~おかえり、クズの皆様~
2011年 日本映画 (11.11.05公開)
配給:東宝 上映時間:133分
監督:佐藤東弥
原作:福本伸行 「カイジ」(講談社ヤンマガKC刊)
脚本:福本伸行、山崎淳也
音楽:菅野裕悟
出演:藤原竜也/伊勢谷友介/吉高由里子/生瀬勝久/松尾スズキ/光石研/香川照之
<見どころ>
福本伸行原作の人気コミックを、『DEATH NOTE デスノート』シリーズの藤原竜也主演で実写化した
サバイバル・スリラーの続編。再び多額の借金を背負った主人公が大金をゲットするために、
まさしく命懸けのゲームに挑む姿を描く。主人公のカイジ役の藤原竜也や香川照之が再び出演するほか
吉高由里子、伊勢谷友介、生瀬勝久らが共演。
脚本に福本が初めて参加して映画オリジナルのゲームを考案するなど、前作以上に過酷になった
サバイバルゲームの行方を見届けたい。
<ストーリー>
一度は多額の借金を返済しながら、またしても借金地獄に陥った伊藤カイジ(藤原竜也)。
10億円以上を稼げるモンスターマシーン“沼”に挑むカイジの前に、
裏カジノの支配人・一条聖也(伊勢谷友介)が立ちふさがる。難攻不落の“沼”を攻略するため、
カイジは裕美(吉高由里子)、坂崎(生瀬勝久)、そして利根川(香川照之)らと協力するが……。
<感想>
前作、「カイジ 人生奪回ゲーム」感想記事
09年公開された「カイジ」の続編。
利根川と命懸けのギャンブルに勝利して借金地獄から抜け出した伊藤カイジだったが
1年も経たないうちに再び借金をかかえ地下労働へと逆戻り。
だが、地下仲間たちを代表して地上に戻り、14日以内に仲間全員の借金を返済するために
109万円を元手に2億円を稼ごうとする・・・・てのが今回の話の流れ。
前作に引き続き、利根川や亡くなった石田の娘、裕美が出てくるので、前作を観ておいたほうが
話の流れはわかりやすいかと思います。
せっかくゲームに勝って借金生活から解放されたのに、またも借金で地下生活。
学習能力がないなぁ~、とツッコミ超満載でしたが、今回も楽しんで観れました。
利根川は、今回、味方?のようなポジションでしたが、そこは利根川。
最後に、ああいう行動をとるあたりが、さすが利根川。カイジより一枚上手です。
今回の敵は、伊勢谷友介演じる一条。
いやぁ~伊勢谷さん、さすがの演技でしたね。
最後、カイジとバトルところは、なかなか見ごたえがありました。
今回のキーパーソンは、吉高由里子ちゃんが演じる裕美でしたが、ああいうポジションとは
思いませんでした。ちょっと意外。
で、彼女らしい演技だったんですが、とにかく藤原くんといい、香川さん・伊勢谷さん・生瀬さんという
超個性的俳優が、あれだけいたのでは、ちょっとかすんじゃったかなぁ~。
彼女もけっこう個性あるんですがねぇ・・・いかんせん、あの3人の個性が凄すぎです。
今回の最大の見せ場が、モンスターパチンコ台 “沼”。
大きなゲームは、↑のパチンコと、「美女と奴隷」ぐらいなもの。
正直、前回よりこじんまりしているかも?
しかも、モンスターパチンコ“沼”を攻略するのに何度もピンチに遭うが、これがくどい。
観ながら「まだあるんかい?」と思ってしまった私・・・・。
おまけに、入るセキュリティは厳しいのに、管理室のセキュリティ甘くない?
それでも、今回も信頼・絆の大切さは盛り込んでいて、石田さんのくだりはホロッと来るものがあります。
話の内容は荒唐無稽だけれど、飽きずに観る事ができました。
*やっぱり真面目に働く
*ギャンブルは、ハマルとやはり怖い
改めてそう思いました、ハイ。
そうそう、原作者の福本さんも黒服の人で、ちらっと出てましたね~。
点数:7.5点 (10点満点)
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