おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

関電の金品授受、元助役だけでないし、福井県元幹部も元助役から贈答品、こりゃ底なしだ!!

2019年10月04日 | Weblog

午前6時ちょうどです。

雨降りの暗い朝です。

台風から変わった低気圧の影響だそうで、気温はプラス13度だ。

最高気温も19度に止まるとか。

土、日は寒くなるそうです。

写真はきのう午後の羊蹄山だ。

さて、

亡くなった元助役から、あれやこれやを貰っていた関電幹部です。

きのうの羽鳥モーニングショーでは、1着50万円の背広2着貰っていた例もあったとされた。

しかもこれが「儀礼の範囲」と関電幹部は申しておったそうで、その金銭感覚に口あんぐり。

また、元助役が顧問をしておったという建設会社の売り上げは、2013年が3億5000万円だったけど、2018年には21億8000万円にも膨れ上がっておったという。

高浜原発の再稼働に向けた安全対策工事の急増だ。

その額1兆円で、これは原発2基分に相当するそうだから、業者にとってはおいしい工事だった。

しかも、悪名高い総括原価方式だから、「建設コスト」がどんだけ高くなっても、電気料金に上乗せすればいいだけの話だ。

フツーの会社は見積もりをとったり、いわゆる「相みつ」を取って、安く入札してコストを下げて利益を出す。

だけど、電力会社は総括原価方式なので、コストが増えてもすべて電気代に上乗せすればいい。

つまり、電力会社は建設コストがいくら高くても痛くもかゆくもない。

こうして一般家庭は高い電気代を支払わされるはめになる。

だけど電気を使っていない家庭などほとんどないから、薄~く、広~く徴収できるのだ。
 
つけは一般家庭に回ってくる。

そんなことだから、福島第一原発事故の影響で、全国各地の原発で安全対策工事が行われ、あっちでもこっちも関電と似たりよったりの構図があっても、なんら不思議ないのだ。

この元助役はほかにも、メンテナンス会社の相談役だったり、関電子会社「関電プラント」の顧問もしておったというから、関電とは「ずぶずぶの関係」だった。

さらにきょうの各紙は「関電幹部 業者から直接の例も」との見出しだ。

ようするに元助役だけでなく、業者からも直接カネを受け取っていたというのだ。

しっかりカネが「工事業者から還流」しておった、ということになります。

カネがじゃぶじゃぶの電力会社と、高い価格で受注できる受注業者の関係、あまりにおいしくて羨ましい。

おぢが業者なら、なんとかお仲間に入れてほしくもなる。

1000万円も利益が出るなら、1着50万円の背広はお安いもんだ、2着もプレゼントしちゃいますってば!!

そんなこんなで、全国各地の電力会社に出入りする業者は、ありがたくて電力会社に足向けて寝ることなどできません。

電力会社の幹部から下っ端の職員まで、揉み手ですり寄る地元業者の気持ちがよくわかる。

さらに、NHKニュースによれば、福井県元幹部も元助役から贈答品を受け取っていたという。

「儀礼的な範囲」というけど、関電幹部は「1着50万円の背広」も儀礼的範囲というから、福井県元幹部の常識はどうなのか???

さらにさらにNHKニュースによると、元助役の関連会社には、入札なしで18件の工事が発注されていたという。

関電はこれについて「契約できる登録業者は吉田開発しかなかった」としておるそうだ。

これがどんだけ特殊で難しい工事かと思ったら「寮や社屋」というから、ありゃりゃなことなのだ。

疑惑が山ほど出てくる関電を巡る問題ですが、この際は全国各地の原発関連工事業者の税務調査をしっかりやれば、怪しいところが次々出てきそうな気がしますけど、さてどうだろか???