私説 源氏語り24
桐壷帝の桐壷更衣との系図も本来なら存在しないことになる。
ははき木の巻から若紫の巻まで語られるのは光る君のことであり、故御息所、なきみやすんどころと呼ばれる人は、思いで語りに素性が明
かされるだけとなる。
そもそも女御、更衣という身分が何で、その身分制度のなかでの婚姻のできごとはどのようにとらえらえていたのか。
後宮における、きさきの制度は、律令制度に借りられたのでまさに物語りが伝えるところ何か。
更衣、中宮などの制度の反映であった。
それが物語りの内容であり、当時の事実にはさかのぼって豪族の権力があったのであり、色好みの思想として現れる。
その要覧に系図が載せられている。
源氏要覧は昭和3年発行1928年になろう、源氏物語の手引書である。
著者は東京女子大の国文科の学生であったことが記されている。
手にするのは昭和48年の再発行、修文館出版のもの、その要覧に系図がある。
そこに全巻系図がある、各巻の系図もあって、ふと気になって、思い出すように書架から取り出して確認をしてみた。
桐壷帝の桐壷更衣との系図も本来なら存在しないことになる。
ははき木の巻から若紫の巻まで語られるのは光る君のことであり、故御息所、なきみやすんどころと呼ばれる人は、思いで語りに素性が明
かされるだけとなる。
そもそも女御、更衣という身分が何で、その身分制度のなかでの婚姻のできごとはどのようにとらえらえていたのか。
後宮における、きさきの制度は、律令制度に借りられたのでまさに物語りが伝えるところ何か。
更衣、中宮などの制度の反映であった。
それが物語りの内容であり、当時の事実にはさかのぼって豪族の権力があったのであり、色好みの思想として現れる。
その要覧に系図が載せられている。
源氏要覧は昭和3年発行1928年になろう、源氏物語の手引書である。
著者は東京女子大の国文科の学生であったことが記されている。
手にするのは昭和48年の再発行、修文館出版のもの、その要覧に系図がある。
そこに全巻系図がある、各巻の系図もあって、ふと気になって、思い出すように書架から取り出して確認をしてみた。