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「2℃」というシナリオ

2019-09-27 | ニューストピック

「2℃シナリオ」とは、気温上昇を産業革命前に比べて2℃未満に抑制する可能性の高いシナリオということで、シナリオの目標値を言うには、分からない標語となる。2℃にするシナリオ、というふうに、表現が続くと、これは2度を達成値にとらえてしまう。「2℃」シナリオと、括弧をつけてその数値の内容を、「2℃未満」にする意味を持つと強調しなければならない。いまは、1.5℃で、1℃を超えてさらにプラス1℃となるのが、大きな問題なのである。2℃シナリオには、2℃未満であることを、1.5℃に、0.1℃も加わってはならないのであるから、シナリオの語の表現法にも問題があるかもしれない。目標数値を下回っている状態をシナリオとするには、計画を実現するための筋道としては、2℃になってしまってはいけないのである。

――リスクは、現在よりも高く、2℃よりも低い(確信度が高い)
――2℃よりも 1.5℃の地球温暖化の方が低い
――ほとんどの適応ニーズは、2℃よりも、1.5℃の地球温暖化において少なくなる(確信度が高い)。


Global Warming of 1.5 ºC
An IPCC special report on the impacts of global warming of 1.5 °C above pre-industrial levels and related global greenhouse gas emission pathways, in the context of strengthening the global response to the threat of climate change, sustainable development, and efforts to eradicate poverty.
https://www.ipcc.ch/sr15/


1.5℃の地球温暖化:気候変動の脅威への世界的な対応の強化、持続可能な開発及び貧困撲
滅への努力の文脈における、工業化以前の水準から 1.5℃の地球温暖化による影響及び関
連する地球全体での温室効果ガス(GHG)排出経路に関する IPCC 特別報告書
https://www.env.go.jp/press/files/jp/110087.pdf


https://www.jccca.org/ipcc/ar5/wg3.html

第3作業部会(気候変動の緩和)
第3作業部会会合が平成26年4月7日-12日、ドイツ・ベルリンで開催されました。
平成19 年の第4 次評価報告書以来7 年ぶりとなるもので、この間に出された新たな研究成果や政策実行に基づく、地球温暖化の緩和に関する最新の知見が発表されました。

今後の対策取組と排出量の動向による気温上昇
追加的な緩和策のないシナリオでは、2100年における世界平均地上気温が、産業革命前の水準と比べ3.7~4.8℃上昇するとされています。
【2℃とは】
今回のIPCC報告書では、国際交渉において気温上昇の抑制の目標として関心が高まっている「2℃シナリオ」(気温上昇を産業革命前に比べて2℃未満に抑制する可能性の高いシナリオ)について詳しく報告されています。この「2℃シナリオ」の目標を達成するためには、影響がどの程度軽減され、適応が少なくて済むか、また、どの程度、温室効果ガスを減らし、どのような技術革新を進める必要があるかについて記述されています。
【2℃シナリオを実現するための将来と緩和シナリオ】
「2℃シナリオ」を実現する可能性が高い緩和シナリオは、2100年に大気中のCO2換算濃度を約450 ppmとしている。このシナリオでは、2050年には世界全体で2010年と比べて40~70%温室効果ガス排出量を減らし、2100年にはゼロまたはマイナス(※)の排出量にする必要があると報告されています。


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