南京3日め、起きたら6時半であった。
湯を入れてシャワーでさっぱり。
南京入りから、明けて散歩し、そして講演をしたので、ゆるりと休みの日である。
ぼーっとすることにしたが、玄武湖から見えた南京駅に歩いて見ようかと思った。
中国の朝食は過食気味から始まるので、満腹の身体に運動にもなるかと、朝9時半から出かけた。
地図は、もとより、ない。
湖の公園向こうにある、玄武門まではとてもでないから、途中で出て、紅山路に向かった。
これから南京駅の北広場に出てみようと、新しく整備しているバスターミナルらしい。
そこにたどり着く手前で、紅山南路に入ってすぐにも、おなかが痛くなった。
広い道路を横断して帰りはじめて、一度、ホテルに引き上げた。
昼食をとって、出直したのである。
午後に再び作戦を立てて、バスルート沿いに歩いた。
南京駅の北まで来て、歩き慣れたこともあり、動物園に向かうことを考えた。
地下鉄に乗れば一駅であるが、案内図を見ていて、紅山路をそのまま行けばよいとわかった。
地下鉄3号線の駅ができていたが、まだ、シャッターを鎖している。
地下鉄1号線の乗り場に地下を降りて荷物検査のところで、あまりものものしいので地上に戻った。
午前中の距離感覚ですると、紅山動物園バス停は、74番バスで、3駅先にある。
それで右側をとっと、とっと歩いた。
向かい側の車線沿いに、紅山動物園のバス停が見えたが、その入り口らしきものが見えない。
道路も渡れないので、そのまま進んで、2時半までに着けばいいかと、すでに2時間を過ぎていた。
なんと、行き過ぎて、次の地下鉄乗り場があって、これは違ったかなと、戻ることにした。
あとで分かったことは、動物園の北門を思いだして、イメージをしていたが、バス停は東門であった。
南京からの方角と位置が、ぼくの頭の中でひっくり返っていたのだ。
それで通り過ぎてきたバス停で、よく見ると、いりこんだ駐車場奥に動物園の入り口があった。
2時半に着いて入園し、3時半過ぎまで、パンダに再会を果たした。
それだけのことである、よく歩いて、午前と午後とで、5時間は歩いていたことになる。
午後には7時のバスで淮安に向かって、そこで1泊することになる。
ぼーっとした1日は、パンダで、本物にあったぞと、ここで川柳かな・・・
のんびりと
ぞっこんほれた
みたぱんだ
付け句があったから、それを添えると、こうなる。
さりながら花パんダ燦々