ひな ひいな 雛飾り ひな祭り と並べてみる。ひな ひいな いずれであるかと、気になる。すると、ひいなあそび という語が思い浮かぶ。ひいな ひひな とすると、この ひひな は何か。さらには、ひひなき と言う語を検索した。日本国語大辞典の語誌には、>語誌
(1)語形として「ひいな」と「ひな」があるが、「ひいな」が人形の意に限定されているのに対し、「ひな」にはひよこ、小さいなどの意もある。(2)の挙例「宇津保」は「ひいな」「ひひな」「ひゐな」などの本文を持つ諸本もあり、信頼性を欠くので、中古においては「ひいな」「ひな」で意味が分化していたことも考えられる。「ひいな」はその後衰退してゆくが、それに伴って近世には「ひな」が人形の意も表わすようになる。
と見える。
デジタル大辞泉の解説
すう【雛】[漢字項目]
[人名用漢字] [音]スウ(慣) [訓]ひな ひいな
〈スウ〉
1 鳥の子。ひな。「育雛」
2 子供。まだ一人前でない人。「雛妓(すうぎ)/鳳雛(ほうすう)」
〈ひな(びな)〉「雛形・雛鳥/女雛」
ひいな〔ひひな〕【×雛】
紙や布で作った小形の人形。古く女児の玩具としたもの。また、ひな祭りに飾る人形。ひな人形。ひな。《季 春》
ひな【×雛】
[名]
1 卵からかえって最初の羽が生えそろうまでの鳥。また、親からえさをもらっている時期の鳥。ひよこ。ひなどり。「―がかえる」
2 雛人形。ひいな。「お―さま」《季 春》「草の戸も住み替はる代ぞ―の家/芭蕉」
[接頭]名詞に付いて、小さい、愛らしい、などの意を表す。「―形」「―菊」
ひよ‐こ【×雛】
1 卵からかえって間のない鳥。特に、鶏のひな。ひよっこ。
2 まだ一人前でない者。幼稚・未熟な者。ひよっこ。「―のくせに生意気な口をきくな」
ひよっ‐こ【×雛】
「ひよこ」に同じ。「―のくせにでしゃばるな」
ひひ‐なき 【─鳴】
解説・用例
〔名〕
鶉(うずら)がひひと鳴くこと。鶉の雌が雄を呼ぶ声。また、繁殖期の雄の声。《季・春》
(1)語形として「ひいな」と「ひな」があるが、「ひいな」が人形の意に限定されているのに対し、「ひな」にはひよこ、小さいなどの意もある。(2)の挙例「宇津保」は「ひいな」「ひひな」「ひゐな」などの本文を持つ諸本もあり、信頼性を欠くので、中古においては「ひいな」「ひな」で意味が分化していたことも考えられる。「ひいな」はその後衰退してゆくが、それに伴って近世には「ひな」が人形の意も表わすようになる。
と見える。
デジタル大辞泉の解説
すう【雛】[漢字項目]
[人名用漢字] [音]スウ(慣) [訓]ひな ひいな
〈スウ〉
1 鳥の子。ひな。「育雛」
2 子供。まだ一人前でない人。「雛妓(すうぎ)/鳳雛(ほうすう)」
〈ひな(びな)〉「雛形・雛鳥/女雛」
ひいな〔ひひな〕【×雛】
紙や布で作った小形の人形。古く女児の玩具としたもの。また、ひな祭りに飾る人形。ひな人形。ひな。《季 春》
ひな【×雛】
[名]
1 卵からかえって最初の羽が生えそろうまでの鳥。また、親からえさをもらっている時期の鳥。ひよこ。ひなどり。「―がかえる」
2 雛人形。ひいな。「お―さま」《季 春》「草の戸も住み替はる代ぞ―の家/芭蕉」
[接頭]名詞に付いて、小さい、愛らしい、などの意を表す。「―形」「―菊」
ひよ‐こ【×雛】
1 卵からかえって間のない鳥。特に、鶏のひな。ひよっこ。
2 まだ一人前でない者。幼稚・未熟な者。ひよっこ。「―のくせに生意気な口をきくな」
ひよっ‐こ【×雛】
「ひよこ」に同じ。「―のくせにでしゃばるな」
ひひ‐なき 【─鳴】
解説・用例
〔名〕
鶉(うずら)がひひと鳴くこと。鶉の雌が雄を呼ぶ声。また、繁殖期の雄の声。《季・春》