なんとかなるさ

適当に思ったこと、勉強したことを書こうと思います。

別れの季節

2008-03-30 01:30:58 | プライベート
今月いっぱいで勤務が終了する。あと一日を残すのみである。今週は火曜日から金曜日の利用者さんと最後のお別れの挨拶をしてきた。
感動の雨嵐かと思いきや、案外あっさりとしたものだった。
正直、利用者さん方の年齢を考えれば、再び会える可能性は高くない。
先生じゃないとダメなんです、と言ってほしい気持ちも少なからずあったけど、学校に行くという理由は思いの外、説得力があり、それなら仕方ない、頑張ってねと逆に応援してくれて、こっちが励ましの言葉をいただいてしまった。
技術はまだまだ未熟だし、考え方も確立してない中で、数人の利用者さんにはとても気に入っていただき、喜んでもらえた。素直に嬉しく思う。反面、もうちょっと良くしてあげられたんじゃないかとも思う。でも今の自分の頭では、具体的な方法が浮かばない。まだまだ引き出しが少ないからだろう。
でも、利用者さんがこんな未熟なセラピストを気に入ってくれたのは、決して技術だけではないと思う。学生のときにも、少し感じたことだけど、実習のとき、なぜか担当セラピストつまりバイザーより実習生の方が患者さんに気に入られることが時々ある。教科書をかじったくらいの学生の方がである。なぜ?
たぶん、患者さんから見れば、学生の方が自分のことをひたすら考えてくれるからじゃないかと思う。
リハビリに限らず医療には、技術はもちろん必要だが、技術だけでは成り立たない。
どんなに経験を積んだとしても、技術だけのセラピストにならないようにしたい。