古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

こだわりの深紅(しんく)色に再チャレンジ

2020-06-29 06:59:56 | 静物(花)

人間誰しも、他人様には理解しがたいかもしれませんが
その人なりに“こだわり”というものがあって、
私の場合もいくつかあるようです。
そのうちの一つが深紅色をした薔薇で、今回もこの色に再チャレンジしてみました。
拙ブログ「恥ずかしながらやっと出ました深紅(らしき)色」(2016.10.3付)で
この色について触れていました。
当時手持ちの絵具だけでこの色を出そうと、数年間もトライしましたが、
なかなか出せずにいました。
そこで、ふと、新たな絵具があるのでは、
と気づき(この気付く遅さが恥ずかしい限りですが)、
とにもかくにもこれを入手、
やっとのことで“深紅らしき色”が出たことを書きました。
ただその時は、その絵具を使って偶然に出たところが大きく、
もう一度その色を出してみろ、と言われても、簡単には出来ない状態でした。

今回水彩紙を変えたのを機に、この色に再チャレンジしてみたくなりました。
新たに別の絵具も入手しました。
偶然出来た前回とは違い、今回は、どういう絵具を、どの程度で混ぜ合わせれば
深紅らしい色がでるか、
少なくとも以前よりは、コントロールできるようになったように思われます。

因みに、グーグル・画像で
“深紅色した薔薇”と入力すると、それはたくさんの写真がでてきます。
“水彩画 深紅色した薔薇”と入力すると、作品としては意外と少ないものしか表示されません。
“油絵 深紅色した薔薇”と入れても、作品としては少ないようです。
(前述の拙ブログ(・・・深紅(らしき)色)は、上の二つに出てきます。)
なぜ少ないか、その理由はわかりませんが、多くの方にとって、深紅色の薔薇は、
絵として描く、その中心対象ではないのかなと思ったり、
そんなことはないだろう、とも思ったりしています。

思えば30数年前、岩手県の花巻市の花屋さんで、
深紅色のバラを入手した時からの
憧れの色ともいうべきものでした。
やっとこの色を自分の絵の中で・・・
独り自己満足している次第であります。
どうぞ、お笑いあれ。

新しい水彩紙、発色もぼかしもよさそうです。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年はごく近場のアジサイを... | トップ | 鵜篝火 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mori)
2020-06-29 07:16:23
一言に紅と言っても本当に色々幅だとか、深見とかありますよね。その中のある部分にこだわりがあり、それを再現しようと求める姿、まるで求道者の様です。しかも長年の成果でそれがコントロールできるようになったとは凄いですね。この作品はうっすらと描かれた葉の中に鮮やかな深紅の薔薇がほがらかに笑いかけている様に感じました。
返信する
Unknown (サガミの介)
2020-06-29 08:17:46
ああ~綺麗なバラの絵、と思って見せてもらったのですが、コメントで知る深い想いをもってじっくり見させてもらうと、その新鮮な質感、陰影などの技術だけでない想いのこもった深い紅に作者の人となりを感じました。
「こだわり」の素晴らしい面を認識した次第です。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

静物(花)」カテゴリの最新記事