式年遷宮に訪れる海外からの観光客は、日本語読みの、Jingu、Kami を知る。そして宗教体験をよびおこすようでもある。静かで満たされた気持ち、古代と同じことを繰り返す、シンプルな社殿、神道の伝統とその感想は、日本民族が大事にしているものを異口同音のように持つようだ。外国人の感性にも響く奥深さとCMを手掛けるインド人クリエータが語るのを中日新聞は伝える。そこに文化が現れる。その価値を思う。この土地に住む文化的に同質な社会集団であるわたしたちと、民族、民族集団 ethnos ethnic group のことなる人々に同じ思いがあるのだろう。そういう儀式である。文化とは民族や社会の風習、伝統、思考方法、価値観など、世代を通じて伝承されていくものであるなら、20年の節目はよくしてきたものだ。さてこの神宮であるが、その名称は社号であるとする。神宮号とは何か。格式の高い神社の称号とあったりする。また、その称号をもった神社。熱田神宮・平安神宮・明治神宮など。伊勢神宮神をまつったそしてさらに神宮を名乗るところは・・・
>『日本書紀』では、伊勢神宮と石上神宮のみが「神宮」と記載されていた。
その後、平安時代に成立した『延喜式神名帳』では、石上神宮に代わり鹿島神宮と香取神宮が「神宮」と記載された。江戸時代まで「神宮」を社号とする神社は、この3社のみであった。その後、筥崎宮、宇佐八幡宮が加わった。
明治以降、天皇、皇室の祖先神や大和平定に功績のある特定の神を祭神とする神社の一部が、社号を「神社」から「神宮」に改めた。第二次世界大戦終戦までは、「神宮」の社号を名乗るためには勅許が必要であった。
戦後は神社の国家管理は廃止されたため、「神宮」号を名乗る際に勅許は不要となった。しかし現在でもなお神社本庁傘下において、「神宮」を公式な社号として名乗る神社は特別の由緒を持つものに限られている。戦後、神社本庁に属する神社で「神宮」号を公式に称したのは、いずれも神社本庁の特別な承認を受けて改称した北海道神宮(旧札幌神社・北海道)、伊弉諾神宮(旧伊弉諾神社・兵庫県)、英彦山神宮(旧英彦山神社・福岡県)の3社のみである。
>人類学は一般に、人類の進化や生物学的側面を研究する自然人類学と、人類の社会的・文化的側面を研究する文化人類学 (Cultural Anthropology) あるいは社会人類学 (Social Anthropology) に大別される。文化人類学の名称はアメリカにおいて用いられ、イギリスおよび多くのヨーロッパ諸国では「社会人類学」の名称が用いられてきた。他のヨーロッパ諸国や日本においては民族学(英語圏での Ethnology、ドイツ語圏での Ethnologie)の名称も用いられている(民族学を一分野とする場合も多い)。民俗学(Folklore)もまた隣接分野として共通の研究テーマを共有することが多い。