引退の気は、ないのであるが、目、耳、足、腰と、その気になるものが襲い、新聞は天眼鏡なしにテレビは集音補聴器なくとも、あるいは日に6000歩から7000歩もの散歩としての日課と、世にいう矍鑠然たる、そのふうすらない。が、年を取っても丈夫で元気なさまに、かくしゃくたる老人とはならないと思っているだけで、風貌と思考はともに、志向して引退の気となる。どういうことか、体が、いつに、ポン、コツとなるか、ピン、コロリであるのか、それを気持ちに抱くようになっている。脳の働きを90歳を超えるまで、110歳ぐらいをとらえていても、体が言うことをきかない、その時に脳の命令は、神経作用として働きうるかということである。カクカクと目を見開く、きょろきょろとする、それは、フクロウを思わせる、シャクに金を楽しむとあるなら、年金生活を意味しているか、いないか、微妙なところである。
矍鑠(かくしゃく) - 語源由来辞典
gogen-allguide.com › 「か」から始まる言葉
矍鑠は漢語で、出典は『後漢書』の馬援伝。 62歳という高齢の馬援が戦陣に立とうと光武帝に申し出たが、老齢を気づかった光武帝はこれを許さなかった。 馬援は甲冑をつけて馬に乗り、威勢を誇示したところ、光武帝が「矍鑠たるかなこの翁は」と言って、感嘆
http://www.kokin.rr-livelife.net/goi/goi_ka/goi_ka_21.html
>矍鑠かくしゃく
年老いても身心ともに元気で丈夫な様。
矍には「素早く反応する」の意があり、鑠には「光輝く」「盛ん」という意がある。
矍は鳥が目をきょろきょろさせる様を示したもので、本来は「おどろきみる様」「落ち着かない様」の意を持つがここでは当てはまらない。
尚、矍の漢字解説は「矍矍」の項に譲る。
鑠は「金+樂」で樂は楽の旧字。
樂には「柄のある手鈴の形」とも「木の上に繭のかかった様を描いたもの」とも諸説あるが、古代に手鈴を鳴らして神を呼んだというのが今に残る意味を考えると納得し易い。
また、「鑠」に関しては説文解字の金部に「金を銷とかすなり。金に従ひ樂を声とす」とある。
この溶かす時のまばゆく光輝く様子から「金属を溶かす」という意味と同時に「光り輝く」「盛ん」「美しい」などの意味が生じたのだとされるが、金自体の「輝く美しさ」と金を「溶かす」という行為、そしてそれによって製造されたものに備わる「永続性」から前述の意味が備わったとも考えられる。
出典は後漢書の馬援伝。
年老いた馬援が遠征軍の大将となることを望み、自分がまだまだ元気であることを皆の前で示した。
その様子に光武帝は「なんと矍鑠たる翁よ」と感嘆した故事。
尚、馬援はこの遠征で病となって死んだが、死と同時に怨恨から讒言が行われて官爵を剥奪された。
その名誉が回復されたのは次代の明帝の時であった。
出典・参考・引用
范曄「後漢書」馬援伝
>矍矍かくかく
目をきょろきょろとさせて落ち着かない様。
転じて、きびきびした様子や常に活発で動き続けている様子に用いる場合もある。
ただし、通常はあまり善い意味としては通用しない。
矍は「目二つ+隹(とり)+又(手)」から成る。
目二つには驚いて左右を見る意があり、故に「矍」は「捕まって手の中にある鳥が目をきょろきょろとさせている様子」を示すとされる。
尚、説文解字の瞿部には「隹の逸走を欲するなり。又の之を持して、矍矍たるに従ふなり。一に曰く、視るに遽あわただしき皃かたち」とある。
出典は易経の震・上六。
矍鑠(かくしゃく) - 語源由来辞典
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矍鑠は漢語で、出典は『後漢書』の馬援伝。 62歳という高齢の馬援が戦陣に立とうと光武帝に申し出たが、老齢を気づかった光武帝はこれを許さなかった。 馬援は甲冑をつけて馬に乗り、威勢を誇示したところ、光武帝が「矍鑠たるかなこの翁は」と言って、感嘆
http://www.kokin.rr-livelife.net/goi/goi_ka/goi_ka_21.html
>矍鑠かくしゃく
年老いても身心ともに元気で丈夫な様。
矍には「素早く反応する」の意があり、鑠には「光輝く」「盛ん」という意がある。
矍は鳥が目をきょろきょろさせる様を示したもので、本来は「おどろきみる様」「落ち着かない様」の意を持つがここでは当てはまらない。
尚、矍の漢字解説は「矍矍」の項に譲る。
鑠は「金+樂」で樂は楽の旧字。
樂には「柄のある手鈴の形」とも「木の上に繭のかかった様を描いたもの」とも諸説あるが、古代に手鈴を鳴らして神を呼んだというのが今に残る意味を考えると納得し易い。
また、「鑠」に関しては説文解字の金部に「金を銷とかすなり。金に従ひ樂を声とす」とある。
この溶かす時のまばゆく光輝く様子から「金属を溶かす」という意味と同時に「光り輝く」「盛ん」「美しい」などの意味が生じたのだとされるが、金自体の「輝く美しさ」と金を「溶かす」という行為、そしてそれによって製造されたものに備わる「永続性」から前述の意味が備わったとも考えられる。
出典は後漢書の馬援伝。
年老いた馬援が遠征軍の大将となることを望み、自分がまだまだ元気であることを皆の前で示した。
その様子に光武帝は「なんと矍鑠たる翁よ」と感嘆した故事。
尚、馬援はこの遠征で病となって死んだが、死と同時に怨恨から讒言が行われて官爵を剥奪された。
その名誉が回復されたのは次代の明帝の時であった。
出典・参考・引用
范曄「後漢書」馬援伝
>矍矍かくかく
目をきょろきょろとさせて落ち着かない様。
転じて、きびきびした様子や常に活発で動き続けている様子に用いる場合もある。
ただし、通常はあまり善い意味としては通用しない。
矍は「目二つ+隹(とり)+又(手)」から成る。
目二つには驚いて左右を見る意があり、故に「矍」は「捕まって手の中にある鳥が目をきょろきょろとさせている様子」を示すとされる。
尚、説文解字の瞿部には「隹の逸走を欲するなり。又の之を持して、矍矍たるに従ふなり。一に曰く、視るに遽あわただしき皃かたち」とある。
出典は易経の震・上六。