ネタ切れです。
黒澤明、三船敏郎、京マチ子の名前を、国際的に高めた、日本映画の最高傑作。
洛中の羅生門に、雨宿りしていた三人の男の世間話です。
洛北の山中を旅していた、公卿の夫婦が、盗賊多襄丸に襲われてしまいます。
多襄丸は、藪の中で夫を縛り上げ、目の前で妻を犯してしまいます。
やがて捕まった多襄丸と、妻は、裁きを受けるのですが、二人の言い分は食い違ったままです。
そこで、死んだ夫に聞くために、巫女にしゃべらせますが、これも一致しません。
真相は、藪の中です。
原作は芥川龍之介の「藪の中」ですね。
激しい雷雨の中、突然、赤ん坊の泣き声が聞こえてきます。
養いきれなくなった赤子を、羅生門にお置に来たのでしょう。
三人の中の一人が、様子を見に行ったまま、母親が置いて行った着替えをもっていって、立ち去ってしまいます。
坊さんが、赤子を抱えたまま、呆然としていると、もう一人の男が、抱きとろうとします。
坊さんは、お前までが、赤ん坊の着ているものを、剝ごうとするのかと、𠮟りつけるのですが、
おとこのセリフが、ラストシーンです。