<3月の鑑賞予定映画>
ててるてる坊主のおかげで、台風去りました(≧∀≦)
すでにグッズは長蛇の列!
食べ物しこたま持参して開演まで待ちますヽ(´▽`)/
では、稲葉王子を拝んできますo(^∇^o)(o^∇^)o
~子どもが大人に読んであげたい物語~
どうしても観たかったので、公開早々に行ってきました。
2008年 日本 東宝配給 (08.09.13公開)
[監督]中島哲也
[原作]後藤ひろひと (MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人)
[脚本]門間宣裕・中島哲也
[音楽]ガブリエル・ロベルト
[主題歌] 「memories」 木村カエラ
[出演]
役所広司・・・・・・・・・・大貫 (大富豪で超ワガママクソジジイ)
アヤカ・ウィルソン・・・パコ (交通事故の後遺症で1日しか記憶がもたない)
妻夫木聡・・・・・・・・・・室町 (自殺未遂で入退院を繰り返す元有名子役)
土屋アンナ・・・・・・・・・タマ子 (タトゥーの入った強面の看護師)
阿部サダヲ・・・・・・・・・堀米 (なんで入院しているかよくわからないヘンな人)
加瀬亮・・・・・・・・・・・・・浩一 (大貫の甥っ子で雅美の夫)
小池栄子・・・・・・・・・・・雅美 (病院の看護師で浩一の妻)
劇団ひとり・・・・・・・・・・滝田 (消防車に轢かれた消防士)
山内圭哉・・・・・・・・・・・龍門寺 (銃が暴発して入院してきた傷だらけのヤクザ)
國村隼・・・・・・・・・・・・・木之元 (ジュディ・オング好きの噂話が大好きなオカマ)
上川隆也・・・・・・・・・・・浅野 (ピーターパン気取りの医者)
<見どころ>
『下妻物語』『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督が、
偏屈老人と記憶障害を持つ少女との交流を幻想的に描くファンタジー。
原作は2004年に伊藤英明・長谷川京子のW主演(ともに初舞台)で
話題となった舞台「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」
(作:後藤ひろひと・演出:G2)。
舞台通の間で語り継がれ、2008年には新たなキャストで再演も行われた、
伝説的な舞台を映画に画期的にアレンジ。
役所広司、妻夫木聡、土屋アンナなど豪華キャストが出演。
クライマックスで役者たちを3DのフルCGキャラクターに変身させ、
彼らの生の演技と連動させていく大胆な演出に注目。(シネマトゥデイより)
<あらすじ>
一代で会社を作り、我侭放題に生きてきた大貫(役所広司)は、
持病で入院していた。病院には、患者も医者も看護婦もクセのある者
ばかりが集まっていた。その中で唯一、ピュアな心を持っていたのが、
交通事故で入院した少女パコ(アヤカ・ウィルソン)。
我侭な大貫だったが、パコの優しい心に打たれ、毎日、絵本を
読み聞かせるように。
しかし、事故の後遺症でパコの記憶が一日しか持たないと知った大貫は、
パコのために絵本をお芝居にしようと病院の人々に呼びかける・・・。
<感想>
予告編から気になっていた1本。
「下妻~」「嫌われ松子」の中島監督なので、かなり期待していったのですが
期待通りの作品でした。
舞台が原作とあって、劇中に出てくる俳優さんは、舞台のようなリアクション。
そして、みんな、キャラ濃い!!!
お話の中心は、大貫(役所広司)とパコ(アヤカ・ウィルソン)。
役所さんの、こんなはじけた演技、久々に見ました。
「お前が私を知ってるってだけで腹が立つ!」とまぁ、
他人とコミュニケーションをとるのが嫌いなクソジジイが
パコに出会ってから、「私はただ、この子の心にいたいんだよ!」と
思うようになるんですよね。
しかし、大貫の髪型、サリーちゃんのパパに見えてしかたなかったです。
そして、アヤカ・ウィルソンちゃんのラブリーなこと!
うちの息子同い年には、見えませんわ~。
純真無垢で、見てるだけで癒されました。 そして、泣ける・・・・・。
脇役がこれまた主役級の人ばかり。(しかも個性的な人)
加瀬さんは「グーグーだって猫である」にも出演されてましたが
ほんと売れっ子さんですよね。今回は、おとぼけキャラを演じきってました。
上川さん、うまいなぁ~。はじけたピーターパンには笑えました。
それと、男性なのに、足キレイなんですよ~タイツ姿の上川さん必見です。
今作で、一番驚いたのがこの二人。
室町(妻夫木聡)、雅美(小池栄子)。
小池さんは、はじけすぎ!っていうぐらいインパクト大!でした。
妻夫木くんは、よくこの役演じたな~。ナイスでしたよ!
彼の評価、また上がっちゃいました。
土屋アンナさんは、イメージどおり。この役は彼女にはまりすぎ!
あと、安部サダヲちゃん。主役を食う、きょ~れつ度。(笑)
全部見終わると、サダヲちゃんがベースの映画?なんて思ってしまうほど
印象が強かったです。
サダヲちゃんが好きな私は、十分OKですが、ファンでない人は
「あんなに出て、最後もおいしいとこ持ってて、ウザっ!」って思うかも?
ここで、評価が多少わかれるかもしれませんね。
終盤、実写と3DCGを組み合わせた日本映画で初めての演出がなされて
いましたが、確かに見事でした。日本もまだまだ捨てたもんじゃない。
邦画だけど、洋画のように色彩が豊か。
絵本がそのまま飛び出したような作品でした。
今年度、邦画のベスト作品間違いなしでしょう。
まさに、キャッチコピーどおりの映画でした。ただし、カギは「サダヲ」!(笑)
点数:9点 (満点10)