虹梁(こうりょう)の種類です。図のように、繋(つなぎ)虹梁、大(だい)虹梁、二重虹梁があるそうで、海老虹梁があるのは繋虹梁のようです。主に、寺社などの正面入口部分につくられる向背につけられるようです。
素鵞神社(米沢町720)
高低差を曲線でつなぐ海老虹梁としては、たいへんシンプルなかたちです。
香取神社(島田町2042)
そうとう下がっています。こういう形の材を左右にそろえるのは大変でしょう。
日鷲神社(金谷町227)
写真左側を斗栱が支えています。右は木鼻にあわせた唐草模様になっているようです。
駒形神社(黒磯町221)
上の日鷲神社と同じように、向背の傾斜が少ないようで、海老虹梁が向背の屋根に接近しています。
鹿島神社(飯島町734)
これもあまり高さの違いがないようで、形だけの海老虹梁になっているようです。
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