古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

白いレース付き青い服着たフランス人形(教室にて)

2023-05-15 06:59:24 | 静物(彫像・置物・人形など)
先月の教室(新百合絵画研究会)のモチーフです。
白いレース付きの青い服を纏った、それは立派なお人形さんをご準備いただいていました。

透明で白いレース模様をどう表現するかが大きなテーマです。
描き方は色々あると思いますが、
私は、マスキングインクを使って白い部分を残す方法にチャレンジしてみました。

一見、ゴチャゴチャした複雑な模様ですが、一定の流れのようなものはあるようです。
この模様を使ってのフンワリ感、悩ましいことではありますが、
チャレンジのし甲斐もあると感じました。
このレース部分だけでもほぼ丸2日を。

また白いレースの透明感を出すために、
レース全体に白の透明水彩絵の具を薄っすらと乗せるとともに、
レースの左右両端 白い線の空いた部分には、
バックの色を(意識的にしかし目立たないように)入れております。

神経を使ったのはやはり目。
淡・濃の青を、そして最後にガッシュ(白の不透明)でハイライトという手順です。
この目の部分は狭すぎて、さすがに虫眼鏡(拡大鏡?)を使いました。
でも哀しきかな!情けなや!老眼鏡に虫眼鏡、これが焦点を合わせるのは結構難しく、
別の紙で焦点合わせの練習を積み、本作に臨んだことでした。

青い服を着た人物としては、前に、
「伏し目がちな少女(人形)」(2017.12.18付拙ブログ)、
模写:フェルメールの「手紙を読む青衣の女」(2020.8.31付)
を描いたことがあり、それらを思い出しながらの作業でした。
こちらもお開き頂ければ嬉しいです。

拙ブログ、所要により来週月曜日(5.22)は休み、再来週(5.29)からアップさせていただきます。







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2 コメント

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Unknown (mori)
2023-05-15 07:17:14
見た瞬間、「おっ、可愛いい」と思いました。
高価な人形なんでしょうね。
それを見事に描かれていると思います。
目鼻だち、髪の毛、ホホの色、口元どれをとっても可愛いいですね。顔だけで見ると人形とは思えません。
白のレースは大変だったと思います。これだけの模様を更に透けて見えるように描く訳ですから。でもとても繊細に丁寧に描かれていると思います。
バックの色合いもばっちりですね。
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Unknown (サガミの介)
2023-05-15 07:19:36
うわ~~っ、これ皆描いたもの?
とても可愛らしいお人形さん、帽子も洋服も、髪形、お顔、表情、特に生き生きした目、瞳などなど・・・思わずエクセルにコピーして拡大して拝見しました。
瞳は説明通りの工夫と苦労が滲んでいます、こんな複雑なレース模様描くことができるんですね。
レース描くだけで2日、そうなんですね。
趣味とはいえ傘寿を過ぎた作者の作品に向かい合う心意気を強く感じます。
元気をもらいました、ありがとうございます。
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