大陸間弾道ミサイル ICBM InterContinental Ballistic Missile、の可能性があると発表があった。北朝鮮による3発のうちの1発、大陸間弾道弾とも言い文字通りの北アメリカ大陸とユーラシア大陸間を飛ぶ。それが日本海に向けて日本上空を超えた発射実験である。実験は軍事演習であり、立て続けに発射するのは次なる準備行動にある。Jアラートが鳴り続ける午前7時48分ごろから、20分ほどの経過に新幹線が運行ストップなど緊張が高まる。
>大陸間弾道ミサイル(Inter Continental Ballistic Missile,ICBM)は、6,400キロメートル以上の射程をもつ弾道ミサイルである。通常は1万キロメートル前後の射程をもち、水爆弾頭を装備した地上発射のミサイルである。次に述べるSLBM、戦略爆撃機とともに、戦略核兵器の「三本柱」をなす。
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/Peace/J/pNuclear4_3.html
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6443582
北朝鮮 ICBM推定の1発・短距離ミサイル2発発射=韓国軍聯合ニュース
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は3日、北朝鮮が同日午前7時40分ごろに平壌・順安付近から長距離弾道ミサイルとみられる1発、同8時39分ごろに西部の平安南道・价川付近から短距離弾道ミサイルとみられる2発を朝鮮半島東の東海に向けて発射したことを確認したと発表した。
ウイキペディアより
>アメリカ合衆国やソビエト連邦間では、戦略兵器制限条約(SALT)により、有効射程が「アメリカ合衆国本土の北東国境とソ連本土の北西国境を結ぶ最短距離である5,500km以上」の弾道ミサイルと定義された。
>現在ICBMを配備・開発している国は、アメリカ、ロシア、中国、北朝鮮、インドの5カ国(「#大陸間弾道ミサイルの一覧」参照)。核保有国であるイギリスはICBMを配備せず、核戦略を潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)に頼っている。また、フランスは冷戦期間中にIRBMを固定配備していたが、冷戦終結後に廃棄した。1970年代には大陸間弾道ミサイルの開発構想も持ったが断念し、SLBMと爆撃機で核抑止を行っている(「イギリスの大量破壊兵器」「フランスの大量破壊兵器」参照)。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ICBM」の解説
ICBM
アイシービーエム
intercontinental ballistic missile
>大陸間弾道ミサイル。有効射程 5600km以上の,核弾頭を搭載した陸上発射型の戦略用弾道ミサイルをいう。ロケットエンジンで高高度(最大高度 1500~3500km)に打ち上げ,力学的に決まる弾道を描いて目的地に達する。所要時間は 30分ほど。旧ソビエト連邦(ロシア)がいち早く開発に着手し,1957年に部分射程の試射に成功,翌 1958年に配備された。アメリカ合衆国は 1959年に,そのおよそ 20年後には中国が配備した。3ヵ国のほかには朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が ICBMを配備している。戦略核兵器が運搬でき,ICBMに匹敵する射程をもつミサイルとして,SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)がある。
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