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1008 文節と句の違いはどう見るか。短い単位としては同じであるが、連文節になるとそれを句の単位として分析する。文節は句にもあるのが、単位として文にあるから、主語と述語そして文の成分を分析する単位となる。文章の文と句、文の文節である。句における文節の単位を扱うことは文における文節と同様であっても主語文節がない。
文章に文と句を見る。
きょうは 自分の言葉で 質問をする
総理も ご自身の言葉で 答弁を
主格助詞を用いないが、話題の文には次を見る。
は デアル
続く文は、引用の文になる。
代表は 首相に こう 切り出した
質問は 多岐に 及んだ
そして段落は書き手の言葉になる。
分野も(ガ) 多い
この末尾の文に、が格を用いた、連体修飾の句がある。
首相の関心が(ノ) 高そうな
引用の例文はコラムの書き出し。
>きょうは自分の言葉で質問をする。総理もご自身の言葉でご答弁を――。きのう国会の代表質問で、立憲民主党の野田佳彦代表は石破茂首相に対してこう切り出した。安全保障、政治とお金、選挙の公認問題など質問は多岐に及んだ。首相の関心が高そうな分野も多い。
春秋 2024年10月8日 0:00 [会員限定記事]
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