テレビ番組ネプリーグで書き問題として、こんりんざい を、クイズにしていた。この番組は英単語を聞いて答えさせるなど、小中学校の教科書など、身近な問題作りに余念がない。漢字の問題で解説に予備校の林先生が、須弥山の解説をした。いまいち、ひとつもわからない、水輪、風輪と金輪際ない、だった。虚空の上に風があって、その上には水、そしてまたその上に金でできた大地があって、有情世界の人間がいるところがあって、という、世界観であるから、地球の大地を球体にあると思っていたら、奈落はとらえられない。
ウイキペディアより
須弥山
>概要
古代インドの世界観の中で中心にそびえる聖なる山であり、この世界軸としての聖山はバラモン教、仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教にも共有されている。
インドで形成された宗教のうち、とりわけ仏教が中国や日本に、ヒンドゥー教がインドネシアなどに伝播するにともない、この世界観も伝播した。ジャワ島にはスメル山という名の山もあり、別名はマハ・メル山(偉大なるメル山を意味する)である。
仏教の世界観では、須弥山をとりまいて七つの金の山と鉄囲山(てっちさん、Cakravāḍa)があり、その間に八つの海がある。これを九山八海という。
「須弥」とは漢字による音訳で、意訳は「妙高」という。
世界大百科事典 第2版の解説
こんりんざい【金輪際】
>
仏教宇宙観における一種の地底。世界は相重なる三輪(金輪・水輪・風輪)からなり,最上層の金輪(カーンチャナマンダラKāñcanamandala)の上に大海やわれわれの住む大陸(閻浮提(えんぶだい))がある。したがって〈金輪際〉とは金輪とその下の水輪との境,すなわち金輪の最下層,われわれにとっての真の底を意味する。《大宝積経(だいほうしやくきよう)》には〈この大地は厚さ百六十万由旬(1由旬は約7km)あり,その最下底を金輪際という〉とある(《俱舎論》では厚さ百六十万由旬あるのは風輪である)。
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
金輪際
こんりんざい
>金でできている大地があり、その金輪の上に九山、八海、須弥四洲(しゅみししゅう)があるという。そしてこの金輪と水輪の境目のことを「金輪際」というのであるが、四洲の一つである閻浮提(えんぶだい)に住んでいる有情からすればはるかな底の底であるところから、「徹底的に」とか「最後まで」という意味が生じた。
http://www.otani.ac.jp/yomu_page/b_yougo/nab3mq000001kmkk.html
「金輪際」
>
この「金輪際」、古いインドの世界観が元になっている。世界の中心には須弥山(しゅみせん)と呼ばれる山が高くそびえている。「蘇迷廬(そめいろ)山」と音写される場合もあるが、漢訳の仏典では「妙高山」と意訳して表わされることも多い。
須弥山の周囲には「四大州」と呼ばれる大陸があり、東から順に東弗婆提(とうほつばだい)、南閻浮提(なんえんぶだい)、西瞿陀尼(さいくだに)、北欝単越(ほくうつたんおつ)と言われる。インドは須弥山の南に位置する南閻浮提に相当する。
四大州を浮かべている大きな海の底にあるのが「金輪(こんりん)」で、言わば世界全体を支えている土台のようなものだ。その金輪の最も深い部分が特に「金輪際」と呼ばれる。世界の果てである。ここから転じて物事の極みを意味するようになった。
(『文藝春秋』2011年8月号)
金輪際(こんりんざい) - 語源由来辞典
gogen-allguide.com › 「こ」から始まる言葉
元は仏教用語。 「金輪」は三輪と呼ばれるもののひとつで大地の世界を意味し、その下に水輪、風輪と続き、さらに虚空があるとされる。 金輪際は、金輪と水輪の接する部分で、金輪の最も奥底にある場所を意味した。 その意味から、「底の底まで」「とことんまで」
こんりん‐ざい【金輪際】 の意味
出典:デジタル大辞泉
[名]
1 仏語。大地の最下底のところ。大地がある金輪の一番下、水輪に接するところ。金輪奈落。
2 物事の極限。ゆきつくところ。
「逢ひ初めし時の誓文を―と思ひつめ」〈浄・薩摩歌〉
[副]
1 (あとに打消しの語を伴って用いる)強い決意をもって否定する意を表す語。絶対に。断じて。「―承知しない」「もう―ごめんだ」
2 極限まで。どこまでも。とことんまで。
「聞きかけたことは―聞いてしまはねば、気がすまぬ」〈滑・膝栗毛・六〉
ウイキペディアより
須弥山
>概要
古代インドの世界観の中で中心にそびえる聖なる山であり、この世界軸としての聖山はバラモン教、仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教にも共有されている。
インドで形成された宗教のうち、とりわけ仏教が中国や日本に、ヒンドゥー教がインドネシアなどに伝播するにともない、この世界観も伝播した。ジャワ島にはスメル山という名の山もあり、別名はマハ・メル山(偉大なるメル山を意味する)である。
仏教の世界観では、須弥山をとりまいて七つの金の山と鉄囲山(てっちさん、Cakravāḍa)があり、その間に八つの海がある。これを九山八海という。
「須弥」とは漢字による音訳で、意訳は「妙高」という。
世界大百科事典 第2版の解説
こんりんざい【金輪際】
>
仏教宇宙観における一種の地底。世界は相重なる三輪(金輪・水輪・風輪)からなり,最上層の金輪(カーンチャナマンダラKāñcanamandala)の上に大海やわれわれの住む大陸(閻浮提(えんぶだい))がある。したがって〈金輪際〉とは金輪とその下の水輪との境,すなわち金輪の最下層,われわれにとっての真の底を意味する。《大宝積経(だいほうしやくきよう)》には〈この大地は厚さ百六十万由旬(1由旬は約7km)あり,その最下底を金輪際という〉とある(《俱舎論》では厚さ百六十万由旬あるのは風輪である)。
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
金輪際
こんりんざい
>金でできている大地があり、その金輪の上に九山、八海、須弥四洲(しゅみししゅう)があるという。そしてこの金輪と水輪の境目のことを「金輪際」というのであるが、四洲の一つである閻浮提(えんぶだい)に住んでいる有情からすればはるかな底の底であるところから、「徹底的に」とか「最後まで」という意味が生じた。
http://www.otani.ac.jp/yomu_page/b_yougo/nab3mq000001kmkk.html
「金輪際」
>
この「金輪際」、古いインドの世界観が元になっている。世界の中心には須弥山(しゅみせん)と呼ばれる山が高くそびえている。「蘇迷廬(そめいろ)山」と音写される場合もあるが、漢訳の仏典では「妙高山」と意訳して表わされることも多い。
須弥山の周囲には「四大州」と呼ばれる大陸があり、東から順に東弗婆提(とうほつばだい)、南閻浮提(なんえんぶだい)、西瞿陀尼(さいくだに)、北欝単越(ほくうつたんおつ)と言われる。インドは須弥山の南に位置する南閻浮提に相当する。
四大州を浮かべている大きな海の底にあるのが「金輪(こんりん)」で、言わば世界全体を支えている土台のようなものだ。その金輪の最も深い部分が特に「金輪際」と呼ばれる。世界の果てである。ここから転じて物事の極みを意味するようになった。
(『文藝春秋』2011年8月号)
金輪際(こんりんざい) - 語源由来辞典
gogen-allguide.com › 「こ」から始まる言葉
元は仏教用語。 「金輪」は三輪と呼ばれるもののひとつで大地の世界を意味し、その下に水輪、風輪と続き、さらに虚空があるとされる。 金輪際は、金輪と水輪の接する部分で、金輪の最も奥底にある場所を意味した。 その意味から、「底の底まで」「とことんまで」
こんりん‐ざい【金輪際】 の意味
出典:デジタル大辞泉
[名]
1 仏語。大地の最下底のところ。大地がある金輪の一番下、水輪に接するところ。金輪奈落。
2 物事の極限。ゆきつくところ。
「逢ひ初めし時の誓文を―と思ひつめ」〈浄・薩摩歌〉
[副]
1 (あとに打消しの語を伴って用いる)強い決意をもって否定する意を表す語。絶対に。断じて。「―承知しない」「もう―ごめんだ」
2 極限まで。どこまでも。とことんまで。
「聞きかけたことは―聞いてしまはねば、気がすまぬ」〈滑・膝栗毛・六〉