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2020 0127 ことわざ

2020-01-27 | 木瓜日記

こと わざ 文字をあてて、事 業 とする解釈である。できごとになる。しかし、ここを、事業と漢字を当てると、わざ という文字について、考えなそうことになる。それは、仮名序との対比に真名序を見ると、人之在世、不能無為。思慮易遷、哀楽相変。 とある。ここをウイキソ-スに見える、真名序全文から >人之在レ世不レ能レ無レ爲、思慮易レ遷、哀樂相變。 とよみ下し、あるいは、>人の 世にある、無為なること能はず、思慮遷り易く、哀楽あひ変る 古今和歌集の部屋 真名序 http://neige7.pro.tok2.com/mana.html ここに対照する表現は、 真名序の 人之在世、不能無為 の表現に充てると、こと わざ には、事の大業を読み取ることになるので、はたして、 ことわざ は、事業か、言事か。

Wikisource
底本は『日本歌学大系第一巻』第7版、1991年。
古今和歌集
古今和歌集仮名序

やまとうたは、人のこゝろをたねとして、よろづのことのはとぞなれりける。よの中にあるひとことわざしげきものなれば、心におもふ事を、みるものきくものにつけていひいだせるなり。はなになくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるものいづれかうたをよまざりける。ちからをもいれずしてあめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとおもはせ、をとこをむなのなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるはうたなり。

仮名序
やまと歌は、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。世の中にある人、ことわざしげきものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひ出だせるなり。
真名序
夫和歌者、託其根於心地、発其華於詞林者也。人之在世、不能無為。思慮易遷、哀楽相変。感生於志、詠形於言。

字通より

事業の意は、版築によって城壁を造営することから出ており、当時としては大事業であったので、〔詩、大雅、常武〕「赫赫業業として 嚴たる天子り」のように、形況の語に用いる。〔爾雅、釈詁〕に「業は事なり」とあり、版築のことが字の本義である。
古辞書の訓
〔名義抄〕業 ナリハヒ・ノリ・ツトム・ナル・モトサシ・オソシ・ウゴク・オソル・ミチ・オホイナリ・ハゲム・ナリ/家業 ナリハヒ

日本国語大辞典より

こと‐わざ 【言事・言業】
解説・用例
〔名〕
(1)ことばとできごと。
*日本書紀〔720〕履中四年八月(北野本南北朝期訓)「始めて諸国に国史を置く。言事(コトワサ)を記して、四方の志(ふみ)を達(いた)す」
こと‐わざ 【事業】
解説・用例
〔名〕
ある目的をもってすること。しわざ。しごと。
*蓬左文庫本続日本紀‐天平勝宝九年〔757〕七月二日・宣命「人の見咎むべき事和射なせそ」
*古今和歌集〔905~914〕仮名序「世中にある人、ことわざしげきものなれば」


ことわざの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典
こと-わざ
名詞
(一)【事業】(人間の)行為。しわざ。仕事。
出典古今集 仮名序
「世の中にある人、ことわざしげきものなれば」
[訳] この世の中に存在する人間は(かかわる)行為がたくさんあるものなので。


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