<12月の鑑賞予定映画>
~この夏、世界最大の博物館が動き出す!~
息子が自由研究のまとめをする、というので、その間、家を空け
映画を観て時間つぶし。
ところが帰宅したら、ほとんどやっていなくて息子の頭上に雷鳴が。。。
2009年 アメリカ 20世紀フォックス (09.8.12公開)
監督:ショーン・レビ 音楽:アラン・シルベストリ
製作総指揮:マーク・ラドクリフ 上映時間:1時間45分
出演:ベン・スティラー・・・・・・・・・・・・・ラリー・デリー
エイミー・アダムス・・・・・・・・・・・アメリア・イヤハート
ロビン・ウィリアムズ・・・・・・・・・・セオドア・ルーズベルト
オーウェン・ウィルソン・・・・・・・・ジェデダイア
<見どころ>
『ナイト ミュージアム』の続編。世界最大の博物館・スミソニアンを舞台に、
ナポレオンやアインシュタイン、深海に住む巨大なダイオウイカまで、
歴史や自然界の遺産たちが次々と動き出す。監督のショーン・レヴィと
主演のベン・スティラーのコンビは前作を踏襲。
『魔法にかけられて』のエイミー・アダムスが、新たなヒロインとして登場する。
<あらすじ>
警備員として夜のニューヨーク自然史博物館を平和に戻して以来、ビジネスも
息子との関係も良好なラリー(ベン・スティラー)。ある日、スミソニアン博物館の
展示物から、助けを求める電話が舞いこむ。
何と、世界征服を企むエジプト王ファラオが、歴史上の有名戦士たちを率いて
戦いを始めようとしているとのことだった・・。(シネマトゥディより)
<感想>
「ナイト ミュージアム」の続編。
前作は、ニューヨークのアメリカ自然史博物館が舞台だったが、
今回は、ワシントンDCにある、スミソニアン博物館が舞台。
いつかは行ってみたい博物館の一つです。
アメリカ自然史博物館での騒動から2年後。同館は改装のために休館となり、
居場所のなくなった展示物たちは、スミソニアン博物館の地下保管庫に保管
されることに。
ところが、あの猿のデクスターが魔法の石版を持ってスミソニアンに運ばれて
しまったため、スミソニアン博物館の展示物まで動いてしまうことに!
というわけで、世界最大の博物館の展示物が動くので、動く数も半端じゃない。
歴史上の人物?も、たくさん登場しました。
アメリア・イアハート・・・・・・女性で初めて大西洋単独横断飛行に成功した方
だそうですが、すいません、初めて知りました。
このほかにも、イワン雷帝、アル・カポネ、ナポレオンなども登場。
この3人は、さすがに知っていましたが、なんか妙に笑える3人でした。
展示物が動くのは、前作と同じですが、今回は、絵画も動くのが面白かった。
特に、アルフレッド・アイゼンスタットの有名な写真作品、「ウォーズ・エンド・キス」の
中に入り込むっていうのは、すごく面白くて、私自身の想像も膨らむような
感じでした。ちゃんと、そこで落とした物のオチが、エンドロールで描かれていたのも
面白かったです。「あの落し物は結局どうしたんだろう?」と思っていたから
エンドロールを見てすっきりしました。
映画をこれからご覧になる方は、エンドロールまで席を立たないことを勧めます。
面白い部分もありましたが、逆に残念な面も。
続編、ということもあり、前作のキャラが出ていたのは当たり前ですが
彼らの活躍があまりにも少なかった。もう少し活躍の場を与えてほしかった・・と
いうのが、個人的な意見。
あと、舞台をスミソニアン博物館にしたのは面白かったが、何せ世界最大の博物館。
舞台が広すぎて、カームンラーの野望を阻止する、という本来の話のスジが
ちいと、薄っぺらく感じてしまいました。
スミソニアンに展示してあるものが、どうやって動くのかに興味が走り
エジプト王の野望なんて、どうでもええわ・・なんて最後思ってしまったのですから
このあたりはもったいなかったですね。
笑いのセンスは、前作同様なかなかGOODでした。
ただ、やっぱり歴史上の人物の背景をある程度知っていないと笑ええんギャグも
あるので、このあたりは少しかじって行った方がいいのかも?と感じました。
ストーリー性は前回より薄いですが、親子で観る夏休み映画としては上々の出来です。
点数:7.5点 (10点満点)