0502 来春採用計画
中部主要企業の採用が増えるようだ。来春、2015年の採用計画をアンケート調査して増加する企業は36.2%になる。前年比15.1ポイント増となったと、中日新聞はトップで伝える。
「採用増」3年ぶり増加 来春 中部主要141社の36% トップ記事20140502、見出しである。
リードには、
二〇一五年春の新卒採用計画について、中部地方に拠点を置く主要企業百四十一社を対象に中日新聞社が実施したアンケートで、今春実績より「増やす」と答えた企業の割合は36・2%で、前年調査より15・1ポイント増えた、
とある。
トップ左の見出しは、バイオリン王の音色復活 鈴木政吉手製 愛知芸大で10日披露 とある。20140502 記事には、発見された鈴木政吉自作の1929年製バイオリン=愛知県長久手市の県立芸術大で
日本人で初めてバイオリン量産化に成功した名古屋市出身の「バイオリン王」鈴木政吉(一八五九~一九四四年)が、名人技を発揮して手作りした一九二九年製の高級バイオリンが、愛知県尾張旭市三郷町富丘の元小学校校長松浦正義さん(79)方で見つかり、松浦さんが同県立芸術大(長久手市)に寄贈した、とある。
中段見出しには、乗員ら過積載を沈没直前に隠蔽 韓国船事故 とある。20140502
記事には、韓国南西部沖のフェリー「セウォル」号沈没事故で、韓国検察当局などの合同捜査本部は一日、乗員から事故の連絡を受けた運航会社側が過積載の事実を隠蔽(いんぺい)するため、担当者に積載貨物量の記載を実際よりも百八十トン減らすよう指示していたことを明らかにした。複数の韓国メディアが報じた、とある。
中日春秋
2014年5月2日
大掃除の真っ最中の旅籠(はたご)。主人が家宝にしているお神酒徳利(みきどっくり)がなくなりでもしたら大ごとだと、番頭が水がめに沈める。ところがそのことを番頭がすっかり失念したため、家宝がなくなったと大騒ぎに…
家に帰り、番頭はことの次第を思い出す。今さら真相を言い出すわけにもいかず、女房の入れ知恵で嘘(うそ)をつく。できもしない占いで家宝を見つけることにするのだ
算段はうまくいったが、その占いの力が見込まれて次なる騒動に巻き込まれる。落語の「お神酒徳利」は、不始末を嘘でしのごうとした男が、嘘に嘘を重ねる羽目に陥っていく噺(はなし)だ
不始末を、嘘でごまかす。そういう人間の業すら笑いで包み込むのが落語の妙味だが、現実に起きたこの話には、何ともやりきれぬ気持ちにさせられた
大手旅行会社の社員が、岐阜県の高校が遠足で使うバスの手配を忘れてしまった。不始末を隠すためにしたのは、生徒を装って自殺をほのめかす嘘の手紙を書くことだったという。嘘はばれ、学校が警察に被害届を出す騒ぎになった
「お神酒徳利」の番頭は嘘のため窮地に追い込まれるが、思いもよらぬ幸運に助けられ、ついに大金まで手にしてしまう。「そんなバカな」という噺なのだが、窮地に陥って思わず見当違いなことをしでかそうとする自分を押しとどめるのは、我が身を「そんなバカな!」と笑う力かもしれぬ。
中部主要企業の採用が増えるようだ。来春、2015年の採用計画をアンケート調査して増加する企業は36.2%になる。前年比15.1ポイント増となったと、中日新聞はトップで伝える。
「採用増」3年ぶり増加 来春 中部主要141社の36% トップ記事20140502、見出しである。
リードには、
二〇一五年春の新卒採用計画について、中部地方に拠点を置く主要企業百四十一社を対象に中日新聞社が実施したアンケートで、今春実績より「増やす」と答えた企業の割合は36・2%で、前年調査より15・1ポイント増えた、
とある。
トップ左の見出しは、バイオリン王の音色復活 鈴木政吉手製 愛知芸大で10日披露 とある。20140502 記事には、発見された鈴木政吉自作の1929年製バイオリン=愛知県長久手市の県立芸術大で
日本人で初めてバイオリン量産化に成功した名古屋市出身の「バイオリン王」鈴木政吉(一八五九~一九四四年)が、名人技を発揮して手作りした一九二九年製の高級バイオリンが、愛知県尾張旭市三郷町富丘の元小学校校長松浦正義さん(79)方で見つかり、松浦さんが同県立芸術大(長久手市)に寄贈した、とある。
中段見出しには、乗員ら過積載を沈没直前に隠蔽 韓国船事故 とある。20140502
記事には、韓国南西部沖のフェリー「セウォル」号沈没事故で、韓国検察当局などの合同捜査本部は一日、乗員から事故の連絡を受けた運航会社側が過積載の事実を隠蔽(いんぺい)するため、担当者に積載貨物量の記載を実際よりも百八十トン減らすよう指示していたことを明らかにした。複数の韓国メディアが報じた、とある。
中日春秋
2014年5月2日
大掃除の真っ最中の旅籠(はたご)。主人が家宝にしているお神酒徳利(みきどっくり)がなくなりでもしたら大ごとだと、番頭が水がめに沈める。ところがそのことを番頭がすっかり失念したため、家宝がなくなったと大騒ぎに…
家に帰り、番頭はことの次第を思い出す。今さら真相を言い出すわけにもいかず、女房の入れ知恵で嘘(うそ)をつく。できもしない占いで家宝を見つけることにするのだ
算段はうまくいったが、その占いの力が見込まれて次なる騒動に巻き込まれる。落語の「お神酒徳利」は、不始末を嘘でしのごうとした男が、嘘に嘘を重ねる羽目に陥っていく噺(はなし)だ
不始末を、嘘でごまかす。そういう人間の業すら笑いで包み込むのが落語の妙味だが、現実に起きたこの話には、何ともやりきれぬ気持ちにさせられた
大手旅行会社の社員が、岐阜県の高校が遠足で使うバスの手配を忘れてしまった。不始末を隠すためにしたのは、生徒を装って自殺をほのめかす嘘の手紙を書くことだったという。嘘はばれ、学校が警察に被害届を出す騒ぎになった
「お神酒徳利」の番頭は嘘のため窮地に追い込まれるが、思いもよらぬ幸運に助けられ、ついに大金まで手にしてしまう。「そんなバカな」という噺なのだが、窮地に陥って思わず見当違いなことをしでかそうとする自分を押しとどめるのは、我が身を「そんなバカな!」と笑う力かもしれぬ。