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存亡のとき

2017-09-25 | 日本語百科

国語調査で、存亡の危機が誤用をもって、存亡の機が正しいとする、その結果を発表した。これに限らず調査項目の立て方が、世論を聞くには不用意であると、いつも思う。さらには、その取り上げ方と解説になると・・・調査についての新聞記事を再録すると、次のようであるが、その記事によると、文化庁9月21日発表、平成28年度、国語に関する世論調査 >「存亡の危機」が定着 本来の「存亡の機」を使う人は6.6%にとどまる となる。これでよいのかと、いつにもまして、この調査項目の結果である。それを受けているマスメディアが、何が何だかかわからない報道を見るのも相変わらずだと思う。まあ、誤用にしたいわけであるから、それをもって国語についての云々をするのは、考え直した方がよい。この言葉を扱い、啓蒙をするのだから、調査者に確かな知識があってのこと、かつてそうであったから、国語調査の原点に立ち返ることが望まれる。さて、存亡の、と聞けば、ふつうには、存亡の危機となってしまう、国家存亡の危機であって、それが危急存亡とするか、それを用いた村山談話の、元首相の表現は引用において人口に膾炙するものを用いたのである。そこで、言葉の用法の解説で、本来は、となれば、存亡のとき、というふうに、その語を知る者は思うが、そんぼうのときをむかえる、この機の読み方を、とき として訓じるのはかなり難しいが、そのもとである、存亡の秋を、そんぼうのとき と読むかどうかである。義訓になる、秋 そのものが学習のことがらである。



https://mainichi.jp/articles/20170922/ddm/041/040/142000c
2017.9.21 17:25
【国語に関する世論調査】
「存亡の危機」が定着 本来の「存亡の機」を使う人は6.6%にとどまる

 「存亡の危機」が、「存続するか滅亡するかの重大な局面」の言い方として定着していることが、文化庁が21日発表した平成28年度「国語に関する世論調査」で分かった。本来の慣用句の「存亡の機」とどちらを使うかの問いに正しく答えた人は6.6%。「存亡の危機」は83.0%に上り、文化庁では「誤用といえる段階ではない」とする。
 調査は29年2~3月、16歳以上の男女3566人に個別面接で行われ有効回収率56.5%。慣用句の言い方や意味は毎年尋ねるが、「存亡の機」は初めて。


【危急存亡】ききゅうそんぼう [意味と使い方辞典]|四字熟語データバンク ...
sanabo.com/words/archives/2003/08/post_95.html
秋」を「とき」と読むのは、穀物が実る秋は農民にとって重要な時期であることから、「大事なとき」の意があるため。国家や会社など、集団に対し ... ② 大災害から半年が経ち、危急存亡の秋を迎えた町は復興のために一丸となっている。 類義語: 生死存亡(せいし ...


危急存亡の秋 - 故事ことわざ辞典
kotowaza-allguide.com › 「き」から始まる句
危急存亡の秋の意味・英語表現・由来・類義語・対義語・用例・出典を解説。 ... 【読み】, ききゅうそんぼうのとき. 【意味】, 危急存亡の秋とは、生き残れるか滅びるかの大きな瀬戸際に立たされているときのこと。
>【危急存亡の秋の解説】
【注釈】 危険な事態が目の前まで迫り、生き残るか滅びるかの岐路に立たされていることをいう。
三国時代に魏との戦いに出生する諸葛亮が後主劉禅に奉った『出師の表』にある言葉、「今天下三分して、益州疲弊す。此れ誠に危急存亡の秋なり」に基づく。
ここでの「秋」は、穀物を収穫する一年で最も重要な時期であることから、重大な時機を表す。
「危急存亡の時」と書いても間違いではないが、原典に従い「危急存亡の秋」と書くのが望ましい。
【出典】 『諸葛亮』前出師表
【注意】 「秋」を「あき」と読むのは誤り。


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