<12月の鑑賞予定映画>
~あふれるほどの愛でしか、世界は変わらない~
2021年 日本映画 (2021.07.22公開)
配給:KADOKAWA 上映時間:115分
監督:篠原哲雄
原案:片野ゆか 『北里大学獣医学部 犬部!』(ポプラ文庫)
脚本:山田あかね
音楽:GEN
出演:林遣都/中川大志/大原櫻子/浅香航大/田辺桃子/安藤玉恵
しゅはまはるみ/坂東龍太/田中麗奈/酒向芳/蛍雪次朗/岩松了
<見どころ>
実在した大学のサークル活動をつづった片野ゆかのノンフィクション小説を映画化。
“犬バカ”の獣医学部生が仲間と共に動物保護に奔走する大学時代と、獣医師として
新たな問題に立ち向かう現代という二つの時代構成で、動物の命と向き合う人々の
奮闘を描く。動物愛護サークル「犬部」を設立する主人公を『私をくいとめて』
などの林遣都、彼の親友を『虹色デイズ』などの中川大志が演じる。
『花戦さ』などの篠原哲雄が監督を務め、『犬に名前をつける日』などの
山田あかねが脚本を手掛けた。
<ストーリー>
獣医学部の学生・花井颯太(林遣都)は幼いころから動物愛護活動に奔走し、
一人暮らしのアパートは保護した動物でいっぱいだった。ある日心を閉ざした1匹の
実験犬を救った彼は、より多くの命を救うため動物愛護サークル「犬部」を立ち上げる。
颯太と同様に“犬バカ”である同級生・柴崎涼介(中川大志)らも仲間に加わり、彼らは
保護活動に取り組んでいく。16年後、変わらぬ信念で動物保護に関わってきた颯太が
逮捕されてしまう。
<感想>
北里大学獣医学部に実在した動物保護サークル“犬部”を取材したノンフィクションを
原案に、殺処分ゼロを目指して困難な保護活動に尽力する若者たちの奮闘を描く。
主人公・花井のモデルは、ハナ動物病院の太田先生。
昨年5月ごろだったかな?TV番組で、太田先生が愛犬ハナちゃんを看取るまでの
ドキュメントがあって拝見し、動物に対して真っすぐで、
いいかげんな飼い主さんには、ちゃんと叱っている姿を見てとても感銘受けました。
本編は動物が可愛いだけでなく、生体実習や殺処分、多頭飼育・保護活動
などなど厳しい現実問題も描いています。
当時、獣医になるために必須だった生体実習に異を唱え、「一匹の命も
無駄にはさせない」という強い信念を持つ姿勢に思わず涙。
動物たちの演技も訓練されているワンコばかりだから、とても上手で
それだけでも癒されたのですが、ニコ役のワンちゃんが役柄がちょっと
キツイ役柄だったので、演技とはいえ大丈夫かなぁと、心配になりました。
動物好きには観ていて辛い場面もありましたが、観てよかったです。
これから犬・猫を飼いたいと思ってる方は、この映画観ることをおすすめします。
ペットを飼うというのは使命と責任がある、ということを改めて実感しました。
我が家のはなちゃんも大事にしなければ!
点数:8点/10