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日本語文法文章論 不明機

2014-04-08 | 日本語文法文章論
日本語文法の文章分析を行う。文章には主格主語を用いて叙述が事実の記述として表現される。
描写文に現れることが多い。

コラム天声人語、20140409旅客機失踪から1か月。
文章の描写のためには、まず時空の設定となる。

小説のコピーを用いてそのあらましを連想とする。読者は話題をそれと知ることになるが、なにがどうなる、という書き方には、なにが と表現する働きの際立ちを述べる。
は助辞によって話題は展開している。

小説の想像と、現実の事故と、そこに絡み合うのは謎である。
現実は作品の謎が解決されるのとちがって、いまだ不明にのままであるから、話題は再び、小説家の炯眼を推理として述べて結ぶ。



筋立てが
仙台へ旅立った筈(はず)の姉が
なぜ?の解明が

マレーシア航空機が
捜索が

飛行機が
45人中16人が

燃料の切れた飛行機が
家族が

深い背景が





旅客機失跡から1カ月
2014年4月8日05時00分

 告げていった行き先とはまるで違う場所で、遺体になって見つかる。そんな筋立てが推理小説にときおりある。「仙台へ旅立った筈(はず)の姉が、意外や浜松のバス事故で急死……」とは、手もとにある松本清張の「黒い樹海」の惹句(じゃっく)だ。なぜ?の解明が読む者を引き込む

現実のできごとながら、これもミステリー映画を見るようだ。遭難、失跡、消滅――どの語を使えばいいのか、マレーシア航空機が行方を絶ってきょうで1カ月がたつ。捜索が続くが、確かな証拠は見つかっていない

目的地の北京とは逆の方角に向かったと推定されている。海洋専門家はその海域を「どの大陸からも遠く、月より研究が進んでいない」という。推定の通りなら、どこかしら、戻らぬ逃避行を思わせる

空の事故にも「奇跡の生還」はある。42年前、ウルグアイのラグビー選手らを乗せた飛行機が雪のアンデス山中に消えた。10週間後に45人中16人が生きて見つかった話は、いまも語りぐさだ

難破船なら海を漂い続けても、燃料の切れた飛行機が重力をだまし続けることはできない。家族が一縷(いちる)の望みをつなぐのは、どこかへの不時着だろう。それとも心労のはてに「せめて真相を」であろうか

マレーシアの警察長官は「本当の原因は捜査しても分からないかもしれない」と語ったという。もはや事故と考える人は少ないようだ。この謎には深い背景があるのやもしれない。実話から推理を筋立てるのも得意だった清張さんなら、どう見るだろうか。

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