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日本語文法文章論 集団的自衛権と沖縄

2014-05-16 | 日本語文法文章論
日本語文章の解析である。
教科書に違いがあるという。

中学公民教科書の記述である。
沖縄の竹富町と国が対立する。

2社の教科書には、個性の違いは明らかだ、と、コラム子は説明する。
今回の教科書問題に国の高姿勢が感じられ、おりしも、国の解釈改憲が取りざたされる。

立憲主義と集団自衛権の行使を沖縄の人に重ねている。
朝日新聞コラム、天声人語20140516、集団的自衛権と沖縄より。

いまむかえている日本の状況は国民のものであるから、教科書記述を沖縄の地元の対立だけに限定する書きようは、ふってかかる日本の戦闘を基地がる沖縄だけに捉えて良しとするような印象を与えかねない。
そこに見なくてはならない自衛軍の戦闘であり、日本国中のいたるところに基地があり、そこがすでに射程距離と定められている。





集団的自衛権と沖縄
2014年5月16日05時00分

 2冊の中学公民教科書を比べると、違いがあって興味深い。この2冊をめぐり、沖縄県竹富町と国の対立が続く

 文科省は町に、近隣2市町と同じものを使うよう求めている。その育鵬(いくほう)社版は憲法改正に2ページを割く。時代の変化に応じて変える部分と時代を超えて守る部分を、国民が区別すべし、と説く。集団的自衛権にも何度か触れ、行使できないという政府解釈を変えるべきだとの主張もある、と紹介する

 竹富町が使う東京書籍版は、改憲について手続きの図を載せるにとどめ、育鵬社版のような集団的自衛権の記述も見当たらない。一方で「立憲主義」について項目を立て、政府の権力を制限して国民の人権を保障する思想と、丁寧に説明している

 それぞれの主張を生徒に押しつける書きぶりではないものの、個性の違いは明らかだ。文科省が挙げる理由は教科書採択の手続き面だが、地元が「政治介入」と反発するのも無理はない

 きのう、沖縄は本土復帰から42年を迎えた。「平和憲法の下へ」の叫びが実った日だ。しかし、米軍基地の集中という負担の押しつけはいまだ変わらず、県民の声は届かない。今回の教科書問題にも、国の同じような高姿勢が感じられる

 折も折、安倍首相が解釈改憲に踏みだした。最高法規の縛りを勝手に読み替えて解き放てるなら、立憲主義はすたれる。国民の命を守るためだというが、集団的自衛権が使えるとなれば、真っ先に危険にさらされるのは最前線にいる沖縄の人々ではないか。

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