0121
日本人2人殺害を警告 「イスラム国」ビデオ声明、身代金2億ドル要求 中日新聞トップ記事、見出しである。20150121
リードには、
>「イスラム国」とみられるグループがインターネット上で発表したビデオ声明の映像。ナイフを持った黒服の男が後藤健二さん(左)、湯川遥菜さんとされる男性を脅迫している=動画投稿サイト「ユーチューブ」から
イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」とみられるグループが二十日、七十二時間以内に身代金二億ドル(約二百三十五億円)を支払わなければ、拘束している日本人二人を殺害すると警告するビデオ声明をインターネット上で発表した。
>映像では全身黒ずくめで目出し帽をかぶった男がナイフを持ち、英語で「日本の首相へ。日本は『イスラム国』から八千五百キロも離れていながら、進んで十字軍に参加した」などと、安倍晋三首相が十七日のエジプトでの演説で「イスラム国」対策で二億ドルの供与を表明したことを批判している。
日本国民に対し「命を救うのに二億ドル支払うという賢明な判断をするよう政府に迫る時間が七十二時間ある。さもなければ、このナイフがお
まえたちの悪夢となるだろう」と警告した。
記事の中見出しに、映像は合成の疑い「影が不自然」 とある。
> 過激派「イスラム国」とみられるグループが公表したビデオ映像は合成、加工された疑いがあることが分かった。
首相「許し難いテロ」 2億ドル支援は「約束通り」 201501021
記事に、
中東訪問中の安倍晋三首相は二十日、過激派「イスラム国」とみられるグループがビデオ声明で日本人二人の殺害を警告して身代金を要求したことを受け、人命第一に対応するよう菅義偉(すがよしひで)官房長官に電話で指示した、
とある。
nikkei見出しより。
「イスラム国」日本を標的 2邦人殺害警告、2億ドル要求
中東政策に試練
動画共有サイト「ユーチューブ」に公開された人質2人の映像(右が湯川さん、左が後藤さんとみられる)
中東の過激派「イスラム国」を名乗るグループが20日、身代金を払わなければ拘束している日本人2人を殺害すると警告する映像をインターネット上で公開した。動画に映された2人の人質は千葉市の湯川遥菜さん(42)と、フリージャーナリストの後藤健二さん(47)とみられ、政府が確認を急いでいる。事実ならイスラム国が日本人殺害を警告する初のケースとなる。安倍晋三首相の中東外交にとって大きな試練となる。(関連記事総合2、政治、国際1、国際2面、社会2面に)…続き
首相「許しがたいテロ行為」 「人命尊重 万全期す」
「イスラム国」とは
トヨタ、世界販売1015万台 今年計画、前年割れ 首位転落も
今年の訪日客1500万人超へ 中国人は昨年8割増
春秋
200万人という11日のパリのデモ行進を思い出している。50に近い国の首脳が腕を組んで歩いた姿を思い出している。人が集まれば感情は高まる
中日春秋
2015年1月21日
もうあれから十二年近くがたつが、胸に刺さったままの言葉がある。イラク戦争でバグダッドが陥落した直後に、かの地の病院を取材していた時、医師に投げ付けられたひと言だ。「日本人?米国の味方だろ、帰れっ」
市内では銃撃戦が続き、病院には次々とけが人が運び込まれ、痛みに泣き叫ぶ子らの声と、医師の怒声が響き続けていた。「希望はない。血の海を泳いでいるだけだ」「ブッシュ(米大統領)が約束した平和はどこだ」
米英が大義ある「テロとの戦争」と呼んだイラク戦争を、日本も明確に支持した。戦闘のために軍を送ったわけではなく「人道支援」であったが、それでも戦火にさらされた人々にとり日本は「憎き米国の味方」であったのだ
一つの国を戦争で破壊し尽くす。それはまさに、地獄の扉を開けるようなものなのだろう。どんな魔物が出てくるか。開けてみて初めて分かる
イラクとシリアの廃虚で絶望感と憎悪を糧に勢力を拡大させてきた過激派組織「イスラム国」の刃(やいば)が、日本にも向けられた。「イスラム国」対策のため周辺国に人道的な支援を申し出た日本政府に対し、邦人人質の殺害予告が届いたのだ
それは、理不尽で卑劣な脅しである。しかし何が「イスラム国」を生み、育ててきたのか。そこに目を凝らさず、憎悪に憎悪で向き合うだけなら、「イスラム国」の思うつぼだろう。
日本人2人殺害を警告 「イスラム国」ビデオ声明、身代金2億ドル要求 中日新聞トップ記事、見出しである。20150121
リードには、
>「イスラム国」とみられるグループがインターネット上で発表したビデオ声明の映像。ナイフを持った黒服の男が後藤健二さん(左)、湯川遥菜さんとされる男性を脅迫している=動画投稿サイト「ユーチューブ」から
イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」とみられるグループが二十日、七十二時間以内に身代金二億ドル(約二百三十五億円)を支払わなければ、拘束している日本人二人を殺害すると警告するビデオ声明をインターネット上で発表した。
>映像では全身黒ずくめで目出し帽をかぶった男がナイフを持ち、英語で「日本の首相へ。日本は『イスラム国』から八千五百キロも離れていながら、進んで十字軍に参加した」などと、安倍晋三首相が十七日のエジプトでの演説で「イスラム国」対策で二億ドルの供与を表明したことを批判している。
日本国民に対し「命を救うのに二億ドル支払うという賢明な判断をするよう政府に迫る時間が七十二時間ある。さもなければ、このナイフがお
まえたちの悪夢となるだろう」と警告した。
記事の中見出しに、映像は合成の疑い「影が不自然」 とある。
> 過激派「イスラム国」とみられるグループが公表したビデオ映像は合成、加工された疑いがあることが分かった。
首相「許し難いテロ」 2億ドル支援は「約束通り」 201501021
記事に、
中東訪問中の安倍晋三首相は二十日、過激派「イスラム国」とみられるグループがビデオ声明で日本人二人の殺害を警告して身代金を要求したことを受け、人命第一に対応するよう菅義偉(すがよしひで)官房長官に電話で指示した、
とある。
nikkei見出しより。
「イスラム国」日本を標的 2邦人殺害警告、2億ドル要求
中東政策に試練
動画共有サイト「ユーチューブ」に公開された人質2人の映像(右が湯川さん、左が後藤さんとみられる)
中東の過激派「イスラム国」を名乗るグループが20日、身代金を払わなければ拘束している日本人2人を殺害すると警告する映像をインターネット上で公開した。動画に映された2人の人質は千葉市の湯川遥菜さん(42)と、フリージャーナリストの後藤健二さん(47)とみられ、政府が確認を急いでいる。事実ならイスラム国が日本人殺害を警告する初のケースとなる。安倍晋三首相の中東外交にとって大きな試練となる。(関連記事総合2、政治、国際1、国際2面、社会2面に)…続き
首相「許しがたいテロ行為」 「人命尊重 万全期す」
「イスラム国」とは
トヨタ、世界販売1015万台 今年計画、前年割れ 首位転落も
今年の訪日客1500万人超へ 中国人は昨年8割増
春秋
200万人という11日のパリのデモ行進を思い出している。50に近い国の首脳が腕を組んで歩いた姿を思い出している。人が集まれば感情は高まる
中日春秋
2015年1月21日
もうあれから十二年近くがたつが、胸に刺さったままの言葉がある。イラク戦争でバグダッドが陥落した直後に、かの地の病院を取材していた時、医師に投げ付けられたひと言だ。「日本人?米国の味方だろ、帰れっ」
市内では銃撃戦が続き、病院には次々とけが人が運び込まれ、痛みに泣き叫ぶ子らの声と、医師の怒声が響き続けていた。「希望はない。血の海を泳いでいるだけだ」「ブッシュ(米大統領)が約束した平和はどこだ」
米英が大義ある「テロとの戦争」と呼んだイラク戦争を、日本も明確に支持した。戦闘のために軍を送ったわけではなく「人道支援」であったが、それでも戦火にさらされた人々にとり日本は「憎き米国の味方」であったのだ
一つの国を戦争で破壊し尽くす。それはまさに、地獄の扉を開けるようなものなのだろう。どんな魔物が出てくるか。開けてみて初めて分かる
イラクとシリアの廃虚で絶望感と憎悪を糧に勢力を拡大させてきた過激派組織「イスラム国」の刃(やいば)が、日本にも向けられた。「イスラム国」対策のため周辺国に人道的な支援を申し出た日本政府に対し、邦人人質の殺害予告が届いたのだ
それは、理不尽で卑劣な脅しである。しかし何が「イスラム国」を生み、育ててきたのか。そこに目を凝らさず、憎悪に憎悪で向き合うだけなら、「イスラム国」の思うつぼだろう。