日本語文章論は国語文法論から展開をしている。国語文法論は語法、句法から文法となった。それは語構成論、句構成論を経て文構成論として展開するべきものであるが、句法、句構成論がこれまで、議論に見られない。語論、文論、文章論となるのは国語文法の単位に語、文、文章があり対応する分野となる。ここに句論を考えることは、語論と文章論を見ることになるが、ここで述べようとする日本語文章論は日本語文法論を受けて句論を包摂する。日本語文章は文と文とが複数あるものとの、これまでの国語文法論の規定を捉えなおして、文の複合体が文章であるという考え方をもって、文、複合文には句を構成要素として、文法分析があるとみるものである。
句論については、辞書の説明において、句と文章の文法理論とする。
>く‐ろん【句論】 の意味 出典:デジタル大辞泉 文法で、句・文章についての理論。<
あるいはまた、
>文法で、句を基礎において、文の構造を解明しようとする考え 大辞林 第三版の解説 <
とある。そしてその句について、
>言葉や文章の中の一区切り。<
以上は、大辞林
そして百科事典にも、
>百科事典マイペディアの解説 句【く】 文章中の一部分,一区切りで,言語学上は単語が二つ以上つながった,全体としてまとまりがあるものをいう。和歌,連俳,漢詩の用語としても用いられ,漢詩では5字または7字,和歌・俳諧では5音または7音を一区切りとしていう。 <
という解説が見える。
あわせて、このコトバンクにある百科事典に、次のように記述がある。
>
世界大百科事典 第2版の解説 【句 phrase】 言語学の用語。単語が二つ以上つながったもので,全体としてまとまりを有するものをいう。ただし,従来通俗的には,そのようなもののうち,単語のあるもの(あるいはある品詞)と同じ機能を有するものをこう呼んできたようである。たとえば,名詞句(“a young lady”といったもの)とか動詞句といった呼び方が用いられている。もっとも,内部構造が文に類似しているものは〈節clause〉と呼ばれてきた。しかし,本質的にいうと,それと同じ機能を有する単語があるかどうかを句と呼ぶべきか否かの規準にすることも,内部構造の違いによって句,節といった区別をすることも問題がある。
<
句論については、辞書の説明において、句と文章の文法理論とする。
>く‐ろん【句論】 の意味 出典:デジタル大辞泉 文法で、句・文章についての理論。<
あるいはまた、
>文法で、句を基礎において、文の構造を解明しようとする考え 大辞林 第三版の解説 <
とある。そしてその句について、
>言葉や文章の中の一区切り。<
以上は、大辞林
そして百科事典にも、
>百科事典マイペディアの解説 句【く】 文章中の一部分,一区切りで,言語学上は単語が二つ以上つながった,全体としてまとまりがあるものをいう。和歌,連俳,漢詩の用語としても用いられ,漢詩では5字または7字,和歌・俳諧では5音または7音を一区切りとしていう。 <
という解説が見える。
あわせて、このコトバンクにある百科事典に、次のように記述がある。
>
世界大百科事典 第2版の解説 【句 phrase】 言語学の用語。単語が二つ以上つながったもので,全体としてまとまりを有するものをいう。ただし,従来通俗的には,そのようなもののうち,単語のあるもの(あるいはある品詞)と同じ機能を有するものをこう呼んできたようである。たとえば,名詞句(“a young lady”といったもの)とか動詞句といった呼び方が用いられている。もっとも,内部構造が文に類似しているものは〈節clause〉と呼ばれてきた。しかし,本質的にいうと,それと同じ機能を有する単語があるかどうかを句と呼ぶべきか否かの規準にすることも,内部構造の違いによって句,節といった区別をすることも問題がある。
<