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日本語の音声と音韻6

2013-09-12 | 現代日本語百科2025
音声の記述について国際音声記号を用いる。The International Phnetic Alphabetである。略してIPAという。音声について、国際音声字母とも言う。国際音声学会 the International Phonetic Associatio こちらもIPAと略称される、が、国際音声記号と呼ばれる発音記号の開発と制定をおこなった。1999年に、ケンブリッジ大学出版局より国際音声記号のハンドブック Handbook of the International Phonetic Association を発行し、音声記号の最新の版は2005年に改訂されたものである、2011年現在、と言う。ウイキペディアでは、これにつき次のように解説する。

>基本的な字母を用意し、様々な調音をそれに適用できる方式にして、各言語がそれぞれに適した記号の組を持つことができるような枠組みを開発することとなっていた。やがて、一組の普遍的な記号体系を定め、異なる言語であっても音が共通であれば共通の記号を使用するのが最適であるとの結論にいたり、1888年に最初の版の制定、1900年に非ヨーロッパ圏の言語の音をカバーするために拡張され、1932年の改訂でほぼ現在の形が確立した。


日本語発音の一覧は、日本語東京方言による標準語の発音表記について、音声学会1993年改訂版によるものが、大辞林に示されている。
Dual 大辞林 トップページ > 特別ページ目次 > 日本語の世界 > 日本語の音
http://daijirin.dual-d.net/extra/nihongoon.html

日本語の音韻論は、プラハ学派とブルームフィールド学派の音韻論の影響を受け、代表的な学者として、有坂秀世や服部四郎がいる。音声学と音韻論の分離に貢献したのが、プラハ学派またプラーグ学派である。この学派は、ソシュールのラングとパロールの区別に影響を受け、音声におけるラングの研究として、音韻論の確立に努めた。つまり、音声におけるパロールを研究するのが音声学であり、ラングを研究するのが音韻論ということである。音韻論 phonology は、言語の構成要素である音声、言語音の機能を研究対象とする。音声学に依拠するが、音声学が言語音の物理的側面に焦点をあてるのに対し、音韻論では言語音の機能面に着目して抽象化をおこなう。以上は、ウイキペディアによる。
日本語の発音表記には、次のように記す。
/p/
/b/ 閉鎖し切られずに[β]となる場合がある。
/t/
/d/
/k/
/ɡ/ 語中の多くの位置で[ŋ]となり弁別的となる。いずれの場合も閉鎖しきらずに摩擦音となる場合がある:[ɣ], [ɣ̃]。
/tˢ/ 硬口蓋化子音は[t͡ɕ]。
/m/
/n/
/ɴ/ 平仮名では「ん」と書かれる、モーラ的子音。単独、語末では[ɴ]
/ɽ/ [ɖ], [ḻ], [l̺], [ɺ], [ɾ]等がある。
/s/ 硬口蓋化子音は[ɕ]。
/z/ 硬口蓋化子音は[d͡ʑ]。[z]及び[ʑ]となる事もある。
/h/ 音価は/i/の前では[ç]、/ɯ/の前では[ɸ]、その他の場合は[h]。
/j/ 前に子音がある場合には/i/と同様にその子音を硬口蓋化させ、/j/はそれに同化され消滅する。
/w/ 円唇性がなく、張唇性も弱い。子音に後続し得る。
/Q/ 現代かなづかいで「っ」と記される。後続子音を長子音とし、先行の音節末かつモーラ的な形態となる。

/i/ 非円唇前舌狭母音。
/e/ 非円唇前舌中段母音。
/a/ 非円唇中舌広母音。
/o/ 円唇後舌中段母音。
/ɯ/ 非円唇後舌狭母音。唇音の後や長音ではやや円唇化する。



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