かわらけ(吉田神社 吉沼町176)
神社で御神酒を飲む古来の盃です。境内にある伊勢大々御神楽碑の前に置かれていました。昔は、神社で醸したどぶろくを、素焼きのかわらけで、神事のときに御神酒として飲んだようです。かわらけの「かわら」という言葉は、インドから来たカパーラ(皿、器、皿のこと)が、焼き物一般などをさす言葉になったようです。その後、今の「瓦」をあらわす言葉になったようです。「け」はたぶん、器といった意味なのでしょう。
軍盃(茨城県立歴史館 緑町2-1-15)
戦盃、軍猪口などともいわれたそうですが、兵役を終えたときや、戦勝の記念に作られた盃のようです。水戸の骨董店では見ることができませんでした。興味を持つ人がいなくなったということなのでしょうが、たぶん、いいことなのでしょう。
ぐい呑み(八木沢木工 五軒町3-3-66)
ヒノキの盃のようです。酒販店が、酒を売るだけでなく、こういった酒周辺のものも、もっと力を入れて売ればいいなと思います。
雛人形(護国神社社務所 見川1-2)
ひな飾りは、女児のすこやかな成長を願うために飾られるようです。その中には、弓矢を持った内裏雛を守護する随臣や、酒を飲む諸道具などもあるようです。三つ重ねの盃もその中にありました。
偕楽焼盃(埋蔵文化財センター 塩崎町1064-1)
戦前のもののように見えます。弘道館のある公園内にある、水戸拓を販売している北沢商店では、復元したらしい偕楽焼(七面焼)の盃も売っていたようです。
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