日本語文法の新地平3 くろしお出版 2006年10月刊行 アマゾンをみたら、
¥ 23,940 より 中古品の出品
¥ 40,168 より 1新品
と値がついていたので、版元はもう印刷をしていないのかな、と見ると、残部僅少とサイトにあったが、そう思いつつ、楽天ブックスを検索したら、注文できない商品となっていた。中古品で20000円台である。これには驚いた。わたしの手元は書庫からのものだが、欲しい向きに、売れるということになる。読後感は古いものであるから、あらためて、思い出すことどもとあわせて、レビュウをしようかと手に取っている。
日本語文法の最先端の研究報告書。
全3巻(3巻箱入りも限定発売)。
【本編の執筆陣】影山太郎/小林英樹/山東功/定延利之/張麟声/日高水穂/安達太郎/三原健一/金水敏/佐野由紀子/野田尚史
単行本(ソフトカバー): 215ページ
出版社: くろしお出版 (2006/10/28)
言語: 日本語
目次
「―ながら」の諸用法 村木新次郎
条件表現と叙述世界のタイプ 仁田義雄
連用形派生の目的節について
-「べく」と「よう(に)」を中心に- 前田直子
周辺的な時間節の主節の述べ立てについて 塩入すみ
節による名詞修飾表現の分類の一試案 高橋美奈子
日本語と英語におけるテキスト指示
-日英談話構造比較に一視点- 渡部学
文法カテゴリーとしての「方向性」とその談話機能 山田敏弘
名詞カタチの文末用法と説明の機能 佐藤琢三
補足の接続詞とコミュニケーション上のストラテジー
-ただ,ただし,もっとも,ちなみに- 川越菜穂子
並べたてる接続詞をめぐって
-「あるいは」「また」をてがかりに- 浜田麻里
「添加」「累加」の接続詞の機能
-「そして」「それから」などをめぐって- 森山卓郎
あとがき