1995年4月22日の村山聖八段昇段祝賀会、抽選で景品を渡しているシーンである。普段から村山君の写真は残そうと思って撮っていたわけでないので、出てくると懐かしくて見とれてしまう。この頃だったか村山君に色紙や扇子の字を書かせたらうまいので驚いた。「どこかで習ったのか」「いいえ」それにしては師匠の漫画のような文字と違って本格的な味わいがあって不思議だった。
「大局観」いつもそう書いていた。祝賀会の記念品に色紙百枚以上直筆で頼んだことがあって、さすがに悪いので私が乾かしたり落款を押すのを手伝った。途中からうんざり気味だが、書の練習みたいに腕まくりして書いてくれた。
「大局観」いつもそう書いていた。祝賀会の記念品に色紙百枚以上直筆で頼んだことがあって、さすがに悪いので私が乾かしたり落款を押すのを手伝った。途中からうんざり気味だが、書の練習みたいに腕まくりして書いてくれた。