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日本語文法文章論 W杯、チームの輪

2014-05-13 | 日本語文法文章論
文章論の解析である。
話材はサッカーW杯の出場選手を決定するエピソードである。

海外で活躍する、ヨーロッパチームに所属する選手が増えて、監督のチームをまとめる話である。
朝日新聞コラム、天声人語、20140513 W杯へ、チームの和より。

文章の主題文を求めると、  

>これほどコミュニケーション能力に優れた監督は自分にとって初めてかも、と長谷部選手にいわしめたリーダー   

その人のことを語っているコラム子である。

発表する様子をテレビ中継で観たが、そうだと合点して思い出せば、口調の静かなそれでいて一人一人の名前を読み上げる緊張には胸のうちから染み出るような感があった。

それを選手がまた、どういう思いで自分の名前を聞いたであろうか。



W杯へ、チームの和
2014年5月13日05時00分

 前回のサッカーW杯で日本代表監督をつとめた岡田武史さんが当時、独特な組織論を語っていた。「カチカチ」ではよくない、「ぐにゃぐにゃ」がいい、と。選手が監督の指示通りにカチカチと動いている、いわばピラミッド型の組織では、躍動するプレーは生まれないと考えた

リーダーシップに頼るのでなく、選手一人ひとりがチームのために何ができるかを考え、自分から動く。そんな「全体がぐにゃぐにゃアメーバのように進む組織」づくりで大会に臨み、16強入りを果たした

言うは易(やす)く、行うは難(かた)し、だろう。実行しても成功の保証はない。岡田さんも気をつけたように、むしろ個々がバラバラになってしまう危険もある。それなら上意下達でやっていこうという誘惑に、指揮官は常にさらされている

みんなをどうまとめるか。いまのザッケローニ監督も心を砕く。3年前、優勝したアジア杯での挿話を、主将だった長谷部誠選手が著書で紹介している。準決勝の前日、選手を引き締める言葉をいまかけるべきかどうか、相談された。監督は主将の言葉に従った

これほどコミュニケーション能力に優れた監督は自分にとって初めてかも、と長谷部選手にいわしめたリーダーが、きのうブラジル大会に臨む23人の名前を発表した。能力はもちろんだが、チームの和も重視したという

欧州のクラブに所属する選手が半数を超えた。初出場のころとは隔世の感がある。本番まで1カ月、ザックジャパンの仕上がりが楽しみだ。




 岡田武史さんが 組織論を語っていた
 選手が カチカチと 動いている
ピラミッド型の組織では 躍動するプレーは 生まれない
 選手一人ひとりが 考え 動く
成功の保証はない
 個々が なってしまう
指揮官は さらされている
 長谷部誠選手が 紹介している
監督は 従った 
監督は 初めてか
 リーダーが 名前を発表した
能力は 重視した
 選手が 超えた
初出場のころとは 感が ある
 仕上がりが楽しみだ

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