古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

藪の中のカラスウリ

2010-11-04 07:23:36 | 風景(全体)
裏山のカラスウリが色づき始めました。
藪(やぶ)などの、ほかの草木に絡んで成長するようです。

このカラスウリ、たしかに、秋の日差しを浴びれば鮮やかな色を発しています。

しかし私はむしろ、母なる藪のなかで、
ひっそりと隠れているようにも見える、その熟れ姿に、
何ともいえぬ風情を感じます。
遠慮のなかの存在感というか・・・。

丁度今頃は、実(み)は橙色や赤色のものあり、
パンパンに張ったものあり、既に凋みかかったものあり。

また、葉や蔓や周りの草木も、緑が残ったり、枯れかかったり、

いやいや藪の奥の方は、枯れ木、枯れ草で一杯だったり・・・。


こういう雰囲気を大事にしながらの、一枚のつもりです。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とみこ)
2010-12-02 20:21:46
私もこの秋このカラスウリを描いてみました。この絵を見るとすごい観察力で表現しているなと感心しました。うまい。
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Unknown (キンジ)
2010-11-05 09:46:12
これ正式名は「カラスウリ」 (いんごいんご?)なんの役に立つたかなー。食べた記憶はないし、アカギレの手に塗った薬草の記憶もないなー。 しかし柿の色と同じく「秋」感じさせますね。 背景の枯植物の状態が前々く海・河と同じ手法で少し丁寧さが・・・。

「秋」を楽しみましょう。 今日は栗の皮剥き。テレビばかりみているなら・・・と。
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視点 (mori)
2010-11-04 09:21:56
何時ものことながら、視点の鋭さに感心します。殆どの事を見過ごしている自分とはやはり感性が違うのでしょう。カラスウリの赤みと藪の懐と言うか奥が、のぞいてみたいような限りない深みを感じさせます。
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