現代日本語「誤」百科 980 捏造を疑って告発した を例題にしている。
捏造があったか、なかったかを疑うということである。
捏造した、という事実が問われる表現である。
これをコラムの解説のように、成功を疑う場合に使う表現と同様として解釈し、その意味内容に成功しないだろうと思う、ということことを、疑うとする。
そういうふうに理解すると言っているのだが、コラムの解説は誤っている。
ミスリードをしていくことになる。
つまり、捏造に宛てはめて、捏造していなかったと思うというように説明をしている。
しかし、これは解釈に誤りがある。
捏造を疑うというのは、捏造があるかないかを疑うわけであるから、捏造していなかったと思うことではなくて、捏造していたと思うことである。
ふつうに理解して、成功と失敗の事実、捏造の有無の事実、それをとらえた表現である。
コラムの説明のようなことは、この表現には含意されない。この論法にはまってはならない。
辞書義によく照らして、考えるとどうしてこんなふうに言えるか、疑う。
デジタル大辞泉の解説
うたが・う 〔うたがふ〕 【疑う】
[動ワ五(ハ四)]
1 本当かどうか怪しいと思う。不審に思う。うたぐる。「―・う余地がない」「自分の目を―・う」
2 事柄・事態を推測する。うたぐる。「にせ札ではないかと―・われる」
3 本当かどうか不安に思う。危ぶむ。「効果を―・う」
[可能]うたがえる
大辞林 第三版の解説
うたがう【疑う】
( 動ワ五[ハ四] )
①得られた結果・結論が正しくないのではないかと思う。うたぐる。 「証人の証言を-・う」 「この調査結果には-・う余地はない」
②その人が悪いことをしたのではないかと思う。うたぐる。 「私は犯人ではないかと-・われているらしい」 「父は花瓶を割ったのは次郎ではないかと-・っている」
③はっきりしないことについて,よくない方に,否定的に考える。 「誠意を-・う」 「これでは頭の程度が-・われる」 「私はこの患者について赤痢を-・っています」 「 - ・ひながらも念仏すれば往生す/徒然 39」
[可能]うたがえる
[慣用] 耳を- ・目を-
捏造があったか、なかったかを疑うということである。
捏造した、という事実が問われる表現である。
これをコラムの解説のように、成功を疑う場合に使う表現と同様として解釈し、その意味内容に成功しないだろうと思う、ということことを、疑うとする。
そういうふうに理解すると言っているのだが、コラムの解説は誤っている。
ミスリードをしていくことになる。
つまり、捏造に宛てはめて、捏造していなかったと思うというように説明をしている。
しかし、これは解釈に誤りがある。
捏造を疑うというのは、捏造があるかないかを疑うわけであるから、捏造していなかったと思うことではなくて、捏造していたと思うことである。
ふつうに理解して、成功と失敗の事実、捏造の有無の事実、それをとらえた表現である。
コラムの説明のようなことは、この表現には含意されない。この論法にはまってはならない。
辞書義によく照らして、考えるとどうしてこんなふうに言えるか、疑う。
デジタル大辞泉の解説
うたが・う 〔うたがふ〕 【疑う】
[動ワ五(ハ四)]
1 本当かどうか怪しいと思う。不審に思う。うたぐる。「―・う余地がない」「自分の目を―・う」
2 事柄・事態を推測する。うたぐる。「にせ札ではないかと―・われる」
3 本当かどうか不安に思う。危ぶむ。「効果を―・う」
[可能]うたがえる
大辞林 第三版の解説
うたがう【疑う】
( 動ワ五[ハ四] )
①得られた結果・結論が正しくないのではないかと思う。うたぐる。 「証人の証言を-・う」 「この調査結果には-・う余地はない」
②その人が悪いことをしたのではないかと思う。うたぐる。 「私は犯人ではないかと-・われているらしい」 「父は花瓶を割ったのは次郎ではないかと-・っている」
③はっきりしないことについて,よくない方に,否定的に考える。 「誠意を-・う」 「これでは頭の程度が-・われる」 「私はこの患者について赤痢を-・っています」 「 - ・ひながらも念仏すれば往生す/徒然 39」
[可能]うたがえる
[慣用] 耳を- ・目を-