おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「晴耕雨読」!?

2015年05月30日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス13度。

雨がジャンジャン降っております。

ついいましがた、ポンポンポンと花火が打ちあがりましたです。

お近くの樺山小学校で、きょう運動会があるためです。

予報によると、このあと天気は回復するらしいので、どうやら運動会は決行するのでしょう。

朝のE体操が終わって、雨も止んでまいりましたです。

上の写真はいわゆる「玉切り」作業です。

太い原木を、チェンソーで薪の長さに切って、薪割り機で割る作業なのです。

フツー皆さんは、すべて玉木りして、次にすべて割って、それから積んでという作業手順。

ですが、おぢは同じ作業を続けているとすぐに飽きてしまう「こらえ性のないヤツ」なので、切ってはその分だけ割って、それをその日のうちに薪小屋に積んでしまうのです。

1日完結型の作業なのじゃ。

…っていっても実態は「年寄り半日仕事」と決めておって、作業はせいぜい4時間が限度か?

穿いておるズボンは、チェンソー作業用のチャップスで、万が一刃が当たっても中まで切れない優れものだ。

いまはもっと軽量でスマートなものが販売されてます。

このチャップス、玉きりはもちろん、輪切りにしたものを薪割り機に乗せる際にもたいした重宝しております。

擦り傷なんかも防げるわけで、作業の安全には欠かせない。

これと、いわゆる「安全靴」も必須だね。

足の上に重い丸太が転がってきても、ケガしませんです。

そんなこんなの作業ですが、きょうは雨の予報でしたので、一日パソコンに向かって仕事することにしております。

晴れたら薪割り、雨が降ったらパソコンで仕事ってことだ。

これは現代版の「晴耕雨読」かしらん?


「早く質問しろよ!」とお子ちゃま総理

2015年05月29日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス13度。

晴れの良いお天気でござる。

きのう、この冬の薪をようやく家の床下にすべて取り込み終わりました。

天気や体調、仕事や遊びの合間を縫って行なわれた作業は計4日間。

時間にして14~5時間ってところでしょうか。

これでこの冬がどんなに寒くても、燃料の心配なく過ごせるわけですから、ホッとしております。

そんなことで、いよいよ次のステージ、今度は薪割りでござる。

体力と気力、これが続く限り、薪ストーブは続けたいわけですが、どうだろか???

さて、

国会でござる。

民主党の辻元清美議員が「機雷掃海を実施することで日本がテロに狙われ、自衛隊にも死傷者が出るリスクが高まるのではないか」と質問しておる最中でござる。

なんと総理が自席から「早く質問しろよ!」とヤジを飛ばした。

質問の真っ最中だから、おぢも口あんぐり、呆れました

イライラしておるのでしょうけど、こんな総理大臣、我がニッポン国の政治史上初めてだ。

ついこの間、野党のヤジに「議論の妨害はやめていただきたい。少し静かにしてください。学校で習いませんでしたか」と感情露わに反発したのは、総理自身ではなかったか。

自衛隊の最高司令官で一国の総理大臣が、こんなお子ちゃまで、この先のニッポン国、危うくないか???

フクシマ原発事故の際、イライラして周囲に当り散らしたイラ管こと管元総理にも呆れたけれど、このお坊ちゃまもどっこいどっこい。

今回はホルムズ海峡で掃海艇による機雷掃海を行う基準に関して質すものだった。

これについては、元内閣官房副長官補で、防衛官僚だった柳澤協二さんは、東京新聞で以下のように述べておる。

少し長いけど引用いたします。

安倍晋三首相がこだわる中東のホルムズ海峡で機雷掃海を行う基準について、中谷元・防衛相は「どれくらいの被害を想定しているのか。死者が続出する状況か」と問われ、「必ずしも死者が出ることを必要としない」と答弁した。

首相は「総合的に判断する」と言う。

死者が一人も出なくても、集団的自衛権が行使できる「存立危機事態」と言えるのか。武力攻撃を受けたときと同じ損害というのに、一人も死なないというのは同等の被害じゃない。

国民が一番知りたいのは、政府が総合的に判断する基準が何かだ。

それについて何も答えていない。要するに政府は基準を持っていない、答えられないのだと思う。

「その時になったら政府が判断する」というのが唯一の答えのようだ。

端的にホルムズ海峡に機雷がまかれれば、まいた国が日本に届くミサイルを撃ってくるというなら分かりやすいがイランは日本に届くミサイルを持っていない。

中東の国で日本に届くミサイルを持っている国はない。

首相は「それ以外はなかなか念頭にない」と言う。

具体例としてそれしかないのであれば、そこを徹底的に議論すべきだが政府自身が他国への攻撃で日本の存立を脅かされることがあると思っているのかさえ、疑わしい。

首相は二十七日の答弁で、私が指摘した自衛隊の後方支援に関するある新聞でのコメントを「柳沢さんは間違っている。なぜ初歩的なことを分からずにべらべらしゃべっているのか」と批判した。

「べらべら」などと言うのはご不快だからだろう。

私は事実上起こる軍事的常識を指摘しただけだが武力行使を拡大させる法案を出し、実際にその重い決断をする首相自身がこのような感情的な言葉を使ってしまうことに不安を感じる。

…引用以上

おぢもこの「べらべら」だったり「早く質問しろよ!」だったり、感情的な言葉を安易に使ってしまう総理大臣に、不安どころか、その資質にさえ、疑問を持つのでした。

坊ちゃん総理は、同時に自衛隊の坊ちゃん最高司令官ってことで、この際はニッポンと北朝鮮が似たりゴンベに見えてきて、ゾゾッとする初夏の朝なのでござる。

アジャパーな人を総理にしたもんだねぇ、ニッポン国民は、、、

 


自衛隊の「リスクが高くなる」と言わない政府

2015年05月28日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス3度とたいした涼しい。

お天気はよろしいし、風もない。

小鳥のさえずりがあちこちから聞こえて、気持ちもよろしいです。

清々しい山の朝でござる。

さて、

国会でござる。

きのうもラジオでしっかり聞いておりましたけど、野党の質問にちゃんと答えない安倍総理には呆れかえって言葉もない。

何々について質しておるわけだから、何々について答えればよいのだけれど、それとはまったく別の聞いてもいない話ををべらべら喋りまくるから、わけが分からんのです。

そこへもってきて、詭弁に告ぐ詭弁ですから論戦も何もあったもんではござりません。

例えば「アメリカの戦争に巻き込まれることはない」と安倍総理はきっぱり言うわけですが、これは以下のような意味となる。

「アメリカの戦争には積極的に参加することになるので、巻き込まれることはない」

また「イラクのような戦争に参加することはない」と安倍総理は言い切るわけですが、これまた詭弁。

「同じ様な戦争」などそもそも世界のどこにもないのです。

「イラクのような戦争」は、もうありません。

だから「イラクのような戦争に参加することはない」と言い切るのです。

そして、この先自衛隊が参加するであろう戦争は、「イラクとは違う」と言い募るのです。

酷いと思いませんか?

さらにはこの安保法制が通ると、明らかに自衛隊員のリスクは高まるけれど、「自衛隊員のリスクは高まる」とも決して言わないのですなぁ~この政府は!!

自衛隊はこれまでのPKOと違って、「兵站」(へいたん)を担うことになる。

兵站は、最近ではロジスティックといいますが、ようは「補給に輸送」といった後方支援のことでござる。

第2次大戦で旧日本軍は、東南アジアの国々を侵略しましたが、その目的は石油などの資源を確保し、ニッポンに送ること。

石油など資源を積んだこのニッポンの輸送船を、米国の潜水艦や空母から発進した航空機が撃沈し、資源はニッポンに届かず、輸送に携わった多くの一般人に犠牲者が出た。

補給を断つ、輸送を妨害する、それが戦争に勝つための手段でござる。

したがって、補給と輸送は、まさに「戦争そのもの」なのでござる。

これを、この安保法制の下では自衛隊が担うというのです。

どっからどうみても、自衛隊のリスクがこれまでより高まるのは当たり前田のクラッカーだけど、決してそうは言わないのです。

リスクが高まると言ったら「法案が潰れる」と言うのですから呆れます。

バカをこくでない!!と申しておきましょう。

総理大臣は、自衛隊の総司令官でもあります。

最高司令官が、大ウソこいて、自衛隊員にあれこれ命を懸ける命令を下すってどうなのよ?

自衛隊員は、意気に感じで使命を全うする気になるかぁ???

そんなアホンダラの司令官の言うままに、命を賭けて敵と戦えますかぁ???

ここは正々堂々、「命の危険もリスクも高まるがニッポン国のために戦ってください」というべきではないのかね。

「リスクは変わらん」と姑息に言い続けて、自衛隊員を死地に向かわせる司令官ってなんじゃらほい???

安倍総理、自衛隊員になり代わり、この際おぢは「司令官としてあんたはクズだ!!」と申しておきましょう。

 


海外「派兵」はしないけど「派遣」はする!!

2015年05月27日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス10度。

日中は20度前後にはなるのですが、朝夕はまだ寒い。

本州では連日30度超えの気温だそうで、5月に30度ってねぇ、どうなのよ???

いまどき本州は梅雨ではなかったのか?

本来、スカッと「爽やか北海道」のはずが、どうやら梅雨みたい。

「エゾ梅雨」などと申しますけど、そういうことか?

お天気に関してはさっぱりシロウトのおぢ、よくわかりまへんけど連日寒々しておるご当地でござる。

さて、

心の底から寒々とする「安保法案」が国会に提出されましたです。

ネトウヨの皆さまに信者が多いという安倍総理、気色ばって国会答弁しておりますが、国民を小バカにしたような発言で、どうにもこうにも腹が立つ。

サンプルはこの言葉。

「自衛隊の海外派兵はない」

これ、国民を小バカにした発言だとは思いませんか?

派兵がないから、あたかも派遣もないのだ、と勘違いさせようというから呆れます。

「派兵」と「派遣」、一般国民には違いが判りませんけど、自衛隊員を海外の戦闘地域に連れて行くってことだけは間違いない。

官僚さまと政治家がお得意とする、言い換えや誤魔化しで、「国民を煙にまいちゃえ!!」ってことのようだ。

中には「総理が派兵しないと言ってるのだから、海外に自衛隊員が行くことなどない」と勘違いする人も出てくるね。

そんな人には、あとからこう言うのでしょう。

「派兵はしないと言ったけど、派遣しないと言ってない」

これを世間では「詭弁」といいます。

その一方、きのうはこうも申しておる。

「外国領域でも(武力行使の)新3要件を満たすことはありうる」

つまりは、「他国の領域でも条件を満たせば武力行使できる」と言い切っておる。

これまでの専守防衛から、他国での武力行使も可能と申しておるのです。

これじゃぁなんのために戦争放棄の憲法9条があるのかわかりません。

そもそも憲法とは「国家権力を縛る法律」でござる。

国家権力が勝手に何でもかんでもできないように縛るのが憲法。

このニッポンの最高法規を無視して、「海外で武力行使」とはなんじゃらほいって話だ。

ものには順番というものがあるのです。

自衛隊員が海外での戦闘で犠牲になってもいいというのなら、まずは憲法を改正してからだろう。

勝手に憲法の解釈を変えてしまうこの総理と内閣、自分たちを何様と思っておるのか!!

まことに腹立たしい。

自分は安全なところに身を置いて、「自衛隊員は銃弾の飛ぶ海外でガンバレ!!」みたいな連中のいいなりでいいのかこの国は!!


江戸の粋、映画「駆け込み女…」

2015年05月26日 | Weblog

 

午前8時の気温はプラス10度ほどでしょうか?

窓の外に取り付けておる温度計に日差しがじゃんじゃん当たって温度が判りませぬ。

日中は21度まで上がるそうな。

おぢは体がだるく少し風邪気味、おかげで、いつもの時間に起床できませんでした。

参ったなぁ、、、

そんなきのうは、恒例のさかなの買い出しに小樽へ。

ついでといってはなんですが、映画「駆込み女と駆出し男」を観てまいりましたです。

これが予想を大きく裏切る傑作!!

楽しく拝見いたしましたです。

全編を貫いておるのは「江戸の粋」。

これがなんともよろしい。

終了後、爽やか気分で映画館を出ることができる映画なのだ。

たぶん、今年の映画賞を幾つも取ることでしょうね。

ストーリーは、↓で見ていただくのがよろしい。

http://kakekomi-movie.jp/

まずはなんといっても脚本じゃね。

原作は井上ひさしさん、これを七五調でテンポよくセリフにしたあたりが監督で脚本の原田眞人の小気味よさ。

出演者も、樹木木林さんに山崎勉さんのベテランを重厚に配しておってこれまた見事。

今を時めく大人気俳優で、主演の大泉洋さんのせりふ回しも快調なら、満島あかりさんも戸田恵梨香さんも好演しておりましたです。

映像も黒澤映画を彷彿とさせるところもあったりで、これまたよかった!!

2時間半という長い映画でしたけど、ここんとこのニッポン映画の金字塔といってもよろしいような作品。

田舎暮らしで映画を観る機会が少なくなったおぢですが、これは今年大当たりの1本、チョーお勧めでござる。

次に行く予定の「龍三と七人の子分たち」にはたいした期待があって、果たして「駆込み女…」を凌ぐのかが大注目じゃ!!


新電力シェア「高圧」で6.05%に!!

2015年05月25日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス8度。

近くの木々がゆらゆら揺れてますから少し風もあるのでしょう。

お天気は晴れでござる。

窓を開けると、小鳥のさえずりが聞こえて、まことに清々しい。

ウグイスの鳴き声も聞こえますが、まだ上手ではありません。

「ホーケキョ!」とか「ケキョ!」って感じですが、もう少し経つと「ホーホケキョ!」と上手になるのです。

それにしても、朝の気温がプラス8度だも、とても初夏とはいえないような日々でござる。

さて、

風力発電大国の英国で新たなプロジェクトが動き出したそうな。

英仏海峡の洋上で、116基の風力発電だそうな。

その発電能力は400MWで英国の家庭40万世帯分だ。

洋上風力発電は世界の約半数が英国にあるというから、これがさらに増えるということらしい。

この風力発電の良いところは、風きり音などの影響が住民など民家にも及ばないところ。

野鳥がぶつかるバードストライクはあるだろうけどね。

ニッポンならさしずめ津軽海峡あたりが適地ではないのか?

シロウトですからわかりませんがね。

こういうのがドンドコできて来ると夢があって楽しいけれど、ニッポンの現実はというと、あっちこっちで原発再稼動に向けて動き出しておって、さっぱり明るさも楽しさもない。

そんな中、ニッポン国では新電力のシェアが2014年度に5%を超えたそうな。

資源エネルギー庁の「電力調査統計」によると、新電力の販売量は、自由化8年目となる2012年度でもわずか3.53%しかなかった。

しかし、13年度は4.17%、14年度には5.24%へ上昇している。

来年に迫った家庭用小売りの自由化に向けて、ようやくシェアの拡大に弾みがついてきたってことだ。

いまは大規模な工場やオフィス、中小企業や自治体の利用が中心だ。

しかし、来年4月には契約電力50KW未満の「低圧」と呼ばれる家庭や商店が主な利用者となる小売りも自由化。

電気を自由に売り買いできるってとこが、なんとも嬉しい。

14年度に新電力のシェアが大きく伸びたのは「高圧」の市場だという。

6.05%にシェアを拡大しておる。

電気料金の相次ぐ値上げで、中小規模の事業者が新電力にシフトしたためだそうな。

また、全国の自治体が公共施設や学校などの電力調達を「競争入札」に切り替え始めた影響も大きいそうな。

一方、従来の電力会社はというと、販売電力量は減少傾向が続いているそうな。

14年度は、4月を除いて11カ月連続で前年を下回ったという。

年間では3%減少し、まだ自由化していない家庭向けの「電灯」でさえも4%も減ったという。

一般家庭での節電が進んだためだね。

今後も従来の電力会社の需要は減少していくことが予想される。

簡単に値上げする電力会社では、どもこもならんもんね。

電力自由化になれば、一般家庭では1円でも安い新電力にシフトする。

少なくても我が家はソッコーシフトする。

手続きが面倒かどうかは、ひとつポイントにはなるだろうけど、徐々に安い新電力は拡大するだろうね。

資本主義社会では、同じものなら安い方が売れるに決まっておるのです。

コストの高い原発は、経産省がもくろむように、税金や電気料金で「保護政策」を取ることになるのかどうか、そこが今後の見ものなのでござる。


自然エネルギーの割合、スペインは50%!!

2015年05月23日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス15度。

お天気は曇りですが、いきなり暖かでござる。

2014年上半期のエネルギー先進国の総発電量に占める自然エネルギーの割合は、古賀茂明さんによると以下の通りだ。

スペイン50%、イタリア40%、ドイツ30%、フランス20%、英国18%だそうな。

デンマークは風力だけで41%もあるそうだ。

ドイツの風力発電は、14年末で2823万キロワット、原発38基分に相当する規模になっておる。

そのドイツは自然エネルギーを2030年に50%、2050年には80%にする計画だそうな。

ところが、我がニッポン国では、2030年で太陽光と風力で合わせてわずか9%弱だそうな。

原発の過酷事故があったというのに、世界の流れからは大きく出遅れたままだ。

酷くないか???

理由は、「自然エネルギーは高い」「不安定」というプロパガンダだ。

実際には、風力は世界中でコストが下がって、石炭火力よりも安いのだそうな。

太陽光も火力より安くなる国が増えておるそうな。

ニッポンでは「天候に左右され不安定な太陽光と風力は5~19%が限界」といわれておるけれど、これも「神話の世界」だという。

20年も前の欧米で崩壊した神話を、経産省のお役人さまや権力べったりの評論家が旗振って振りまいておるのが我がニッポン国の実情だ。

ヨーロッパで自然エネルギーがドンドコ増えておる理由は、やはり発送電の分離と小売りの自由化だ。

小売りの自由化はニッポンでもようやく来年に迫っておるけれど、発送電分離はまだ先。

しかも、電力会社が発電と送電を事実上所有するといデタラメぶりで、しっかり分離される気配はない。

競争こそが、電気料金を下げる最も手っ取り早い方法だ。

そこが資本主義の良いところだと思う。

けれど、我がニッポン国では、経産省がいかにそれを遅らせるかに心血を注いでおるかのようだ。

政府も、お役人も、国民の方はまるで見ておらんのが、この国の現実らしい。

どもこもならんね!!


「荘子」は「そうじ」と読むそうな…

2015年05月22日 | Weblog

 

午前5時40分気温はプラス8度。

つい先ほどから雨が降りだしております。

西の空は明るいので、止むのかなぁ?

それにしても、寒々とした朝でござる。

薪ストーブに火を入れました。

写真は我が家でドンドコ増えておる「勿忘草」。

高校同期のマドンナからいただいた可憐なお花で、この時期、おぢもハニーさんもたいした癒されるのです。

ところで、

NHK‐Eテレの「100分de名著」という番組をご存知か?

水曜の午後10時と、翌水曜の午前6時と午後零時からの3回放送しておるのです。

おぢはEテレ朝の体操の前に放送しておって初めて知りましたです。

あとは例によって毎週録画でござる。

「難解な1冊の名著を、25分×4回、100分で読み解く」のが番組のテーマだそうで、これがなかなか面白い。

Eテレ侮れませんです。

番組MCは、タレントの伊集院光さんと武内陶子アナウンサーで、今月は「荘子」を放送中でござる。

ゲスト講師は、玄侑宗久さんという作家で臨済宗の住職。

この方がていねいに説明してくれるのです。

まずは「そうし」と習った記憶がありますが、「そうじ」なのだそうな。

で第2回の放送は「受け身こそ最強の主体性」ってことでした。

「どうしたら人は主体的に生きられるか」。

この答え「全てを受け容れたとき人は最も強くなれる」というのです。

つまりは「受け身」を極めることこそ、荘子が説いたことなのだとか。

あれにもこれにも抗って生きてきておるおぢですが、なるほどなぁ~と感心させられましたです。

荘子は、なんでもヘビを尊敬しておるとか。

なんじゃらほい?と思いました。

凸凹の道をそれに沿って動いていくへびには、一見主体性はないけれど、地に足を付けて進んでおる。

凸凹の道を、「まっすぐ進もう」などというところに、主体性の意味などないというのです。

「己を無くしてこそ主体的に生きることができる」ってこと。

個人の幸せというものをどう考えるかという視点に立つと、荘子の思想は欠かせないそうだ。

誰が付けたか分からん道に沿って、ぬるぬる歩いたとしても、主体性が損なわれることなど、ないというのです。

2300年も前に生きた荘子、なんだか凄い。

そんなこんなで、Eテレの「100分de名著」、たいした面白く観ておるのでした。

おぢ一押しのお勧め番組でござる。


「琉神」は一級品のエンターテインメント

2015年05月21日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス7度。

ここんとこの寒さ、どうやら渡辺淳一さんが小説に書いた「リラ冷え」という状態だ。

この言葉、そもそもは札幌在住の俳人が使ったものらしく、これを作家の渡辺淳一さんが小説の題名に使った、ってことらしい。

その小説「リラ冷えの街」は、渡辺さんが1978年に発表したもの。

人工授精で精子を提供した男とその精子を貰った女の不倫劇だそうです。

不肖おぢは読んだことがありませぬ。

教養というもんがないね。

スマンこってす!!

…とここまで書いたところで、トイレに。

今朝はチョー美形9の字のウ〇チを生み落したね。

悪いけど、快腸じゃ!!

昨夜のズンバでたっぷり汗をかいたおかげでしょうか?

きのう日中は、

コープさっぽろの文化鑑賞会「琉神&夏川りみ」があるというので、札幌の教育文化会館ホールに行ってまいりましたです。

夏川りみさんはお馴染み「涙そうそう」のヒットで知られる沖縄出身の歌手。

メインの琉神は、琉球の民族芸能を基にした、舞踊集団とでもいうのでしょうかね。

国内はもとより、海外で活躍するなんだか凄い皆さんでした。

会費が毎月口座から引き落としになっておるから観に行ったようなもんでしたが、期待がなかっただけに振れ幅が大きくて、すっかり感動して帰ってまいりましたです。

出演者全員が、しっかり体を鍛えておるらしい力強い演技に圧倒されましたわ。

舞台の力強さの源は、しっかりしたトレーニングに裏打ちされておるのだろう。

ニッポンよりヨーロッパの方がウケるかもしらん、国際的なエンターテインメントでした。

どこぞで上演する機会がありましたら、必見でござる。

この上演に先立って、ホールのすぐ近くに住んでおる叔母を訪ねましたです。

ご機嫌伺いと共に、駐車させてもらうためです。

この叔母、今年80歳になりますが、これがたいした元気。

つい3日ほど前に鎌倉から戻ってきたそうな。

冬の間は娘や孫の住む鎌倉に家を建て、そこで過ごしておりますが、花の咲く時期になると札幌の自宅に戻ってくるのです。

おぢは貧乏に育ちましたけど、亡くなった母のご親戚は、おカネがあるんだよなぁ~

札幌にいるときは、足が衰え、少しボケた感もあったのですが、いまはすっかり元気な様子でござた。

冬の間は、毎日鎌倉の坂を上ったり下りたりするというのです。

万歩計をつけて1日5000歩は歩くのだそうな。

足腰の衰えは、ボケに直結しますし、逆に足腰を鍛えておれば、各種病気はもとりより心肺機能の維持にも役立つ。

田舎暮らしの最大の弱点は、歩くことが少ないことにある。

ほぼ同年代の真狩村に住む義母より、こと足腰に関しては叔母は比較にならん元気さだ。

ついでながら、毎日朝夕5回づつでいいから「スクワット」するようにアドバイスしてまいりました。

同じく80代超えの黒柳徹子さんは、ジャイアント馬場さんに習ったこのスクワットを毎日50回しておるそうな。

ボケないためにも足腰の強化、しっかりやりましょうね!!

 


「ここまで自分本位の総理は戦後、初めてでしょう」

2015年05月20日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス7度。

スカッと晴れて、清々しい雨上がりの朝でござる。

たいした気持ちがよろしい。

さて、

「安倍首相の政治行動は、他人から称賛されたいという虚栄心、手柄を上げたいという功名心、あるいは“A級戦犯”容疑者だった祖父・岸信介の名誉を回復したいという執念に尽きると思う」

こう申しておるのは、政治評論家の森田実さんだ。

なるほどねぇ~とおぢは思わず唸ってしまったわ。

さらに続けてこうも申しておる。

「一国のリーダーは、国益のために己をむなしくする必要があるのに、安倍首相には国民のためという発想が欠けている。今回の訪米も酷かった。オバマ大統領の歓心を買うために、国益を度外視し、アメリカのために日米ガイドラインを見直し、自衛隊を差し出し、しかも国会での審議はこれからなのに、米国には勝手に成就を約束してしまう。TPP交渉も拙速に進めているし、ここまで自分本位の総理は戦後、初めてでしょう」

「国益のためには己をむなしくする」のは、一国のトップに立つ人間のありようとして当然だけど、安倍総理にはそれが無いというのだ。

「ここまで自分本位の総理は戦後初めてでしょう」とは、昭和一桁の政治評論家森田さんでなければ言えません。

トットと総理を辞めさせないと、この国はあっちこっちの戦争に巻き込まれ、外国旅行ではニッポン人もテロのターゲットだわ。

海外旅行を気楽に楽しめるのも今のうちかなぁ???

こんなことでいいのかニッポン!!

 

 


風力発電2000基(原発3基分)に

2015年05月19日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス10度。

風はないものの、日差しはまるでないのです。

ヤフーの「ピンポイント天気」によるとご当地は午前9時ごろまで弱い雨、午後からも曇りだそうな。

うっとおしいお天気なのでござる。

きのうはというと、しっかり薪運びしたのです。

薪をキャリアーに積んでは、床下に運びました。

スタートが午前10時で、昼食と昼寝に買い物を挟んで、午後5時ごろまで、6回運んだのです。

これで都合18回、運んだことになる。

あと1日の作業で、この冬の暖房用に使う薪の準備は終わりそうでござる。

計4日間、24回キャリアーに積み込んでは床下に積み上げることになるわけだ。

しんどいけれども、夫婦二人で楽しく会話しながらの共同作業は楽しくもあるのです。

さらには、このところ弱ってきた感のある握力を鍛えるにもたいしたよろしい作業でござる。

朝のEテレ体操でも、タオルの端を両手で握って、これを指でたくし上げる運動が週1回加わりました。

加齢でビンの蓋が開けられないとか、ペットボトルの蓋が開けられないのでは、こりゃヤバい。

握力を鍛えることも、脚力を鍛えるのと同様、大事なのでござる。

ところで、

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)によると、ニッポンにおける風力発電の設置数が2000基を突破したそうな。

NEDOはいわゆる独法(独立行政法人)、経産省のお役人さまの天下り先でもありますがね。

この2000基による発電量は294万KWだそうで、これは原発3基分になるそうな。

とはいえ、スペインやドイツなどに比べたら、再生可能エネルギーによる発電はまだまだ少ない。

経産省に言わせると、再エネは「不安定な電力」ってことで、だからなかなか進まないのだ。

また、ニッポンにおける再生可能エネルギーの割合をわずか22~24%としておって、ここが何とも怪しい。

京都大学の諸富徹教授は、IEA(国際エネルギー機関)が「再生可能エネルギーは45%まで受け入れることが可能」だとしており、経産省の目安は「古色蒼然」としておると指摘しておりました。

今朝のNHKマイあさラジオ「社会の見方・私の視点」で申しておったのです。

原発の割合を20~22%にして維持するために、経産省の役人はエンピツを舐め舐め、「数字合わせをした」可能性が大きいのでござる。

諸富教授も経産省が守ろうとしておる原発は「コスト高だ」と断言しておりましたね。

一方再生エネルギーはというと、風力が日本の発電量に占める割合はわずか0.5%しかない。

太陽光も1.0%、水力の8.5%などを合わせた再生エネ全体でも10.7%とスペインの4分の1にすぎないそうだ。

酷いねぇ、、、

ところで、つい先ほどのニュースで、オスプレイがハワイで墜落、一人死亡だそうな。

オスプレイについては、ついこの間も書いたばかり。

フツーのヘリコプターが1機20億円なのにオスプレイは211億円と巨額いうから呆れるのです。

そんな高価なオスプレイを17機も買ってくれるというから、オバマもニコニコ顔で訪米を歓迎したわけだ。

で、これがまたまた墜落しちゃったね。

沖縄県民や配備予定の横田基地住民も、ビクビクじゃ。

アメリカの言いなりになる苦労知らずのお坊ちゃまを、これ以上総理なんぞにしておいていいのか?

そこらあたり、右翼の皆さんもプンプン怒ってはどうなのか???

アメリカへ隷属するなど、右翼の皆さんにとって唾棄すべき、とんでもないことではないのかね?

 


橋下さん、引き際は「とりあえず」あっぱれ!!

2015年05月18日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス1度、ずいぶんと寒い日なのです。

とはいえ久々のスカッと晴れ渡ったお天気で無風。

清々しい山の朝でござる。

我が家の向かいの林では、リスが木から木へ登ったり降りたりと忙しくしておりました。

朝のEテレ体操をしながら、夫婦して眺めておりましたら、なんだか幸せ気分にもなったり。

日中の気温は、ご当地で21度になるというから、ここんとこ続いておった「リラ冷え」も、ようやく解消する気配か。

そんなことで、きょうはゴールデンウイーク前に中断しておったこの冬用の薪の取り込みを再開じゃ。

うだうだ、だらだらと、作業はさっぱり進みませぬが「年寄り半日仕事」を堅持?しておりますゆえ、しようがないことになっておる。

もしきょう中に終えることになると、いよいよ薪割りですが、そこらあたり、半日仕事に加えて生来の怠け者ゆえ、どうなることか…

さて、

世間の耳目を集めておりました「大阪都構想」の是非を問う住民投票、1万票差で廃案となることが決まったそうな。

昨夜は午後9時半には就寝しましたので、つい先ほど知ったのです。

橋下さんは会見でサバサバした表情で「政界引退」を表明したそうな。

ホントだとしたら、ここはまことに潔い。

もっとも、08年の大阪府知事選の際「2000%出馬はない!」と言い切って出馬した男だから「ホンマかいな!!」と世間は思っておる。

ま、おぢなんかは「大阪都構想」と言われても、何が何だかさっぱりわかりませんでしたから、どっちになろうと関係ないような気もしておった。

だけど、さにあらず。

メディアによると、橋下さんが敗れたおかげで、安倍総理の悲願である憲法改正が怪しくなってきたそうな。

橋下さんの政界引退表明によって、参院選以降に総理が狙っておった「改憲戦略」はさらに厳しくなったというわけ。

これはこれで、たいしたいがったね。

先日も書きましたけど、おぢは憲法改正そのもに反対はしませんが、極右のお坊ちゃま総理の下で行なわれる改憲などトンデモナイ!!

…と100回でも200回でも申しておくことにいたします。

 


戦闘経験ゼロの自衛隊

2015年05月17日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス7度。

どんより曇り空のお天気ですがいまは無風。

静かな朝になっております。

耳鳴りは相変わらずの状態で、高くなったり、低くなったり。

日中は辛いのですが、夜はしっかり寝られるところが救いでござる。

それにしても、ある日突然襲ってきたこの耳鳴りが、このまま延々と続くのかと思うと内心クラクラいたします。

長生きする予定でしたが、その可能性もすっかり失せてくるような…

老化ですかねぇ、、、 

さて、

東日本大震災をきっかけに、自衛隊員への応募が増えたのは記憶に新しい。

災害時に身を挺して働く自衛隊員の姿に感動し、被災者から感謝される様子をTVで見て、自衛隊員を目指した方も多いのだと容易に想像できる。

実際、災害現場における自衛隊員の活躍には頭が下がります。

まことに御苦労さんなことで、ケガなどしないよう復興・復旧に貢献していただきたい、と思いましたね。

しかし今回のように、海外での戦闘を想定して、自衛隊に入隊した自衛官はどの程度いるのか?

災害時にも不慮の事故による犠牲者は出るのでしょうが、今度は海外において、実際の戦闘で銃弾に当たって死ぬ可能性も出てきておる。

安倍総理は1600人が死んだと会見で申しておるけれど、外国兵の銃弾に当たって死んだ自衛隊員はゼロでござる。

その一方、今の自衛隊には海外での実戦を前提とした訓練や装備はない、といわれているそうな。

そりゃそうだ。

専守防衛に徹し、こちらから攻撃することはないとしてきたのがニッポンの自衛隊。

ゆえに実戦経験はゼロだ。

防衛省の元幹部も、今回の安保法制が求める海外展開を実行するには「自衛隊は力量不足だ」と認めておるそうな。

そんなこんなで、地球の裏側まで自衛隊員を送り込むには、さらなる防衛費の増額が必要になるのは自明の理。

だけどニッポンの国家予算の実態はどうよ?

溜まりに溜まった国の借金は1000兆円を超えておる。

さらに防衛費を増額するって話かね?

もし増額となれば、削られるのは福祉予算ってのが、想定されるね。

これでは「万骨枯れて国防栄える」ってことにもなる。

経済的弱者や立場の弱い人に優しい国からの大転換でもある。

格差社会のアメリカに、さらに近づくのがニッポン国にとって良いことか?

社員に契約社員に派遣社員、などというわけわかんないシステムによって格差はさらに広がった。

こうして、フリーターや非正規、派遣社員など貧しい若者の就職先として、自衛隊が浮かび上がる可能性もある。

アメリカでプアーホワイトと呼ばれる貧しい白人や黒人が、就職先として軍隊に入るのと一緒の構図ができあがる。

そうではなくて、おぢはヨーロッパ諸国で一般的なように「同一労働同一賃金」の社会を目指すのがよろしいと思うのです。

徴兵制も困るけど、自衛隊がフリーターや非正規、派遣社員など経済的に恵まれない若者の受け皿となるのもいかがなものか。

個人的には、ニッポンが「永世中立」を世界に高らかに謳い上げ、他国の戦争には一切加担せず、そこで徴兵制や軍備増強をするのなら、文句はない。

けど、アメリカの戦争に加担して、自衛隊員が死ぬのではどもこもならん。

繰り返しになりますが、

安倍総理は記者会見でこれまで「自衛隊員が1600人死んでいる」としておったけど、死者の中にひとりでも外国兵の弾に当たって死んだ人がいたか?

政治家のこういう発言を、まやかしと申します。

国民に向け、ていねいにしゃべったとされる「あの気持ちの悪い記者会見」おぢは反吐が出そうだったと申しておきましょう。

 


空気と水で「合成ディーゼル燃料」を生産

2015年05月16日 | Weblog

 

午前6時の気温はプラス7度。

デッキが濡れております。雨が降ったのでしょう。

風がないので、外へ出てもそう寒くは感じませんが、ゴールデンウイーク中のぽかぽか陽気がウソのような寒々した日々が続いておりまする。

さて、

ドイツのアウディが空気と水でつくるディーゼル燃料の生産を開始したという。

このディーゼル燃料は、二酸化炭素と水を高温で合成することで作り出すものだという。

なんだか凄い話で、いきなりビックリだ。

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1505/12/news039.html

今年4月から本格生産を開始しておるというから夢物語ではないような。

とはいえ、コストが実際の軽油と比べてどうか?

ニッポン期待の水素も、いまはまだ高コストってことで、そこらあたり実現へ向け、課題もハードルもあるのですが、どうなんだ?

 


「必ず死者が出る」と元防衛官僚

2015年05月15日 | Weblog

 

午前5時の気温はプラス5度。

曇り空で風があります。肌寒い朝でござる。

昨夜、

小説「櫂」や「陽暉楼」「鬼龍院花子の生涯」で知られる作家、宮尾登美子さんのドキュメンタリー(2010年製作)をBS朝日で再放送しておって、興味深く拝見いたしましたです。

高知で生まれ育った宮尾さんは、晩年お近くの北海道伊達市に住んでおったのですねぇ。

アホなおぢはそんなことさっぱり知りませんでした。

現在伊達市には「宮尾登美子」文学記念館があるそうな。

そんなことも丸きり知らんかった!!

最晩年は高知に戻り、昨年12月に東京で亡くなっております。

「女衒」と「女義太夫」の間に生まれる数奇な運命のお方でした。

夫と満州開拓団として大陸にわたり、敗戦後は高知に戻って農業に従事。

肺結核に罹ったり、2女を生んだけど、酒癖の悪い夫から逃げ出して離婚。

保母をしながら小説を書き、高知新聞の記者と再婚したが、ご本人があれやこれやに手を出して大借金をつくって東京へ。

女性誌のライターをしながら小説を書いたけどさっぱり。

1972年に生家を題材に「櫂」を書いたが、どこも出版してくれず、最後は自費出版。

これが太宰治賞を受賞して、四十代半ばでようやく作家として花開いたのでした。

太宰治賞を受賞するまでは辛い半生ですが、その苦労が作家としての成功にもつながったのでした。

ご本人は「才能のなさに何遍も打ちのめされた」と申しておりましたけど、毎日のように駄文を連ねるおぢとは、どうやらエライ違い。

今度伊達市に行くときは、ぜひこの記念館に行こうと思うのでした。

さて、

太平洋戦争の敗戦から70年、平和国家ニッポンはがらりとその姿を変えることになった。

これを伝える新聞は大きく批判しておらんような。

10%への消費増税を前に、なんとか「軽減税率」を適用してほしい新聞の思惑が透けて見えて、たいした気持ち悪い。

こんなことだからマスコミはマスゴミなどとヤユされる。

TVも報道ステーションは「古賀事件」ですっかりアジャパー。

加えて皆さまのNHKも、トップは総理の意向をそんたくするアンポンタンだもねぇ、、、

マスコミはどこもいいようにコントロールされておる。

再びニッポンの報道は「大本営発表」になるんじゃないかとおぢは危惧しておりまする。

そんな中、毎日新聞ネット版の下記特集が小気味よい。

http://mainichi.jp/shimen/news/20150325dde012010015000c.html

この記事で、2004~09年に内閣官房副長官補として第1次政権時の安倍首相を支えた「旧防衛庁官房長」の柳沢協二さんはこう語っておる。

「自公の合意文書には、すべての法制の大前提として『自衛隊員の安全確保のための必要な措置』が明記されている。ところが『法改正で、隊員に与えられる任務の危険性は格段に高くなる。間違いなく戦死者が出ますよ。矛盾も極まれりで、これが荒唐無稽でなくて何でしょうか』」だそうな。

ほらね!!

シロウトのおぢでさえ、自衛隊の犠牲は避けられないと感じておったら、防衛のプロも「安全確保」は荒唐無稽と批判しておる。

また柳沢さんはこうも申しておる。

「この国は今、戦後初の現実に直面しようとしているのです。政権は戦死者を美化するでしょうが、危地に赴く隊員も、命令を下す指揮官も、安保法制の『非現実』的な想定を納得できるか。そもそも戦後70年の実績を放棄して、日本をそんな国にしてよいのか。根本の議論が欠けたままなんです」

そんなこんなで「根本の論議」がないまま、極右政権が「安保法制」なんぞを進めてよいのかってことだ。

加えてこの先「戦死者を美化」することにもなるんだろ。

そのうちニッポン国民は、とんでもない人間を総理にしてしまったと思い知る事態に直面する。

おぢが生きてる間にそんなことが起きてほしくはないけど、どうよそのあたり???