おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

倉本聰さんの「核廃棄物施設の上に老人の楽園」悪くないアイデアだ!!

2017年05月02日 | Weblog

午前6時の気温はプラス6度。

薄曇りのお天気で予報によると、きょうは曇りのち晴れの一日だ。

そろそろ、あれやこれやの作業も苦にならない季節になってきた気がします。

そんなことで、きょうは床下の掃除をすることにしておる。

床下には一冬分の薪を取り込んでおった。

これをほぼ使ってしまって、近々、今年の冬用の薪を取り込まねばなりません。

その前に床下をきれいにしておこうということ。

なんだかんだ、アリのようにせっせと働かねばならんのが田舎暮らしでござる。

そんな今朝は、きのう午前中の「ヨガ」のおかげで、肩周辺がかなり筋肉痛じゃ。

Eテレ朝の体操で、そこそこほぐれましたけど、いまいちですわ。

年々右肩下がりで衰えていく筋肉ですが、それを右肩上がりにするのも、維持し続けるのもちょいとムリ。

ってことで、おぢの場合は、少しばかり緩やかな右肩下がりにするのが目標で、日々の運動はそのためでござる。

ジジ、ババは、ムリせず楽しく筋トレじゃ。

そこんとこヨロピクね!!

ところで、

毎度、文藝春秋で申し訳ないけど、5月号に倉本聰さんが幸せな「終活」について書いておって、興味深かった。

曰く「老人だけのユートピアをつくろう」

どんなユートピアかというと「どこか広大な土地を有する地方自治体に、フィンランドの放射性廃棄物最終処分場『オンカロ』のような洞窟をつくって、そこに核のゴミを集中させる」

「そしてその上に、夢のような、80歳以上の高齢者だけが暮らすユートピアのような街を造る」

「学校は要らない。その代わりに、国が費用を出して病院や介護施設を充実させる」

「高齢者を一か所にまとめるわけだからサービス効率も良くなるし、皆、幸せに暮らせます」

そして「高齢者がこういう形でこれまでの責任を負うのもアリじゃないでしょうか」としておる。

おぢはフムフムいたしましたです。

福島県のあちこちには、うず高く積まれた巨大な黒いビニールバッグがあるという。

原発のゴミやフクシマの事故で放出された放射性物質が入っておる大量のバッグだ。

どこの自治体も引き取り手のないこのバッグ、このまま100年も200年もそのまま放置しておくわけにもいかんだろ。

これら大量の放射性物質を埋めて、その土地に子どもや若者が住むのでは、いかにも拙いし、健康不安もあってよろしくない。

だから原発の責任の一端を担ってもらうため、80歳以上の老人に住んでもらうというアイデアは悪くない。

放射性物質が埋まった土地の上ですから、一般的な高齢者施設より、値段は安くするのがいい。

施設の職員も、元気な高齢者を中心に住んでもらうのがいい。

若い職員は20~30キロ離れた近隣町村から通うのがいい。

さすれば、この積極的な「姥捨て山」に住むのも、おバカな原発を許してきた世代の、正しい責任の取り方かもしれません。

また倉本さんはこんなことも書いておる。

岸伸介が遺した「老後の長生きの秘訣三則」だそうで、これ倉本さんも実践中だという。

どういう三則かというと「転ぶな、風邪を引くな、義理を欠け」だそうだ。

なかでも倉本さんは「義理を欠け」が最も重要だという。

もう冠婚葬祭には出ないようにしておるそうで、よほど親しい人には花を贈るか、弔電を書くぐらいだそうな。

その理由はというと「一々金を包んだり、葬式に行っていたら身が持ちませんから」としておる。

なるほどねぇ、、、

おぢは倉本さんよりまだそこそこ若いので、旧友の葬儀には出かけようとは思いますが、先々は冠婚葬祭には出ないという選択肢もあるのだなぁと、しみじみいたした。

あと10年もしたら、冠婚葬祭はご勘弁と思った、ゴールデンウイーク谷間の朝なのでござる。


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