秘密保護法 成立 与党、深夜の採決強行 中日新聞20131207トップ記事見出しである。
リードには、国民の「知る権利」を侵害する恐れのある特定秘密保護法が六日夜の参院本会議で採決され、自民公明の与党の賛成多数で可決、成立した、とある。
記事の見出しには、知る権利侵害 懸念残し と見える。
書き出しは、秘密保護法は①防衛②外交③特定有害活動(スパイ活動)の防止④テロリズムの防止―の四分野のうち「国の安全保障に著しい支障のある情報」を行政機関の長が特定秘密に指定する、とある。
囲み記事には、世論は屈しない、と論説主幹・深田実氏の署名記事である。
ついに来るべき時が来たというような感じである。
が、それを作るのはまた世論であるから、政府・役人保護法案と揶揄してきたようである。
国民はお上を崇めながら、お上に下々のことはわかるまいと、逆にお上を排除し、お上が何をするかを雲の上のできごととしてきた。お上のすることは間違いない時代などないのであって、下々がまたしたいようにできるものでもなかったのである。この法案は成立してしまったので、この法によって取り締まられるのは秘密を守るということをお上が始めるのだから、もともと秘密を誓わせることなどできる国民性かどうかを、下々とともに考えてもらった方がよい。
リードには、国民の「知る権利」を侵害する恐れのある特定秘密保護法が六日夜の参院本会議で採決され、自民公明の与党の賛成多数で可決、成立した、とある。
記事の見出しには、知る権利侵害 懸念残し と見える。
書き出しは、秘密保護法は①防衛②外交③特定有害活動(スパイ活動)の防止④テロリズムの防止―の四分野のうち「国の安全保障に著しい支障のある情報」を行政機関の長が特定秘密に指定する、とある。
囲み記事には、世論は屈しない、と論説主幹・深田実氏の署名記事である。
ついに来るべき時が来たというような感じである。
が、それを作るのはまた世論であるから、政府・役人保護法案と揶揄してきたようである。
国民はお上を崇めながら、お上に下々のことはわかるまいと、逆にお上を排除し、お上が何をするかを雲の上のできごととしてきた。お上のすることは間違いない時代などないのであって、下々がまたしたいようにできるものでもなかったのである。この法案は成立してしまったので、この法によって取り締まられるのは秘密を守るということをお上が始めるのだから、もともと秘密を誓わせることなどできる国民性かどうかを、下々とともに考えてもらった方がよい。