文の主語は文章にある。文法の文の規定に主語を置くと、日本語文では、その主語が文に現れるときと、現れないときとがある。その現象をもって、主語のない文と分析することがある。しかしそれは、文の単位を文章の一文とみて、その文が関係しあう文との間で、当該の文の主語を見出すことがある。文の主語は文章にあることになる。文の読み手は文章を捉えれば文における語の現れを理解する。文は文章にあって、いわば文たりうる。これは日本語だけに限ることではない。ただ文法の規定における文の捉えかたが日本語の現象に当てはまるかどうか、である。それは文章によくあてはまると考えてよい。文章の書き手が主体となって、それが主語である文と、書き手が客体をとらえてそれを主語とする文とするときと、その文を読み分けて、書き手の文また文章の意味のまとまりを理解している。
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