森信雄の写真あれこれ

日々の生活や散歩、旅の写真を掲載しながら、あれこれ思いを語ります。

シンフォニー前の公園

2007-05-17 23:46:28 | 日々の写真
 シンフォニーホール前の公園である。スクスクと伸びたこの樹が植えられたときに、私は大淀に住んでいた。村山聖も近いところに住んでいて、この公園を通って関西将棋会館に向かったものだ。今でも覚えている。この公園を歩いているときだった。「森先生、お話があります」「何や」「弟子を全員、辞めさせて下さい」村山君以外に、誰も棋士になれそうにないときだった。弟弟子のだらしなさが歯がゆかったのだろう。本気だった。
 村山聖は物事を先々に読んでいたのだろうか。将来、私の困る姿が目に浮かんでいたのだだろうか・・
「村山君も含めてか?」そう言うと「ウッ!それは・・」やさしい弟子だった。
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6 コメント

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内藤様 (モリノブ)
2007-05-18 18:19:31
 今は、悔しい気持ちを表に出す、出さないは別として、無理をしない、背伸びをしない傾向にあるみたいです。
 冷静だけれど、物足りなさが残りますね。私の場合の武器は「ひつこさ」ですが、それも好まれない時代です。
 
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ひたむきさ (内藤)
2007-05-18 14:25:50
最近、自分の子供を見ているとあの子には負けたくないという気持ちはあまりないようです。悔しいという気持ちよりもあきらめが先にくるような感じでしょうか。ひたむきさが欲しいものです。
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四国の五右衛門様 (モリノブ)
2007-05-18 08:31:32
 当時は弟子が7,8人いました。それから増田五段、山崎七段、安用寺五段と棋士になりました。
 師匠から引導を渡したことはほとんどないですね。制度上か自ら辞めるケースばかりです。辞めさせたいと思っても、実行はしません。棋士になってほしいということもそうですが(棋士になっても同じです)それ以上に、けなげな人間になってほしいことをいちばん望んでいます。
 強いて言えば、やさしくて強い棋士になってほしいですね。棋士にならなくとも、普通でいてほしい、切に願います。
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ばらーず様 (モリノブ)
2007-05-18 08:23:11
 弟子を冴えなく感じたときに、このときのシーンを思い出します。なかなか真っ直ぐに進むのは難しいですね。
 自問自答、まさにそういう気もします。
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Unknown (四国の五右衛門)
2007-05-18 07:55:25
 師匠としては棋士になってもらいたいし、なれないのなら早く引導を渡さないといけないし。
 師匠の立場もつらいと思うのですが、どうなんでしょう。
 ところで、当時の弟子は一人も棋士になれなかったのでしょうか。
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こんばんわ (ばらーず)
2007-05-18 00:28:01
人生、ふと、けじめをつけたい、一瞬があります。
自分の自己評価と言いますか、その時の決算と言いますか?
 村山九段のこの言葉、実は心の奥深いところで自分の人生、自問自答しているところがあります。
 すいません、この時間一杯飲んでいるので支離滅裂です、おねんねいたします。
 
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