お団子などを描きました。
これも前回と同じ日(3.7)の教室です。
急須の上蓋には桜の花びらが見え、
お花見と関連したモチーフをご準備いただいたようです。
恥ずかしながら“花より団子”を地で行く無粋者、
折角ですので、お団子とお花見について調べてみました。
あまり意識していませんでしたが、どうやら両者には浅からぬ関係があるようです。
webサイト weathernews様などによりますと、
お花見にお菓子を食べるようになったのは、
秀吉が醍醐寺で催した大花見の時代まで遡るとのことで、
この大名たちが食したお菓子が、
江戸時代、庶民にも手頃なお団子になったとのことです。
そして三色団子、色それぞれに季節があるようで、
紅(桜)は春、白(雪)は冬、緑(葉)は夏を指し、
秋がないのは⇒(食べ)飽きない、
あるいは、⇒(団子屋さんの)商いにつながる、
との説もあるそうで、
いかにも日本らしい面白さを感じます。
みたらし団子、御手洗団子と書いて、秀吉より前の後醍醐天皇の時代まで遡るようですが、
小豆団子ともども深追いは止めておきましょう。
今回の絵の主役は、右端の和菓子も含めた団子さん達。
それぞれの質感をどう出すかに心しました。
そして後ろの茶器など、
出しゃばらないように配慮したつもりですが、この抑え加減が難しいところです。
春の桜も楽しいですが、「花より団子」は美味しいです、今度和菓子屋さんで買ってから花見に行こうと思いました。
お団子は柔らかな美味しそうな質感、控えめに取り巻く茶器類の肌さわりまで感じる質感・・・。
古希からの手習い、絵画を趣味としここまでできる、羨ましいです。
団子、和菓子の質感・丸みが見事に描かれ思わず手が伸びそうです。
急須、花瓶・花、皿等も色合いと言い、立体感と言いばっちりですね。
バックの淡い水色が花瓶を上手く浮かび上がらせていると思います。
団子の季節、時代背景勉強になりました。