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2020 0102

2020-01-02 | 木瓜日記

令和、うるわしき、令なる平和と、提案した中西進氏は説明する。令の文字についての解釈が定まらない。しかし、尊敬、品格、端正さをこの語に求めたという、令和、年号のいわば固有名詞であって、とくに意味内容を与えない方が、その名にふさわしい、となるのは、R2と書いて、M、T、S、Rの御代がどう映っていくか。明治、大正の時代は遠くなり、昭和の前半も区切りを持てば、昭和後半から平成へと、74年を数えて、次代つくりへと進むことになる。人々の願いは平成の末から世の変動を感じていることから、その平穏を臨んでいる。人災、天災には、地災いとでもいうべき環境変化が地球上にある。



難陳は、江戸時代以前の、元号を天皇が定めた時代、具体的な元号案を審議した会議のことです。会議に参加した公家が、論難したり、この案はダメだ、という、また、この案が良いのは、こういう理由だ、という陳弁したりしたようです。年号の吉凶、典拠を協議したことを示します。審議を尽くし、結果を奏上し,勅裁を経て年号が決定されました。

これは宮中、朝廷、幕府そして政府でどのように行われていたでしょうか。645年から2019年まで1374年に248個の元号をつくっています。単純な算術ですが、5.5年に1個をつくる計算です。もちろん昭和のように60年であれば22個、平成のように30年であれば45個をつくり続けてきたという割合で20とか40とかのことでなく、240個以上です。

この元号につける名称の言葉を漢籍から探してきたということです。詔書によって改元が公布されるまで、はじめに、年号の候補を文書にして、勘申者は中国の経史から佳字を選び、出典を付して提出する、その年号勘文が奏上された後、審議を経ていました。資料に、大永8年、1528年の勘文写しコピーを示しました。候補に、時安、寛安、享禄とあります。

ここで元号の名づけに、漢字文化を思い合わせることになります。漢字は文字です、詞です。その詞が人々に記憶され、伝わり、伝えられて言葉となっています。漢字が言葉そのものであれば、文化というのは、どういう意内容を持った言葉なのか。漢字文化圏にあることはどのようなことかと思い至ります。漢字は文化を古きから新しきにと誘います


難陳は、江戸時代以前の、元号を天皇が定めた時代、具体的な元号案を審議した会議のことです。会議に参加した公家が、論難したり、この案はダメだ、という、また、この案が良いのは、こういう理由だ、という陳弁したりしたようです。年号の吉凶、典拠を協議したことを示します。審議を尽くし、結果を奏上し,勅裁を経て年号が決定されました。

これは宮中、朝廷、幕府そして政府でどのように行われていたでしょうか。645年から2019年まで1374年に248個の元号をつくっています。単純な算術ですが、5.5年に1個をつくる計算です。もちろん昭和のように60年であれば22個、平成のように30年であれば45個をつくり続けてきたという割合で20とか40とかのことでなく、240個以上です。

この元号につける名称の言葉を漢籍から探してきたということです。詔書によって改元が公布されるまで、はじめに、年号の候補を文書にして、勘申者は中国の経史から佳字を選び、出典を付して提出する、その年号勘文が奏上された後、審議を経ていました。資料に、大永8年、1528年の勘文写しコピーを示しました。候補に、時安、寛安、享禄とあります。

ここで元号の名づけに、漢字文化を思い合わせることになります。漢字は文字です、詞です。その詞が人々に記憶され、伝わり、伝えられて言葉となっています。漢字が言葉そのものであれば、文化というのは、どういう意内容を持った言葉なのか。漢字文化圏にあることはどのようなことかと思い至ります。漢字は文化を古きから新しきにと誘います





2020-01-02 思い遥か

正月の恒例、お墓参りをしなくなって、先祖様に申し訳ないか、――
正月1日は、映画を鑑賞、近くの神社に初もうで、これは変わりなく、年賀状が届いて、令和を考えること、ひなが、ああでもないこうでもないと。

元号は固有名、年号の漢語には意味がないから、この248の元号を扱うには、御代をとらえるしかないのだが、それも近代の明治以降の名称である。この150年余には明治、大正、昭和、と4つを数えるのに対して、平成を加えて、それまでの1200年ばかりの歴史に元号が243にもなるから、ならしてみて、5年でとっかえ、ひっかえしてきたようなことであるとすると、漢語を日本語にする作業は営々としていたことは確かなようである。好捕に挙げて、勘文、難陳と、その数を候補の名前を10倍にもすると、途方もない仕事であったことになる。日本語を考える歴史がそこにある。



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