大学の起源
世界最古の大学、イタリア ボローニャ大学
創立、1088年
学生の組合集団
フランス、パリ大学
12~13世紀頃、創立
教師の組合が起源
日本670年天智天皇(在位668-71)時代に登場
大学寮
唐の言語漢語の習得
唐の政治組織・制度・文化
大学寮は平安時代に盛期
1177年に火事により消失
1918年大正7年 大学令が発令
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日本の大学の系譜
源流と変遷をたどる歴史秘話と広報戦略
著者名 高橋 誠
ISBNコード ISBN978-4-86371-324-6 C3037
判型/頁 A5判/436頁 ハードカバー
発売日 2015年 9月24日
日本の伝統ある大学の歴史軸に光を当て、今日では忘却のかなたとなった揺籃期や戦前の高等教育拡充期の変遷をクローズアップするとともに、その流れの中に潜む歴史秘話を紹介し、併せて今日の大学がそのブランド力アップのために展開している広報戦略のポイントを取り上げた。
目次
第一章 日本最古の大学
第一 東京大学の創設
第二 東京大学創設の背景
第三 大木構想の大学―東大の系譜とは別の「真ノ大学校」設立―
第四 帝国大学への発展
一 森有礼文相の登場
二 帝国大学令制定の意義とその理念
三 帝国大学の教育研究組織
四 「帝国」大学とした背景
第二章 学位授与機関の日本最古は?
第一 学位制度と大学
一 大学と学位授与権
二 日本の学位制度
第二 学位授与機関としての日本最古
一 札幌農学校
二 工部省工部大学校
三 司法省法学校
四 東京農林学校
第三章 源流からみた日本最古
第一 学校の源流の意義
第二 源流最古の大学
一 東京大学の源流1―一六八四年の天文方
二 東京大学の源流2―一六三〇年林羅山の学寮(後の昌平黌)
三 尾張徳川家藩校から名古屋大学へ
四 源流は平安時代創設の綜藝種智院
五 江戸初期の学寮を起源とする駒沢・龍谷・大谷の各大学
(一)駒沢大学
(二)龍谷大学
(三)大谷大学
六 室町時代に源流がある身延山大学
七 開明型の源流最古―慶應義塾
八 高貴なる伝統―学習院
第四章 日本のもう一つの大学最古
一 足利学校
二 飯高壇林
三 閑谷学校
四 弘道館
五 咸宜園
第五章 広報戦略としての大学の沿革
第一 大阪大学
一 懐徳堂と適塾
(一)懐徳堂
(二)適塾
二 大阪大学の源流を探る
三 沿革戦略
四 沿革戦略の背景
第二 金沢大学
一 金沢大学の誕生と発展
二 前身諸学校の系譜
三 最古の源流を探る
四 沿革戦略
五 沿革戦略の背景
第三 神戸大学
一 国際都市に聳える総合大学
二 神戸大学を構成する前身校等の数々
三 源流の本流たる商業大学
四 創立一一〇年という沿革戦略
第四 山口大学
一 山口大学の誕生と発展
二 最古の源流となる私塾
三 創基二〇〇年という沿革戦略
四 大学全体の源流決定の背景
五 明倫館
第五 東京外国語大学
一 光輝ある歴史に潜む複雑な変遷
二 最古の源流と変遷
三 沿革戦略―三つの誕生日
第六 大阪府立大学
一 三大学統合と公立大学法人化
二 三大学統合の歴史・沿革
三 源流と沿革戦略
第七 愛知大学
一 新キャンパス開校による大躍進
二 ルーツは大陸
三 大学の名称
四 沿革戦略
第六章 大学の「起源」年への戦略―「開学」「創立」「創基」「創始」
一 学校の起源決定の背景
二 大学の起源のパターン
(一)「創立」型
(1)大学起源型
(2)前身校起源型
(二)「開学」型
(三)「開校」型
(四)「建学」型
(五)「創基」型
(六)「創立」+「創基」型
(七)「開学」+「創基」型
(八)「創立」+「開学」型
(九)「創立」+「創始」型
(十)「建学」+「創立」+「独立」型
(十一)「献学」型
第七章 私立大学の誕生と学祖
第一 私立大学制度の創設
一 私立大学に関する法制
二 専門学校令の制定と大学の呼称
三 大学令制定による大学昇格の実現
第二 源流から見た私立大学の発展とその建学の精神
一 慶應義塾大学
二 早稲田大学
三 明治大学
四 法政大学
五 中央大学
六 日本大学
七 國學院大学
八 同志社大学
第八章 高等教育機関の配置政策―学制と教育令―
第一 学制による整備構想
一 学制による基本的性格
二 学制による学区の設定
三 学制の実施順序
四 洋学校・外国語学校・英語学校
第二 教育令
一 教育令の制定
二 明治一三年改正教育令
三 明治一八年改正教育令
第九章 高等教育機関の配置政策の転換―学校令の制定―
一 日本社会の進展
二 学校令の制定
三 帝国大学の構成
四 帝国大学の増設問題
第一〇章 高等中学校の全国配置計画と整備
第一 中学校令の制定
一 二種類の中学校制度の創設
二 尋常中学校の設置
三 高等中学校の設置
第二 高等中学校の設置区域
一 高等中学校設置区域の制定
二 区域割の検証
(一)学務二局六地方部(明治一九年二月学務二局処務概則)
(二)視学官担当五地方部(明治一九年三月)
(三)学務二局五地方部(明治一九年七月学務二局処務概則)
(四)全国八州庁制構想
(五)高等中学校の設置区域設定の背景
第三 高等中学校の位置
一 設置区域上の位置の決定
二 高等中学校五校の概要
(一)第一高等中学校(東京)
(二)第二高等中学校(仙台)
(三)第三高等中学校(京都)
(四)第四高等中学校(金沢)
(五)第五高等中学校(熊本)
第四 高等中学校の配置政策の背景
一 森文部大臣の高等中学校政策
二 森文部大臣の「五大学校構想」
第五 諸学校通則に基づく高等中学校
一 諸学校通則に基づく高等中学校制度
二 諸学校通則に基づく高等中学校の概要
(一)山口高等中学校
(二)鹿児島高等中学造士館
第六 高等中学校の分科
一 分科の制度
二 医科・薬科の設置
三 法科・工科の設置
第一一章 高等学校・専門学校の再編と全国配置
第一 高等学校令(第一次)
一 制定の趣旨
二 高等学校の整備
三 高等学校増設要望
四 高等学校の新設
(一)第六高等学校(岡山)
(二)第七高等学校造士館(鹿児島)
(三)第八高等学校(名古屋)
第二 高等学校専門学部
一 専門学部不振の要因
二 専門学部の廃止・独立
第三 専門学校
第四 高等学校令(第二次)
一 制定の背景
二 高等学校令(第二次)の内容
三 高等学校の増設と七年制高校
四 戦後の新設高等学校
第一二章 帝国大学の全国的配置
第一 京都帝国大学の創設
一 創設の検討
二 京都帝国大学の創設
第二 四帝国大学の体制(明治末期)
一 帝国大学増設の動向
二 東北・九州両帝国大学の創設
(一)帝国大学増設の動向
(二)京都帝国大学福岡医科大学の設置
(三)帝国大学創設の財源確保
(四)東北帝国大学(仙台)の創設
(五)九州帝国大学(福岡)の創設
第三 五帝国大学の体制(大正期)
一 帝国大学増設の動向
二 北海道帝国大学(札幌)の創設
第四 七帝国大学の体制(昭和初期)
一 帝国大学増設の動向
二 大阪帝国大学の創設
三 名古屋帝国大学の創設
第五 外地の帝国大学
一 京城帝国大学
二 台北帝国大学
第一三章 官公立単科大学の誕生と全国的配置
第一 大学令の制定
一 大学令の重要点
二 単科大学制度導入の背景と発展
第二 官立単科大学の設立
一 官立単科大学の増加
二 東京商科大学の大学昇格の歩み
三 東京工業大学の揺籃期を見る
第三 公立単科大学の成立
一 公立医科大学
二 市立大学の誕生
第一四章 師範学校の全国配置
第一 師範学校の創設
第二 師範学校教則大綱
第三 高等師範学校・女子高等師範学校の配置
一 師範学校令の制定
二 高等師範学校・女子高等師範学校の整備
三 高等師範学校の配置
(一)東京高等師範学校(現 筑波大学)
(二)東京女子高等師範学校(現 お茶の水女子大学)
(三)広島高等師範学校(現 広島大学)
(四)奈良女子高等師範学校(現 奈良女子大学)
(五)金沢高等師範学校(現 金沢大学)
(六)岡崎高等師範学校(現 名古屋大学)
(七)広島女子高等師範学校(現 広島大学)
第四 師範学校制度の改正(官立移管・専門学校化)
一 師範学校の官立移管・専門学校化
二 改正師範学校令
三 官立移管後の師範学校
第五 青年師範学校
一 青年学校
(一)実業補習学校
(二)青年訓練所
(三)青年学校
二 青年師範学校
第一五章 東京大学第二工学部
第一 第二工学部の設立
一 設立の決定
二 設立準備
三 第二工学部発足
(一)学科構成
(二)入学者選抜
(三)学生生活
第二 第二工学部の活動
一 教育活動
二 研究活動
三 戦局の影響
第三 終戦による転機
一 教育研究体制の変革
二 学制改革と再編成
【経済学部の内紛と平賀粛学】
第四 第二工学部の閉学
一 閉学と生産技術研究所への転換
二 学生募集の停止
三 第二工学部の閉学
第五 第二工学部の卒業生の活躍
第一六章 戦後の学制改革
第一 幻の帝国大学構想
一 全国一〇帝国大学構想
(一)北陸帝国大学構想
(二)中国帝国大学構想
(1)岡山総合大学
(2)広島総合大学
(三)四国帝国大学構想
二 東京女子帝国大学構想
第二 新制国立大学の発足
一 新制国立大学設置に関する一一原則
二 新制国立大学の設置
第三 幻の大学区(学区庁)構想(田中耕太郎文部大臣)
一 田中耕太郎「教育改革私見」
二 地方教育行政機構刷新要綱(案)
三 教育行政刷新要綱案
四 教育刷新委員会
おわりに
プロジェクト
2007年01月16日23:50
プロジェクトが終わった
あとは卒業へ向けて
次なるステップを
大きく跳ぼう
ゼミを通して学んできたことは
プロジェクトとなって
まとめ上げる
それを全うすることは
かなり大変なことだが
4期目の学生たちが
ここに成果を抱いて
立派に成し遂げる
おめでとう