0622 スマホ脳
スマホ脳と言われることがあった。それはスマホ依存症の症状を分析していた。
>日本において2013年に成人約4000名を対象に行なわれた厚生労働省研究班調査では、およそ421万人がスマホ依存であると推計されています。この数値は2008年の同様の調査と比べ、1.5倍に急増しています。
また2013年に13~18歳の約10万人を対象に行なわれた厚生労働省研究班調査では、およそ52万人がスマホ依存であると推計されています。
2013年に10~25歳の約2600名を対象に行なわれた総務省の調査では思春期青年期年代でスマホ依存傾向が高いという調査結果が出ています。
https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/mentalhealth/mental/smartphone_dependence/index.html
スマホ脳(新潮新書)2020/11/18
・わたしたちは1日平均2600回スマホに触り、10分に1回手に取っている
・現代人のスマホのスクリーンタイムは1日平均4時間に達する
・スマホのアプリは、最新の脳科学研究に基づき、脳に快楽物質を放出する
〈報酬系〉の仕組みを利用して開発されている
・10代の若者の2割は、スマホに1日7時間を費やしている
・1日2時間を超えるスクリーンタイムはうつのリスクを高める
・スマホを傍らに置くだけで学習効果、記憶力、集中力は低下する
・世界のIT企業のCEOやベンチャー投資家たちの多くは、わが子のデジタル・
デバイスへのアクセスを認めていないか極めて厳しく制限している
・フェイスブックの「いいね! 」の開発者は、「SNSの依存性の高さはヘロ
インに匹敵する」と発言している
etc,etc...。
本書を手に取り、ぜひお確かめください。
>アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen) 精神科医。ノーベル賞選定で知られる名門
カロリンスカ医科大学を卒業後、ストックホルム商科大学にて経営学修士(MBA)を取
得。現在は王家が名誉院長を務めるストックホルムのソフィアヘメット病院に勤務し
ながら執筆活動を行う傍ら、有名テレビ番組でナビゲーターを務めるなど精力的にメ
ディア活動を続ける。前作『一流の頭脳』は人口1000万人のスウェーデンで60万部が
売れ、その後世界的ベストセラーに。
久山葉子(くやま・ようこ 1975年兵庫県生まれ。翻訳家。エッセイスト。神戸女学
院大学文学部英文学科卒。スウェーデン大使館商務部勤務を経て、現在はスウェーデ
ン在住。