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むりき、無力さ

2023-01-27 | まさごと

1月も残すところ4、5日となった。
毎日、戦争の解説ばかりを気にしている。BSのニュース、ワイド番組プライムニュースで戦車の能力を説明する。ドイツが供与を決めた最新型とロシアの3000両ある戦車、3分の2近くが失われたよう、そのガチンコで戦況がどうなるのかを細かく追及する。分析になる実戦配備と実働は2カ月ほど先のウクライナ情勢であるから、メディアは能書きばかり、しかし実際に経験するのは兵士達だからあれこれ言うのはいまのうちかもしれない。イギリス、ドイツ、アメリカとNATOの牽引国、これにフランス、イタリア、スペインも同調して対ロシアの戦いに向けられたウクライナへの武器援助は転換点を持つことになった。
軍事作戦は1年を経過しようとしてまさに戦争となった、侵攻作戦は代理戦争となったのである。
それも市民を巻き添えにする。戦車供与のニュースにすぐにもロシアからウクライナ全土にミサイルが撃ち込まれる。

NHKニュースは報道の公平性とか、うたい文句にロシア側ニュースを合わせて画面上でロシアメディア、ウクライナメディアと断りをつける。しかし、どう見ても至る所に砲弾を落とされ町が破壊され市民が負傷し空襲に避難する映像は一方的である。メディアの報道がそうだというのではない、ロシア側どう伝えているかというのはウクライナ兵士、市民の様子がない。NHKにすれば当たり前のことであって、このニュース映像の不公平さ、戦争の理不尽さが見えてしまっているのを流し続ける報道姿勢がわからない。悲惨さが極まってなおどうにもならないのかと無力さを示すような事実である。
どっちもどっち、whataboutismという語がある。ホワットアバウティズム、ワットアバウティズム、ワタバウティズムと、ウイキペディアは論理的誤謬にあたる論法とする。英語辞書サイトで次のように解説する。

https://eow.alc.co.jp/search?q=whataboutism
おまえだって論法、そっちこそどうなんだ論法
誰かが自分を批判してきた時に、その相手の(不適切な)行為を取り上げて、"What about ... ?"(おまえの~という行為についてはどうなんだ?)と問うことによって、「おまえは、他人のことをとやかく言える立場じゃないだろ」、「おまえは偽善者だ」などの意味を暗示して、自分への批判をかわすこと。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230125/k10013960781000.html
ドイツ政府 ウクライナに戦車「レオパルト2」供与と発表
2023年1月26日
>ドイツ政府はウクライナに向けた「レオパルト2」の2個大隊を速やかに編成することを目標にしていて、その第1段階としてまず、ドイツ軍から14両をウクライナに供与するとしています。
また、「レオパルト2」は攻撃力が高い戦車としてポーランドやフィンランドなどヨーロッパ各国が保有していて、「ヨーロッパのパートナー国からも順次、引き渡される」として「レオパルト2」を保有している国がウクライナへ供与することを認める方針も示しました。
>メーカーのホームページによりますと、このうち「A5」というタイプは全長が9.67メートル、幅が3.67メートルで、主砲として120ミリ砲を搭載し、最高速度は時速70キロです。
ドイツ軍の装備に詳しいドイツ国防戦略研究所のミヒャエル・カール氏は「砲撃をしながら移動しても照準がずれない。それがほかの戦車と比べたレオパルト2の特徴だ」と説明するとともに、走行スピードが速く機動性にもすぐれていると指摘します。
>ゼレンスキー大統領「心から感謝」
ノルウェーも「レオパルト2」供与へ
「レオパルト2」とは
ウクライナ 大統領府長官「最初の一歩 踏み出された」
ロシア 駐ベルリン大使「紛争を新たな対立レベルに引き上げる」
ポーランド モラウィエツキ首相「ロシアを止める大きな一歩」
イギリス スナク首相「正しい決定をした」
フランス大統領府「ドイツの決定を歓迎」
NATO事務総長「ウクライナの自衛と勝利を助ける」

                        
                         
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