ひんないよ、と使うが、品があるとは、言わない、言いにくい、というよりは上品だという語を使う。それを品位としてとらえるならそれは話し言葉から書き言葉となって説明を加えたりする。品がないというのは下品という、げひん の強い語気を伴って決めつけると侮蔑語にもなるから上品下品の対応は文脈と位相によってさまざまである。ひん 品 しな となるから、ほん でもあった、古語を思い合わせると、級わけに、じょうぼん ちゅうぼん げぼん と、くぼん 九品の説もある。経文にあるという、仏教由来となる。
さて品位とは人に自然と備わっている、心の高さを、それぞれ辞書は説明する。品格とも言う。品位を保つ、品格に欠けるとは、わかりよいと限らないが、上品であることと、下品であることと、その品わけの基準はどうなるか。気品ともなればますますわかりにくいだろう。貴金属製品の品位区分と証明記号 - 造幣局 と見えるのはその物質的性質によることであるが命名された金銀銅白金プラチナなどと知るところでその等級とはそれを金属製品とするしなわけである。物質と人間ではこうもいくまいに何を考えるか。
生得の品位、それをまた品性というような語であらわすことがあるのは、品格、人格とそのとらえ方が広がるからであるが、
> [その人特有の行動や考え方の傾向] 性格(せいかく)・品格(ひんかく)・品性(ひんせい)・人柄(ひとがら)・キャラクター・キャラ
『種別からみた人のもつ「性格・性質」』の意味と定義(全文)http://s.jlogos.com › ...
... 賦質(ふしつ)・稟性(ひんせい)・生得(しょうとく)・生得(せいとく)・資(し)・ ... [人に自然に備わっている人格的雰囲気]品(ひん)・品位(ひんい)・品格(ひん ...
とまとめる。
>(げぼん)(仏教)九品の下位3階級。 ウイクショナリーより
Oxford Languagesの定義 より
げひん【下品】《名・ダナ》
人柄・様子などがいやしいこと。品(ひん)が悪いこと。
対義語:上品
げぼん【下品】仏教
浄土に往生する仕方を上中下の三つにわけたときの、下位の往生。転じて、下等の階級。下等なこと。
「九品浄土」「九品往生」「九品蓮台」
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「九品」の解説
九品 くほん
>仏教用語。9種の等級の意味。仏教で用い,上中下のそれぞれをさらに上中下に分けて9種類としたもの。すなわち,上上,上中,上下,中上,中中,中下,下上,下中,下下の9種類である。
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