞典
の・べる 【述・宣・陳】
解説・用例
〔他バ下一〕の・ぶ〔他バ下二〕(「のべる(延)」と同語源)
(1)順を追って説く。説きあかす。説明する。陳述する。また、口に出して言う。ことばで言い表わす。いう。あるいは、言いひらきをする。言いわけをする。
*日本書紀〔720〕孝徳・大化二年三月(北野本訓)「廼者(このごろ)、我が民の貧しく絶(とも)しきこと専(たくめ)墓(はか)を営(つく)るに由れり。爰に其の制(のり)を陳(ノヘ)て尊卑別あらしむ」
*落窪物語〔10C後〕三「さればいとことわりなり。のべ聞えさすべき事も侍らず」
*枕草子〔10C終〕二七八・関白殿、二月廿一日に「つとめて来たるを、いかで、かく心もなきぞ。などいへど、のぶることもいはれたり」
*源氏物語〔1001〜14頃〕東屋「なほなほしき事どもを、言ひかはしてなむ、心、のべける」
*栄花物語〔1028〜92頃〕初花「いといみじう恐しうかたじけなしと畏まりて、ともかくもえのべ申さでまかでにけり」
*大慈恩寺三蔵法師伝院政期点〔1080〜1110頃〕一「法師至れりと聞て甚歎て躬つから礼謁を申(ノ)ふ」
*日葡辞書〔1603〜04〕「ダンギヲ noburu (ノブル)」
*歌舞妓年代記〔1811〜15〕一・享保八年「団十郎、広次、左右に並び口上を述(ノベ)る」
*どちらでも〔1970〕〈小島信夫〉二「あとで私の意見ものべるわ」
(2)文章にして自説をいう。記述する。
*大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点〔850頃〕「鷲嶺の微言は神筆に仮(よ)りて弘(のフル)こと遠し」
*観智院本類聚名義抄〔1241〕「書 ノフ」
*当世書生気質〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉二〇「田の次の身の上の仔細は即ち下に略述(ノブ)るが如し」
これについて、AとBと違いを述べなさいとあれば、ただ、書き並べるだけですませる、ということがあった。
日本国語大辞典で、のべる は、のぶ という語から、述、宣、陳、などの、順を追って説くという意味がることがわかる。
述べること、書くこと、記すこと、などの行為が何をすることかと、少し考えてみるべきだろう。
記述、説明、解説、というふうになると、それは漢字語であるから、意味内容をとらえるかと思えば、そうでもない。
原稿と草稿の違いを見ると、それは下書きとしての文章、清書するための文章、仕上げて印刷にするか、それをそのまま公表する文章と、その違いは用法として使い分けられるので、その用途において表現されている。
http://ejje.weblio.jp/content/原稿
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げんこう 原稿
a manuscript 《略: MS, 《複数形》 MSS》; a typescript (タイプで打った); a copy (印刷に回すばかりになった)
〈投稿〉 a contribution
〈草案〉 a draft
原稿を書く
write 《a book, an article, etc.》
原稿
a manuscript - EDR日英対訳辞書
きれいな原稿.
clean copy - 研究社 新英和中辞典
汚い原稿.
foul copy - 研究社 新英和中辞典
斎藤和英大辞典
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草稿
読み方 そうこう
名詞A draft; a rough draft; a rough copy; a foul copy; notes
用例
これは草稿だから清書して上げよう
This is a rough draft, so I will have it copied fair.
日本国語大辞典
そう‐こう[サウカウ] 【草稿】
解説・用例
〔名〕
文章の下書きをすること。また、その下書。草案。原稿。
*朝野群載〔1116〕一・日観集序〈大江維時〉「草稾滋生。塵埃空積」
*俳諧・去来抄〔1702〜04〕先師評「定て草稿半にて遷化ましましけり」
*書言字考節用集〔1717〕七「草稾 サウカウ〔韻瑞〕文稾曰草〔韻会〕文草曰稾。文章之未修治也。出〔史屈原伝、漢孔光伝〕」
*小説神髄〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉下・時代小説の脚色「正史を編ままくして其艸稿(ソウコウ)をば起せしかど」
*小公子〔1890〜92〕〈若松賤子訳〉八「其書面は殊の外長文で、一旦草稿(サウカウ)したのをお祖父様の処に持って来て、添削を請ひました」
*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉三「草稿を書き卸(おろ)す序開きとして」
日本国語大辞典
の・べる 【述・宣・陳】
解説・用例
〔他バ下一〕の・ぶ〔他バ下二〕(「のべる(延)」と同語源)
(1)順を追って説く。説きあかす。説明する。陳述する。また、口に出して言う。ことばで言い表わす。いう。あるいは、言いひらきをする。言いわけをする。
*日本書紀〔720〕孝徳・大化二年三月(北野本訓)「廼者(このごろ)、我が民の貧しく絶(とも)しきこと専(たくめ)墓(はか)を営(つく)るに由れり。爰に其の制(のり)を陳(ノヘ)て尊卑別あらしむ」
*落窪物語〔10C後〕三「さればいとことわりなり。のべ聞えさすべき事も侍らず」
*枕草子〔10C終〕二七八・関白殿、二月廿一日に「つとめて来たるを、いかで、かく心もなきぞ。などいへど、のぶることもいはれたり」
*源氏物語〔1001〜14頃〕東屋「なほなほしき事どもを、言ひかはしてなむ、心、のべける」
*栄花物語〔1028〜92頃〕初花「いといみじう恐しうかたじけなしと畏まりて、ともかくもえのべ申さでまかでにけり」
*大慈恩寺三蔵法師伝院政期点〔1080〜1110頃〕一「法師至れりと聞て甚歎て躬つから礼謁を申(ノ)ふ」
*日葡辞書〔1603〜04〕「ダンギヲ noburu (ノブル)」
*歌舞妓年代記〔1811〜15〕一・享保八年「団十郎、広次、左右に並び口上を述(ノベ)る」
*どちらでも〔1970〕〈小島信夫〉二「あとで私の意見ものべるわ」
(2)文章にして自説をいう。記述する。
*大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点〔850頃〕「鷲嶺の微言は神筆に仮(よ)りて弘(のフル)こと遠し」
*観智院本類聚名義抄〔1241〕「書 ノフ」
*当世書生気質〔1885〜86〕〈坪内逍遙〉二〇「田の次の身の上の仔細は即ち下に略述(ノブ)るが如し」