現代日本語百科   けふも  お元気ですか

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内閣改造

2019-09-14 | ニューストピック
内閣改造があった。第4次安倍再改造内閣が11日、発足した、麻生太郎副総理・財務相と菅義偉官房長官以外は入れ替える大幅な改造で、初入閣も第2次安倍内閣発足後で最多の13人となった、と伝えた。ふっと、なぜ改造するのか、いまこの時期はどうしてか、そして、外国特派員が見る目はどうか、と伝える。 . . . 本文を読む

日本語教育学入門書の語彙⑳ 言語記号

2019-09-13 | 日本語語彙
概念意味と聴覚音象徴を言語記号で図式にしたのは大学講義の受講者たち、そして弟子による書き加えであったと、草稿本のイラストから説明をする、ソシュールの一般言語学講義である。言語記号のその図には内円に絵が描かれている、円形の半分上部にクリスマスツリーの原木に似た絵柄があり、その下には仕切られた半円の中にバーでくくって、/arbor/と、ラテン語音韻が書き込まれている。円の両側、左右のサイドに矢印の上向きと下向きが添えられて、その上下の半円は行き来している。これが言語記号の模式図である。しかし講義では円に半円となる仕切り線だけが板書で示されたようで、概念と音韻による語は説明のものであったらしい。所記と能記と、小林英雄訳の難しさに、それを読みこなしたのであった。 . . . 本文を読む

日本語文法の説82 文節原理の議論

2019-09-12 | 日本語文法
分節 さくら の はな を捉えて、文法機能辞にも、形式を自立させる言語と違って、日本語は自立と付属の接合になるから、その語を連続するとどうなるか。桜の花が において文節を原理として、桜の 花が と分けるのは作業として単純語を、桜 花 と導き出す。原理に沿えばそうであるが、桜の花 という単語を認めて文節とすると、そこに文節があるのは、1語ではなくて、2語の結合を処理する文節の原理が立たないという。時枝の入れ子型はこれを二重にして桜の花プラスが という段階を模式図化した。ここに、橋本文法として、教科目の学校文法に立場をおく国語学、国語教育のかかわり持つ研究者たちが、この連文節の処理を考えない文節原理のままに、理論構築をストップしている。連文節を文節相当に解析しないのである。 . . . 本文を読む

日本語教育学入門書の語彙⑲ 意味

2019-09-12 | 日本語語彙
>史的言語学 してきげんごがく historical linguistics いかなる言語も時間とともに変化するが,その言語の変遷を研究する学問を史的 (歴史) 言語学という。分野別に分けるときには,史的音韻論 (音韻史) ,史的文法論 (文法史) ,史的意味論などという。 19世紀には,H.パウルにその典型をみるように,史的言語学のみが科学とみなされていたが,20世紀に入ってソシュールにより共時言語学の独立,それと通時言語学との峻別が提唱され,さらに R.ヤコブソン,N.トルベツコイ,A.マルティネらによって構造的史的言語学が打立てられた。これにより,以前のような個々の言語要素の変遷ではなく,言語の体系・構造の変遷がより全体的にとらえられるようになった。なお,史的言語学を共時 (記述) 言語学から区別するのは,あくまでも言語そのものの総合理解のための方法であって,言語そのものが2つの面に分裂していることを主張するものではない。 . . . 本文を読む

日本語文法の説81 人称による構文

2019-09-11 | 日本語文法
1人称言語とみて、日本語の文を見ようとする。言語主体による表現を文形式でとらえるとどう分析できるか。1人称に、2人称言語があるか、3人称言語はあるかと、やや思い付きのことになってくる。話し手、書き手が自分自身また自分自身を含む物言いになるが、2人称となると相手があって、自分があるので、対立する表現を持ち、あなたがとなる聞き手、読み手に向かう言語である。対話型を表現構造にする。事象の捉え方を3人称で行う言語として、日本語にはもともと、その人称が特定されないので、客観的叙述になる。1人称言語はモノローグタイプ、2人称言語は対話問答形式、3人称言語は、日本語にあっては、叙景情景の文章である。 . . . 本文を読む

南京往き

2019-09-11 | 木瓜日記
あと、1週間となった。講演旅行で18日から22日まで南京直行便にてフライト、20日の日に、第2回 2019年9月20日 アジア共同体創生における漢字と漢字文化教育 於 南京林業大学 講演タイトルは、日本の元号に見る漢字文化 というお題である。難しいテーマをもらって、この4,5日をピークに、資料と草稿づくりをした。>(要旨)  はじめに  1 令和とは何か  2 元号とは何か  3 漢字文化   おわりに アジア共同体創生における漢字と漢字文化教育にお招きをいただきありがとうございます。第1回目には現代日本語における漢語の流行について、「忖度」を取り上げました。第2回目は「日本の元号にみる漢字文化」について、取り上げます。難しいテーマですね、わたしは政治、歴史にも興味があります。お話は言語と文学とに関わったことになります。 ことばが、学びます。言葉が詞を学ぶ、つまり言語が言語を受け入れるということです。日本語について「日本語が学ぶ」、わたしの仮説です。日本語はいま英語とくにアメリカの話しことばを受け入れています。古代中国語を学び続けてきている日本語は古典漢文をうけいれて、多大な恩恵を得ています。古代の漢文化、漢字漢語の受け入れを話します。 . . . 本文を読む

日本語教育学入門書の語⑱ 意味

2019-09-10 | 日本語語彙
漢字には語義がある。漢字は文字であり詞であるから、、字音と字形にある字義として捉えている。それに対して、意味はとなるとどうか。日本国語大辞典で17世紀から用例を載せているが、それには、含蓄を指す、言外の意味という用法である。また、>楊載‐敗裘詩「意味存鶏肋、寒涼視馬毛」、元代中国の詩人の例を載せている。これはコトバンクでの精選版 日本国語大辞典の解説の用例の出し方は、引用がないのでわかりにくい。字通で検索していると、熟語の項に、>【意味】いみ  おもむき。宋・朱熹〔論語序説〕子曰く、頤(い)、十七より論語を讀む。~之れを讀むこと(いよいよ)久しくして、意味の深長なるを覺ゆ。 と、見える。 . . . 本文を読む

日本語文法の説80 文節批判の批判

2019-09-10 | 日本語文法
国語文法の理解をどうしているだろう。文節は自立語と付属語とあって、その自立語は意味を持つ単語、付属語は実質的な意味に対して文法的な意味を持ち、自立語に付属する語である。ここで自立語、付属語というのは語の単位を構成する要素であるから、自立する、付属するという働きを持った語のレベルが異なっている。それを品詞分類表でも区別されているところに、同じ語であるのは、語という名称がおかしいというのは、それですでに、語の区別を理解していないことになる。語構成に接尾語とあって、単語における接辞の扱いになるかならないかはまた、文法分析を語に及ぼすときの捉え方である。文節にもしも、同等の語のレベルで働くとする付属語を見るのは、そうではないと言えなくなってしまう、単語の規定を変えてしまってくることになる。 . . . 本文を読む

日本語文法の説79 国語文法批判

2019-09-09 | 日本語文法
国文法批判の批判をすることになる。教科文法、学校文法の解説をもって文法学説のように批判をするのは、いささか、気が引ける。そこに文法理論があるのかどうかを学校文法批判は批判しない。言い換えれば、学校文法に対する、曲解がまかり通り、その批判の形をとって表れる議論の根本的な誤謬である。教育文法の論議ならばそれを認めることにもなるかもしれないが、そこには実践者の苦悩を見るだけになる。その論文をここに紹介するが、ここにある学校文法批判者はわたしの良く知る人であり、思い起こせば某雑談会のメンバーとして1970年代半ばの議論からよく知るものである。名を伏せることもないが、それだけに学校文法批判には、日本語学の一文を読んだときにもこれではいけない、これをもって教育学部教員養成でやってはいけないことになると感じたものである。日本語学からの直接引用ではない、百留さんのダイジェストによる文章からお借りするのも、学校文法の批判の批判は聞く耳を持たれることではない。 . . . 本文を読む