つい先日マンション前の公園入口で、水仙が数輪咲いているのを見かけました。
この水仙を少しばかり群生させ、春霞のなか、残雪バックの野道仕立てで描いてみました。
春告〇と書いて、“はるつげ”と呼ばせる、何とも粋な表現。
春告鳥は鶯、
春告魚は鰊（ニシン）（鰆（サワラ）ではなく）、
そして春告花は水仙といきたいところですが、こちらは梅とのことです。
でもこの水仙は春より更に前に、「雪中花」というこの花固有の異名をもらい、
伍代夏子さんには「雪中花」という歌まで歌ってもらっています。
その歌詞の中にもありますが、
冬の風雪に耐え、けなげにも凛として咲く姿が人をひきつけるのでしょう。
絵としては主役の水仙をクローズアップさせる案もありましたが、
ついつい舞台装置が多くなり、上掲のようになってしまいました。
（左奥、遠慮気味の紅白は、同じ春告花から外れた桃のつもりです。）
一昨日やっと「安倍晋三 回顧録」が届きました。
まず表紙はいい笑顔です。
あれだけバカな野党やメデイアから罵倒されながら、怒って感情に走ることもなく、
ユーモアさえ入れながら応対されていました。
目次を見れば、この回想録で言いたい意図が分かります。
やや小さい文字サイズでの465ページ、ワクワクしながら読み始めたところです。
公園入口の水仙を見てここまでの風景を絵に具現できるということに感心します。
色と言い、空、山、田、家、紅白の梅、家の周りの林等々のバランスが又素晴らしいですね。早春の雰囲気満載です。
言われるとおり、水仙は寒い時も頑張って咲いていて、ウォーキング中も随分元気を貰います。
家内が大好きな花なので折に触れ、切り花して居間などに飾り、その立ち姿と香りを楽しんでいます。
作品は、畑の両側に群生する水仙、背景に雪をかぶった山並み、遠くに佇み見える農家と春を告げる梅の花、日本人なら誰でも納得する田舎の原風景です。
これぞ癒しの作品と思いました。