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AL法、PAL法

2019-12-12 | 日本語教育
日本語教授法の歴史とここにとりあげて、グアン式、ナチュラルメソッドに始まり、パーマーの英語教育に取り入れたオーラルアプロ―チの影響を受けた教授法が、訳読法に対して位置して、敗戦後の流れにとらえることになる。日本語教授法は外地の日本語教育と見る方法に対して、内地では中国留学生に対する漢語との対訳で教える教育法が実践されていた。日本語教師たちは漢語文法概説を日本語教科書を編纂する一方で著している。その当時の英語教育に発言するのは、おこがましいのであるが、1950年代の中学生であったわたしには、英語教科書が構造主義の文型から学習する内容であったと思い出すが、それはやはり文法解説をして翻訳の方法を習得する基礎学習であり、延いては高校までの学校時代には受験教育につながる英文解釈法となって、語学教育を受けていた。英語学習に教授法となるかどうか、わからないままの、その経緯があった。そこで、外国教授法の歴史にかさねて説明があるこの時期に、1945年以降、1950年代のころになってAL法とらえ、外国語教授法の呼称となる。Audio Lingual Method とは、実際に、日本語教授法の歴史に当てはめているが、その方法とするものは何か。その後を受けるPAL法は、教授法にさまざまな方法を説明する時期のようであり、それはコミュニカティブ。アプローチを準備することになった。PALは、ネウスプトニー著、外国人とのコミュニケーション によって、日本語教授法にも捉えられた。 

外国人とのコミュニケーション (岩波新書) (日本語) 新書 – 1982/12/20
J.V. ネウストプニー (著), Jir´i V´aclav Neustupn´y (原著)
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
母国を離れて暮す外国人は、日常どんな壁につき当り、悩んでいるだろうか。異質文化の中で経験するコミュニケーション上のつまずきは、ことばによるものばかりではない。英語圏で日本語を教えるチェコ生まれの言語学者が、今日のいわゆる外国人問題の根をさぐり、国際化時代のコミュニケーション教育はどうあるべきかを考える。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ネウストプニー,J.V.
1933年プラハ(チェコスロバキア)に生まれる。1957年カレル大学(プラハ)卒業。1960‐62年、東京大学文学部に留学。1963‐66年、東洋研究所(プラハ)所員。1966‐93年、モナシュ大学(メルボルン)日本研究部主任教授。現在、大阪大学文学部教授。専攻は言語学、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
新書: 195ページ
出版社: 岩波書店 (1982/12/20)
言語: 日本語
目次
1 外国人とは何か(さまざまな外国人 外国人はどう行動するか ほか)
2 外国人としての日本人(日本人も外国人であるコミュニケーションは文法だけではない ほか)
3 日本での外国人(「変な外人」非言語的コミュニケーション ほか)
4 語学教育と外国人(語学教育はどんな役割を果たしてきたか 文法・翻訳教授法 ほか)
5 現代と外国人問題(人間社会の多様性 歴史が教えること ほか)


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